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公開番号2025143869
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-02
出願番号2024043339
出願日2024-03-19
発明の名称通信装置、通信方法及び通信プログラム
出願人日本電気株式会社,NECプラットフォームズ株式会社
代理人個人
主分類H04L 7/00 20060101AFI20250925BHJP(電気通信技術)
要約【課題】スレーブ装置におけるパケットの受信時刻及び送信時刻を把握することが可能な通信装置、通信システム、通信方法及び通信プログラムを提供すること。
【解決手段】PTP通信プロトコルに準拠した通信を行うスレーブ装置として機能する通信装置は、PTP通信プロトコルに準拠した通信を行うマスタ装置が送信したパケットに対し、スレーブ装置がパケットを受信した時刻を示す受信時刻情報を付加する受信時刻付加部と、受信時刻付加部によって受信時刻情報が付加されたパケットを送信する送信部とを備える。
【選択図】図13
特許請求の範囲【請求項1】
PTP(Precision Time Protocol)通信プロトコルに準拠した通信を行うスレーブ装置として機能する通信装置であって、
前記PTP通信プロトコルに準拠した通信を行うマスタ装置が送信したパケットに対し、前記スレーブ装置が前記パケットを受信した時刻を示す受信時刻情報を付加する受信時刻付加部と、
前記受信時刻付加部によって前記受信時刻情報が付加されたパケットを送信する送信部と
を備えた、通信装置。
続きを表示(約 2,300 文字)【請求項2】
前記送信部は、第1の送信部であり、
前記マスタ装置に対し、応答を要求する要求パケットを送信する第2の送信部と、
前記第2の送信部が前記要求パケットを送信した時刻を示す送信時刻情報を取得する送信時刻取得部と、
前記第2の送信部が送信した前記要求パケットに対する応答パケットを受信した場合に、前記送信時刻取得部が取得した送信時刻情報を、前記応答パケットに付加する送信時刻付加部と、
前記送信時刻付加部によって前記送信時刻情報が付加された応答パケットを送信する第3の送信部と
を備えた、請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
前記受信時刻情報が付加されるパケットは、前記マスタ装置が送信したSYNCパケット及びFollow_Upパケットの少なくとも一方である、請求項1又は2に記載の通信装置。
【請求項4】
PTP通信プロトコルに準拠した通信を行うスレーブ装置として機能する通信装置であって、
前記PTP通信プロトコルに準拠した通信を行うマスタ装置に対し、応答を要求する要求パケットを送信する送信部と、
前記送信部が前記要求パケットを送信した時刻を示す送信時刻情報を取得する送信時刻取得部と、
前記送信部が送信した前記要求パケットに対する応答パケットを受信した場合に、前記送信時刻取得部が取得した送信時刻情報を、前記応答パケットに付加する送信時刻付加部と、
前記送信時刻付加部によって前記送信時刻情報が付加された応答パケットを送信する送信部と
を備えた、通信装置。
【請求項5】
PTP通信プロトコルに準拠した通信を行うスレーブ装置として機能する通信装置が実行する通信方法であって、
前記PTP通信プロトコルに準拠した通信を行うマスタ装置が送信したパケットに対し、前記スレーブ装置が前記パケットを受信した時刻を示す受信時刻情報を付加するステップと、
前記受信時刻情報が付加されたパケットを送信するステップとを含む、通信方法。
【請求項6】
前記PTP通信プロトコルに準拠した通信を行うマスタ装置が送信したパケットに対し、前記スレーブ装置が前記パケットを受信した時刻を示す受信時刻情報を付加するステップと、
前記受信時刻情報が付加されたパケットを送信するステップと、
前記PTP通信プロトコルに準拠した通信を行うマスタ装置に対し、応答を要求する要求パケットを送信するステップと、
前記要求パケットが送信された時刻を示す送信時刻情報を取得するステップと、
前記要求パケットに対する応答パケットを受信した場合に、取得された送信時刻情報を、前記応答パケットに付加するステップと、
前記送信時刻情報が付加された応答パケットを送信するステップとを含む、請求項5に記載の通信方法。
【請求項7】
PTP通信プロトコルに準拠した通信を行うスレーブ装置として機能する通信装置が実行する通信方法であって、
前記PTP通信プロトコルに準拠した通信を行うマスタ装置に対し、応答を要求する要求パケットを送信するステップと、
前記要求パケットが送信された時刻を示す送信時刻情報を取得するステップと、
前記要求パケットに対する応答パケットを受信した場合に、取得された送信時刻情報を、前記応答パケットに付加するステップと、
前記送信時刻情報が付加された応答パケットを送信するステップとを含む、通信方法。
【請求項8】
PTP通信プロトコルに準拠した通信を行うスレーブ装置として機能する通信装置に対し、
前記PTP通信プロトコルに準拠した通信を行うマスタ装置が送信したパケットに対し、前記スレーブ装置が前記パケットを受信した時刻を示す受信時刻情報を付加するステップと、
前記受信時刻情報が付加されたパケットを送信するステップとを実行させる、通信プログラム。
【請求項9】
前記PTP通信プロトコルに準拠した通信を行うマスタ装置が送信したパケットに対し、前記スレーブ装置が前記パケットを受信した時刻を示す受信時刻情報を付加するステップと、
前記受信時刻情報が付加されたパケットを送信するステップと、
前記PTP通信プロトコルに準拠した通信を行うマスタ装置に対し、応答を要求する要求パケットを送信するステップと、
前記要求パケットが送信された時刻を示す送信時刻情報を取得するステップと、
前記要求パケットに対する応答パケットを受信した場合に、取得された送信時刻情報を、前記応答パケットに付加するステップと、
前記送信時刻情報が付加された応答パケットを送信するステップとを実行させる、請求項8に記載の通信プログラム。
【請求項10】
PTP通信プロトコルに準拠した通信を行うスレーブ装置として機能する通信装置に対し、
前記PTP通信プロトコルに準拠した通信を行うマスタ装置に対し、応答を要求する要求パケットを送信するステップと、
前記要求パケットが送信された時刻を示す送信時刻情報を取得するステップと、
前記要求パケットに対する応答パケットを受信した場合に、取得された送信時刻情報を、前記応答パケットに付加するステップと、
前記送信時刻情報が付加された応答パケットを送信するステップとを実行させる、通信プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、複数の通信装置の間において時刻同期を行うための通信装置、通信システム、通信方法及び通信プログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
通信網の高速化に伴い、複数の通信装置の間において、高精度な時刻同期を実現することが求められている。このような高精度な時刻同期規格としては、IEEE1588-2008及びIEEE1588-2019で定義された通信プロトコルであるPTP(Precision Time Protocol)がある。PTPでは、スレーブ装置の時刻情報をマスタ装置の基準時刻情報に合わせるための種々のパケット(以下、「同期パケット」とする。)の時刻情報が、マスタ装置及びスレーブ装置の時刻同期に利用される。
【0003】
より詳細には、PTPでは、スレーブ装置が、マスタ装置における同期パケットの送信時刻及び受信時刻を用いて時刻同期を行う。そのため、PTPの同期パケットには、マスタ装置における同期パケットの送信時刻及び受信時刻が付加されるが、スレーブ装置における同期パケットの受信時刻(syncEventIngressTimeStamp:T2)及び送信時刻(deayReqEventEgressTimeStamp:T3)が付加されない。そのため、スレーブ装置における同期パケットの受信時刻T2及び送信時刻T3は、スレーブ装置の内部情報を参照しなければ確認できず、通信システムに障害が発生した場合には、通信システムの管理者は、スレーブ装置ベンダに対して内部情報の解析や情報開示を依頼しなければならない。このため、通信システムの管理者が、スレーブ装置における同期パケットの受信時刻及び送信時刻を迅速に把握することができないという課題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-53750号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この点に関し、特許文献1は、PTPを用いるIP放送システムにおいて、同期精度を評価する同期精度評価装置を開示する。しかしながら、特許文献1が開示する同期精度評価装置は、スレーブ装置における同期パケットの受信時刻及び送信時刻を提供するものではないため、上述したスレーブ装置における同期パケットの受信時刻及び送信時刻を迅速に把握することができない。
【0006】
本開示の目的の1つは、上述した課題を鑑み、スレーブ装置におけるパケットの受信時刻及び送信時刻を把握することが可能な通信装置、通信システム、通信方法及び通信プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係るPTP通信プロトコルに準拠した通信を行うスレーブ装置として機能する通信装置は、
PTP通信プロトコルに準拠した通信を行うマスタ装置が送信したパケットに対し、スレーブ装置がパケットを受信した時刻を示す受信時刻情報を付加する受信時刻付加部と、
受信時刻付加部によって受信時刻情報が付加されたパケットを送信する送信部とを備える。
【0008】
本開示に係るPTP通信プロトコルに準拠した通信を行うスレーブ装置として機能する通信装置は、
PTP通信プロトコルに準拠した通信を行うマスタ装置に対し、応答を要求する要求パケットを送信する送信部と、
送信部が要求パケットを送信した時刻を示す送信時刻情報を取得する送信時刻取得部と、
要求パケットに対する応答パケットを受信した場合に、送信時刻取得部が取得した送信時刻情報を、応答パケットに付加する送信時刻付加部と、
送信時刻付加部によって送信時刻情報が付加された応答パケットを送信する送信部とを備える。
【0009】
本開示に係るPTP通信プロトコルに準拠した通信を行うスレーブ装置として機能する通信装置が実行する通信方法は、
PTP通信プロトコルに準拠した通信を行うマスタ装置が送信したパケットに対し、スレーブ装置がパケットを受信した時刻を示す受信時刻情報を付加するステップと、
受信時刻情報が付加されたパケットを送信するステップとを含む。
【0010】
本開示に係るPTP通信プロトコルに準拠した通信を行うスレーブ装置として機能する通信装置が実行する通信方法は、
PTP通信プロトコルに準拠した通信を行うマスタ装置に対し、応答を要求する要求パケットを送信するステップと、
要求パケットが送信された時刻を示す送信時刻情報を取得するステップと、
要求パケットに対する応答パケットを受信した場合に、取得された送信時刻情報を、応答パケットに付加するステップと、
送信時刻情報が付加された応答パケットを送信するステップとを含む。
(【0011】以降は省略されています)

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