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公開番号2025140770
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-29
出願番号2024040343
出願日2024-03-14
発明の名称生産計画システム、生産計画方法及びプログラム
出願人日本電気株式会社,NECプラットフォームズ株式会社
代理人個人,個人
主分類G06Q 50/04 20120101AFI20250919BHJP(計算;計数)
要約【課題】部品の欠品を考慮しつつ、生産計画に基づいた現実に生産可能な生産台数を算出する方法を提供する。
【解決手段】生産計画システムは、製品の生産計画に対して前記製品を構成する部品の納入見込みにより生産可否を分類する手段と、過去に立案した生産計画について、前記生産計画において計画された生産台数に対して、前記部品の欠品によって生産できなかった生産台数の影響を分析することにより、計画された生産台数に対して実際に生産可能な生産台数の割合を示す欠品リスク率の予測値を算出する手段と、前記生産可否の分類にて、生産不可と分類された生産台数に対して、前記欠品リスク率の予測値を乗じることにより、生産可能と見なせる生産台数を算出する手段と、を備える。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
製品の生産計画に対して前記製品を構成する部品の納入見込みにより生産可否を分類する手段と、
過去に立案した前記生産計画において計画された生産台数に対して、前記部品の欠品によって生産できなかった生産台数の影響を分析することにより、前記計画された生産台数に対して実際に生産可能な生産台数の割合を示す欠品リスク率の予測値を算出する手段と、
前記生産可否の分類にて、生産不可と分類された生産台数に対して、前記欠品リスク率の予測値を乗じることにより、生産可能と見なせる生産台数を算出する手段と、
を備える生産計画システム。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記生産可否を分類する手段は、納入が確定している前記部品を用いて生産が可能な前記製品を生産可能と分類し、納入が未確定な前記部品を用いて生産される予定の前記製品を生産不可として分類する、
請求項1に記載の生産計画システム。
【請求項3】
前記欠品リスク率の予測を算出する手段は、
過去に立案した生産計画に対して、前記部品の欠品の影響で生産できなかった生産台数の実績値から、過去の前記欠品リスク率の平均を算出し、
周期的に発生する前記部品の欠品の影響を考慮した前記欠品リスク率を算出し、
前記部品の欠品に影響する事象が存在する場合、当該事象による前記欠品リスク率の変化を示す突発変動率を算出し、
過去の実績に基づいて前記欠品リスク率の時系列の推移を算出する、
請求項1または請求項2に記載の生産計画システム。
【請求項4】
前記欠品リスク率の予測を算出する手段は、
過去に立案した前記生産計画毎の前記欠品リスク率を時系列に並べて、当該欠品リスク率の推移を近似する1次式の傾きを前記欠品リスク率の変動率として算出し、
部品発注時にサプライヤから提示された納期に対する延伸された日数より延伸率を算出し、
過去に立案した前記生産計画毎に前記部品のリードタイムの最短日から現在までの前記欠品リスク率を時系列に並べて、当該欠品リスク率の推移を近似する1次式の傾きを直近変動率として算出し、
前記欠品リスク率の予測値を、時間を変数とし、前記欠品リスク率の変動率と、前記延伸率と、前記直近変動率と、の和を前記変数の係数とし、前記欠品リスク率の平均と、前記周期的に発生する前記欠品リスク率と、前記突発変動率と、の和を定数項とする1次式により算出する、前記欠品リスク率の予測式を算出することにより、前記欠品リスク率の時系列の推移を算出する、
請求項3に記載の生産計画システム。
【請求項5】
前記生産台数を算出する手段は、
前記1次式により算出される前記欠品リスク率を乗じることにより、前記生産可能と見なせる生産台数を算出する、
請求項4に記載の生産計画システム。
【請求項6】
コンピュータにより実行される生産計画方法であって、
製品の生産計画に対して前記製品を構成する部品の納入見込みにより生産可否を分類するステップと、
過去に立案した前記生産計画において計画された生産台数に対して、前記部品の欠品によって生産できなかった生産台数の影響を分析することにより、計画された生産台数に対して実際に生産可能な生産台数の割合を示す欠品リスク率の予測値を算出するステップと、
前記生産可否の分類にて、生産不可と分類された生産台数に対して、前記欠品リスク率の予測値を乗じることにより、生産可能と見なせる生産台数を算出するステップと、
を有する生産計画方法。
【請求項7】
コンピュータに、
製品の生産計画に対して前記製品を構成する部品の納入見込みにより生産可否を分類するステップと、
過去に立案した前記生産計画において計画された生産台数に対して、前記部品の欠品によって生産できなかった生産台数の影響を分析することにより、計画された生産台数に対して実際に生産可能な生産台数の割合を示す欠品リスク率の予測値を算出するステップと、
前記生産可否の分類にて、生産不可と分類された生産台数に対して、前記欠品リスク率の予測値を乗じることにより、生産可能と見なせる生産台数を算出するステップと、
を実行させるプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、生産計画システム、生産計画方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
サプライチェーンの維持・管理のため、顧客納期を遵守し、事業利益を最大化することが求められている。しかし、顧客からの要求数や製品種の多様化が進み、生産計画に関する業務において、生産時間の一定化や納期毎に棚卸を引き付けて持つことが難しく、無駄な棚卸や生産コストが発生してしまうことが多い。
【0003】
特許文献1には、製品の製品の生産要求情報と部品表情報と各部品の在庫および入庫予定に関する情報を受け付け、製品の生産計画を立案する際、生産不可能分がある場合には、生産要求情報で指定された日付以降の日付に生産不可能分を新規必要数として設定して生産計画を立案する生産計画立案システムが開示されている。特許文献1の技術によれば、顧客の要求に対する生産の可否だけでなく、最大何台まで製造可能かを算出することができる。また、特許文献2には、工場の生産能力に合わせて、各日の生産を分散する平準化処理を行って生産計画を立案する生産計画システムが開示されている。
【0004】
一般的に、生産計画の立案において、生産に必要な部品が入手可能な前提で顧客納期を遵守した生産計画を立案することが多い。しかしながら、例えば、昨今の半導体逼迫のように、サプライヤから部品調達を行う際に、生産着手する直前で部品納期が延伸する可能性がある。このような場合、部品が不足し、生産計画を立案しても計画した生産台数を生産することができなくなり、手配済みリソースの無駄等が発生してしまう。特許文献1、2にも部品の欠品を考慮して現実に生産可能な生産台数を見積もることについては開示がない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2006-072781号公報
特開2002-268726号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
部品の欠品を考慮しつつ、生産計画に基づいた現実に生産可能な生産台数を算出する方法を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様によれば、生産計画システムは、製品の生産計画に対して前記製品を構成する部品の納入見込みにより生産可否を分類する手段と、過去に立案した前記生産計画において計画された生産台数に対して、前記部品の欠品によって生産できなかった生産台数の影響を分析することにより、計画された生産台数に対して実際に生産可能な生産台数の割合を示す欠品リスク率の予測値を算出する手段と、前記生産可否の分類にて、生産不可と分類された生産台数に対して、前記欠品リスク率の予測値を乗じることにより、生産可能と見なせる生産台数を算出する手段と、を備える。
【0008】
本開示の一態様によれば、生産計画方法は、コンピュータにより実行される生産計画方法であって、製品の生産計画に対して前記製品を構成する部品の納入見込みにより生産可否を分類するステップと、過去に立案した前記生産計画において計画された生産台数に対して、前記部品の欠品によって生産できなかった生産台数の影響を分析することにより、計画された生産台数に対して実際に生産可能な生産台数の割合を示す欠品リスク率の予測値を算出するステップと、前記生産可否の分類にて、生産不可と分類された生産台数に対して、前記欠品リスク率の予測値を乗じることにより、生産可能と見なせる生産台数を算出するステップと、を有する。
【0009】
本開示の一態様によれば、プログラムは、コンピュータに、製品の生産計画に対して前記製品を構成する部品の納入見込みにより生産可否を分類するステップと、過去に立案した前記生産計画において計画された生産台数に対して、前記部品の欠品によって生産できなかった生産台数の影響を分析することにより、計画された生産台数に対して実際に生産可能な生産台数の割合を示す欠品リスク率の予測値を算出するステップと、前記生産可否の分類にて、生産不可と分類された生産台数に対して、前記欠品リスク率の予測値を乗じることにより、生産可能と見なせる生産台数を算出するステップと、を実行させる。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、生産計画に基づきつつ、部品の欠品を考慮した生産可能な生産台数を算出することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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