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公開番号2025142807
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-01
出願番号2024042378
出願日2024-03-18
発明の名称食品用シート、容器及び電子レンジ加温用容器
出願人三菱ケミカル株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類B65D 81/34 20060101AFI20250924BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】簡便な方法で、電子レンジによる加熱調理で、冷温状態が好ましい食品を収容する空間の加熱を選択的に抑制すること。
【解決手段】本発明は、蓄熱性ポリウレタン(A)およびフェライト(B)を含有する、食品用シートに関する。
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
蓄熱性ポリウレタン(A)およびフェライト(B)を含有する、食品用シート。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
前記蓄熱性ポリウレタン(A)が、0~100℃に発熱ピーク温度を有する、請求項1に記載の食品用シート。
【請求項3】
前記蓄熱性ポリウレタン(A)の融解エンタルピーが30~150J/gである、請求項1に記載の食品用シート。
【請求項4】
前記蓄熱性ポリウレタン(A)が、イソシアネート基含有芳香族系化合物に由来する構造単位(a1-1)を有する、請求項1に記載の食品用シート。
【請求項5】
前記蓄熱性ポリウレタン(A)が結晶性ポリオールに由来する構造単位(a2-1)を有する、請求項1に記載の食品用シート。
【請求項6】
前記結晶性ポリオールに由来する構造単位(a2-1)がポリアルキレンエーテルグリコールに由来する構造単位(a2-2)である、請求項5に記載の食品用シート。
【請求項7】
前記フェライト(B)がマンガンを含むフェライトである、請求項1に記載の食品用シート。
【請求項8】
前記食品用シートにおける、前記蓄熱性ポリウレタン(A)の含有量に対する前記フェライト(B)の含有量の質量基準の比率(前記フェライト(B)の含有量/前記蓄熱性ポリウレタン(A)の含有量)が、10/90~90/10である、請求項1に記載の食品用シート。
【請求項9】
前記イソシアネート基含有芳香族系化合物に由来する構造単位(a1-1)の平均官能基数が2.1以上である、請求項4に記載の食品用シート。
【請求項10】
前記蓄熱性ポリウレタン(A)が、イソシアネート基含有芳香族系化合物に由来する構造単位(a1-1)と結晶性ポリオールに由来する構造単位(a2-1)を有し、前記イソシアネート基含有芳香族系化合物に由来する構造単位構造単位(a1-1)と前記結晶性ポリオールに由来する構造単位(a2-1)の総量に対し、前記結晶性ポリオールに由来する構造単位(a2-1)の質量分率が50質量%以上99質量%以下である、請求項1に記載の食品用シート。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、食品用シート、容器及び電子レンジ加温用容器に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
コンビニエンスストアやスーパーなどでは、ひとつの容器に複数の食品が入った弁当や惣菜が多く売られている。こういった複数の食品が入った容器は、電子レンジを用いて加熱し、温められることが多いが、本来は加熱を避けたいサラダやフルーツ等も一緒に温められてしまっていた。
そこで、電子レンジにより複数の食品を含む容器を加熱する際に、選択的に非加熱部分を作る方法が知られている。
【0003】
特許文献1では、金属フィルムを含む積層フィルムを使用したマイクロ波シールド用フィルムを有する容器または袋が開示されている。該フィルムを使用した容器または袋に冷温状態が好ましい食品を入れることで、電子レンジによる加熱の際に、マイクロ波が積層フィルムの金属フィルムによって遮断される。そのため、内部の冷温状態が好ましい食品には、マイクロ波によるレンジ加熱がほとんど行われず、冷温状態を保つことができる。
【0004】
特許文献2では、要加熱食品を収容する加熱区画と、加熱不要な食品を収容する非加熱区画を有する加熱用弁当容器が開示されている。非加熱区画を、電磁波遮蔽材料を含む遮蔽体により包含することで、非加熱区画の電子レンジによる加熱を避けることができる。電磁波吸収材料としては、アルミニウム粉末が使用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2015-016906号公報
特開2008-207825号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載の方法では、冷温状態が好ましい食品をマイクロ波シールド用フィルムを有する容器に入れたものを、弁当箱に入れる。そのため、非加熱用の容器を別途製造する必要や、マイクロ波シールド用フィルムを有する容器を用いて冷温状態が好ましい食品を別途包装する必要がある。
【0007】
特許文献2に記載の方法でも、食品を収容した容器本体に、電磁波遮蔽材料を含む遮蔽体を装着する必要がある。そのため、容器本体とは別に、非加熱用の遮蔽体を製造する必要があり、さらに容器本体は、遮蔽体によって外側から包み込めるように選択、製造する必要があるため、製造上の手間やコストを要する懸念があった。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、前記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、ポリウレタンおよびフェライトを含有する食品用シートが、上記課題を解決できることを見出した。
【0009】
本発明の態様1は、蓄熱性ポリウレタン(A)およびフェライト(B)を含有する、食品用シートである。
【0010】
本発明の態様2は、態様1の食品用シートにおいて、前記蓄熱性ポリウレタン(A)が、0~100℃に発熱ピーク温度を有する、食品用シートである。
(【0011】以降は省略されています)

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