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公開番号
2025141558
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-29
出願番号
2024041557
出願日
2024-03-15
発明の名称
鞍乗型車両の端子保護構造
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B62J
45/00 20200101AFI20250919BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】制御装置の端子部を保護することができ、そして、延いてはエネルギー効率の改善に寄与する。
【解決手段】鞍乗型車両1の端子保護構造は、鞍乗型車両1の後輪3及び後輪3を駆動する電動機50を車体フレーム5に対して揺動可能に支持する揺動支持軸25と、揺動支持軸25の前方に配置され、車両上下方向の上側に端子部63を有し、電動機50を制御する制御装置9と、後輪3を覆い、車体フレーム5に固定されるリヤフェンダ70と、リヤフェンダ70と制御装置9との間に配置され、端子部63の下方から後方に延びるスプラッシュガード80と、を備える。スプラッシュガード80の下端は、端子部63よりも車両上下方向の下側に配置される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
鞍乗型車両(1)の後輪(3)及び前記後輪(3)を駆動する電動機(50)を車体フレーム(5)に対して揺動可能に支持する揺動支持軸(25)と、
前記揺動支持軸(25)の前方に配置され、車両上下方向の上側に端子部(63)を有し、前記電動機(50)を制御する制御装置(9)と、
前記後輪(3)を覆い、前記車体フレーム(5)に固定されるリヤフェンダ(70,270)と、
前記リヤフェンダ(70,270)と前記制御装置(9)との間に配置され、前記端子部(63)の下方から後方に延びるスプラッシュガード(80,280)と、を備え、
前記スプラッシュガード(80,280)の下端は、前記端子部(63)よりも前記車両上下方向の下側に配置される、
鞍乗型車両の端子保護構造。
続きを表示(約 970 文字)
【請求項2】
前記スプラッシュガード(80,280)は、車両側面視で前記後輪(3)の車軸と前記端子部(63)の中心とを結ぶ仮想線(J)を遮る、
請求項1に記載の鞍乗型車両の端子保護構造。
【請求項3】
前記制御装置(9)を保持するハンガー部材(90,290)を更に備え、
前記スプラッシュガード(80,280)は、前記ハンガー部材(90,290)に支持される、
請求項1又は2に記載の鞍乗型車両の端子保護構造。
【請求項4】
前記車両上下方向の下側にバッテリ端子(103)を有する蓄電池(100)を更に備え、
前記スプラッシュガード(80,280)は、前記バッテリ端子(103)よりも前記車両上下方向の下側に配置される、
請求項1又は2に記載の鞍乗型車両の端子保護構造。
【請求項5】
前記リヤフェンダ(70)は、前記車体フレーム(5)に支持されるフェンダ支持部(72)を備え、
前記スプラッシュガード(80)の前部は、前記ハンガー部材(90)に支持され、
前記スプラッシュガード(80)の後部は、前記リヤフェンダ(70)の前端を上方から覆い、前記フェンダ支持部(72)によって支持される、
請求項3に記載の鞍乗型車両の端子保護構造。
【請求項6】
前記ハンガー部材(290)は、前記ハンガー部材(290)の上端側にクロスパイプ(291)を備えるとともに、前記ハンガー部材(290)の中央側に中部支持部(297)を備え、
前記スプラッシュガード(280)は、前記クロスパイプ(291)から前記中部支持部(297)にかけて掛け渡される、
請求項3に記載の鞍乗型車両の端子保護構造。
【請求項7】
前記スプラッシュガード(280)は、前記クロスパイプ(291)を上方から覆い、
前記リヤフェンダ(270)の一部は、車両側面視で前記クロスパイプ(291)の中心よりも下方に延びた後、前記クロスパイプ(291)の直近で上方に曲がり、前記スプラッシュガード(280)と共に前記クロスパイプ(291)を上方から覆う、
請求項6に記載の鞍乗型車両の端子保護構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、鞍乗型車両の端子保護構造に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、低炭素社会又は脱炭素社会の実現に向けた取り組みが活発化し、車両においてもCO
2
排出量の削減やエネルギー効率の改善のために、電動化技術に関する研究開発が行われている。
例えば、特許文献1には、後輪を駆動する電動モータと、電動モータを制御するモータコントロールユニットと、を備えた鞍乗型電動車両が開示されている。この車両では、モータコントロールユニットを後輪の前方に配置した構造とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-15904号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これに対し、電動化技術に関する技術においては、制御装置の端子部を外部要因から効果的に保護することが課題である。
【0005】
本願は上記課題の解決のため、保護部材を用いて後輪や車両前方からの水撥ねに対して制御装置の端子部を保護することを目的としたものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題の解決手段として、本発明の態様は以下の構成を有する。
(1)本発明の態様に係る鞍乗型車両の端子保護構造は、鞍乗型車両(1)の後輪(3)及び前記後輪(3)を駆動する電動機(50)を車体フレーム(5)に対して揺動可能に支持する揺動支持軸(25)と、前記揺動支持軸(25)の前方に配置され、車両上下方向の上側に端子部(63)を有し、前記電動機(50)を制御する制御装置(9)と、前記後輪(3)を覆い、前記車体フレーム(5)に固定されるリヤフェンダ(70,270)と、前記リヤフェンダ(70,270)と前記制御装置(9)との間に配置され、前記端子部(63)の下方から後方に延びるスプラッシュガード(80,280)と、を備え、前記スプラッシュガード(80,280)の下端は、前記端子部(63)よりも前記車両上下方向の下側に配置される。
この構成によれば、スプラッシュガードの下端が制御装置の端子部よりも上側に配置される場合と比較して、制御装置が地面近くに配置される場合でも、粉塵や水等の外部因子の影響を受けにくい。したがって、制御装置の端子部を保護することができる。
【0007】
(2)上記(1)に記載の鞍乗型車両の端子保護構造では、前記スプラッシュガード(80,280)は、車両側面視で前記後輪(3)の車軸と前記端子部(63)の中心とを結ぶ仮想線(J)を遮ってもよい。
この構成によれば、後輪の跳ね上げから制御装置の端子部を保護することができる。
【0008】
(3)上記(1)又は(2)に記載の鞍乗型車両の端子保護構造では、前記制御装置(9)を保持するハンガー部材(90,290)を更に備え、前記スプラッシュガード(80,280)は、前記ハンガー部材(90,290)に支持されてもよい。
例えば、電動車両では組立工数削減のため、電動機と制御装置とを小組しておくことが1つの解決策として挙げられる。
この構成によれば、制御装置を保持するハンガー部材にスプラッシュガードを小組しておくことができる。これにより、小組ラインで組立可能となるため、製造工数の削減に寄与する。
【0009】
(4)上記(1)から(3)の何れかに記載の鞍乗型車両の端子保護構造では、前記車両上下方向の下側にバッテリ端子(103)を有する蓄電池(100)を更に備え、前記スプラッシュガード(80,280)は、前記バッテリ端子(103)よりも前記車両上下方向の下側に配置されてもよい。
この構成によれば、スプラッシュガードがバッテリ端子よりも上側に配置される場合と比較して、バッテリ端子が地面近くに配置される場合でも、粉塵や水等の外部因子の影響を受けにくい。そのため、バッテリ端子を保護することができる。加えて、スプラッシュガードにより、バッテリ端子に接続されるバッテリケーブル等への被水抑制に寄与する。また、このバッテリケーブルから滴って制御装置の端子部に到達することを抑えることができる。
【0010】
(5)上記(3)に記載の鞍乗型車両の端子保護構造では、前記リヤフェンダ(70)は、前記車体フレーム(5)に支持されるフェンダ支持部(72)を備え、前記スプラッシュガード(80)の前部は、前記ハンガー部材(90)に支持され、前記スプラッシュガード(80)の後部は、前記リヤフェンダ(70)の前端を上方から覆い、前記フェンダ支持部(72)によって支持されてもよい。
この構成によれば、ハンガー部材及びフェンダ支持部によってスプラッシュガードを支持することができる。また、スプラッシュガードの後部を、ハンガー部材とは別の支持部で支持することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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