TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025145427
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-03
出願番号2024045603
出願日2024-03-21
発明の名称航路管理システム、航路設定装置、航路設定方法、およびプログラム
出願人日本電気株式会社
代理人個人
主分類G08G 5/00 20250101AFI20250926BHJP(信号)
要約【課題】空域の秩序と安全を守りつつ、飛行に関するパラメータを最適化する飛行条件を効率よく設定できる航路管理システム、航路設定装置、航路設定方法、およびプログラムを提供する。
【解決手段】航路設定装置は、対象エリア内を飛行中の飛行体から当該飛行体の飛行実績を示す飛行実績情報を取得する取得部と、取得された飛行実績情報に基づき、飛行開始または対象エリア内に入ってから現在地までの飛行に関する所定のパラメータ値を算出する算出部と、飛行体が目的地に達した時のパラメータ値が基準を満たすように、現在地から目的地または対象エリアから出るまでの間までの飛行条件を決定する決定部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
対象エリア内を飛行中の飛行体から当該飛行体の飛行実績を示す飛行実績情報を取得する取得手段と、
取得された前記飛行実績情報に基づき、飛行開始または前記対象エリア内に入ってから現在地までの飛行に関する所定のパラメータ値を算出する算出手段と、
前記飛行体が目的地に達した時の前記パラメータ値が基準を満たすように、前記現在地から前記目的地または前記対象エリアから出るまでの間までの飛行条件を決定する決定手段と、を備える、航路設定装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
請求項1に記載の航路設定装置において、
前記所定のパラメータは、通行料金を含む、航路設定装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の航路設定装置において、
前記所定のパラメータは、前記飛行体の前記飛行開始または前記対象エリア内に入ってから現在地までの振動量の積分値、バッテリ消費量、および飛行時間の少なくとも一つを含む、航路設定装置。
【請求項4】
請求項1または2に記載の航路設定装置において、
前記算出手段は、前記飛行体から所定の範囲内にある他の飛行体の有無、および、当該他の飛行体の所定のパラメータ値を用いて、その後の所定のパラメータの推定値を算出する、航路設定装置。
【請求項5】
請求項2に記載の航路設定装置において、
前記算出手段は、当該飛行体の前記飛行開始または前記対象エリア内に入ってから現在地までの速度履歴、揺動履歴、および負荷履歴の少なくとも一つを示す飛行履歴情報を用いて前記通行料金を算出する、航路設定装置。
【請求項6】
請求項4に記載の航路設定装置において、
所定の距離、当該飛行体と同一の航路を飛行する少なくとも1つの他の飛行体があった場合、当該他の飛行体と隊列を組むための処理を実行する処理手段をさらに備える、航路設定装置。
【請求項7】
請求項5に記載の航路設定装置において、
前記取得手段は、前記飛行体の飛行時における、前記所定のパラメータ値に対応する、速度、揺動量、および負荷のうちのいずれを、当該飛行体の利用者が優先するかを示す優先情報を取得し、
前記決定手段は、取得した前記優先情報をさらに用いて、前記飛行条件を決定する、航路設定装置。
【請求項8】
飛行体と、
前記飛行体の航路を設定する航路設定装置と、を備え、
前記航路設定装置は、
対象エリア内を飛行中の前記飛行体から当該飛行体の飛行実績を示す飛行実績情報を取得する取得手段と、
取得された前記飛行実績情報に基づき、飛行開始または前記対象エリア内に入ってから現在地までの飛行に関する所定のパラメータ値を算出する算出手段と、
前記飛行体が目的地に達した時の前記パラメータ値が基準を満たすように、前記現在地から前記目的地または前記対象エリアから出るまでの間までの飛行条件を決定する決定手段と、を有し、
前記飛行体は、前記飛行条件で飛行する、
航路管理システム。
【請求項9】
1以上のコンピュータが、
対象エリア内を飛行中の飛行体から当該飛行体の飛行実績を示す飛行実績情報を取得し、
取得された前記飛行実績情報に基づき、飛行開始または前記対象エリア内に入ってから現在地までの飛行に関する所定のパラメータ値を算出し、
前記飛行体が目的地に達した時の前記パラメータ値が基準を満たすように、前記現在地から前記目的地または前記対象エリアから出るまでの間までの飛行条件を決定する、航路設定方法。
【請求項10】
コンピュータに、
対象エリア内を飛行中の飛行体から当該飛行体の飛行実績を示す飛行実績情報を取得する取得処理、
取得された前記飛行実績情報に基づき、飛行開始または前記対象エリア内に入ってから現在地までの飛行に関する所定のパラメータ値を算出する算出処理、
前記飛行体が目的地に達した時の前記パラメータ値が基準を満たすように、前記現在地から前記目的地または前記対象エリアから出るまでの間までの飛行条件を決定する決定処理、を実行させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、航路管理システム、航路設定装置、航路設定方法、およびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
飛行体が2地点間を移動するために飛行する経路(以後、航路とも呼ぶ)は複数存在しうる。そのため、どの経路を選ぶかで、飛行にかかるコスト(時間、消費エネルギ)が変わる可能性がある。
特許文献1には、航空機が2つの場所の間で飛行可能な経路を複数形成し、各経路のコストに基づいて、2つの場所の間の最適化ルートとなる最小コストの経路を特定する技術が記載されている。各経路のコストは、過去の航空機の追跡データと高度データのデータセットに基づいて算出される。特許文献1には、また、各経路のコストは、ルートの距離、ルートに沿って航空機を輸送するために必要な予想エネルギー量、ルートに沿って航空機を輸送するためのコスト、ルートに沿った予想される騒音レベル、予想される観測者の不快度などのネットワークおよび環境要因に応じたものを含みうることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2022-537148号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
飛行体が飛行する空域の状態は、その時にならないと分からないことが多い。そのため、あるエリアにおける飛行体の飛行条件を、その飛行体がそのエリアの飛行中に決定したほうが好ましいことがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示における航路設定装置は、
対象エリア内を飛行中の飛行体から当該飛行体の飛行実績を示す飛行実績情報を取得する取得手段と、
取得された前記飛行実績情報に基づき、飛行開始または前記対象エリア内に入ってから現在地までの飛行に関する所定のパラメータ値を算出する算出手段と、
前記飛行体が目的地に達した時の前記パラメータ値が基準を満たすように、前記現在地から前記目的地または前記対象エリアから出るまでの間までの飛行条件を決定する決定手段と、を備える。
【0006】
本開示における航路管理システムは、
飛行体と、
前記飛行体の航路を設定する航路設定装置と、を備え、
前記航路設定装置は、
対象エリア内を飛行中の前記飛行体から当該飛行体の飛行実績を示す飛行実績情報を取得する取得手段と、
取得された前記飛行実績情報に基づき、飛行開始または前記対象エリア内に入ってから現在地までの飛行に関する所定のパラメータ値を算出する算出手段と、
前記飛行体が目的地に達した時の前記パラメータ値が基準を満たすように、前記現在地から前記目的地または前記対象エリアから出るまでの間までの飛行条件を決定する決定手段と、を有し、
前記飛行体は、前記飛行条件で飛行する。
【0007】
本開示における航路設定方法は、
1以上のコンピュータが、
対象エリア内を飛行中の飛行体から当該飛行体の飛行実績を示す飛行実績情報を取得し、
取得された前記飛行実績情報に基づき、飛行開始または前記対象エリア内に入ってから現在地までの飛行に関する所定のパラメータ値を算出し、
前記飛行体が目的地に達した時の前記パラメータ値が基準を満たすように、前記現在地から前記目的地または前記対象エリアから出るまでの間までの飛行条件を決定する、ことを含む。
【0008】
本開示におけるプログラムは、
コンピュータに、
対象エリア内を飛行中の飛行体から当該飛行体の飛行実績を示す飛行実績情報を取得する取得処理、
取得された前記飛行実績情報に基づき、飛行開始または前記対象エリア内に入ってから現在地までの飛行に関する所定のパラメータ値を算出する算出処理、
前記飛行体が目的地に達した時の前記パラメータ値が基準を満たすように、前記現在地から前記目的地または前記対象エリアから出るまでの間までの飛行条件を決定する決定処理、を実行させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、空域の秩序と安全を守りつつ、飛行に関するパラメータを最適化する飛行条件を効率よく設定できる航路管理システム、航路設定装置、航路設定方法、およびプログラムを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示にかかる航路設定装置の構成例を示す機能ブロック図である。
本開示にかかる航路設定装置の処理動作例を示すフローチャートである。
本開示にかかる航路管理システムのシステム構成例を概念的に示す図である。
本開示にかかる航路設定装置を実現するコンピュータの構成の一例を示す図である。
飛行予定情報のデータ構造の一例を示す図である。
2地点間を結ぶ複数の航路を説明するための図である。
飛行経路情報のデータ構造の一例を示す図である。
飛行実績情報のデータ構造の一例を示す図である。
通行料金情報のデータ構造の一例を示す図である。
パラメータ情報のデータ構造の一例を示す図である。
飛行条件情報のデータ構造の一例を示す図である。
本開示にかかる航路設定装置の処理動作例を示すフローチャートである。
2地点間を結ぶ航路をパラメータ値に基づいて途中で変更する方法を説明するための図である。
本開示にかかる航路設定装置の他の構成例を示す機能ブロック図である。
本開示にかかる航路管理システムの他のシステム構成例を概念的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

日本電気株式会社
学習装置
1か月前
日本電気株式会社
分析装置
7日前
日本電気株式会社
学習装置
1か月前
日本電気株式会社
原子発振器
1か月前
日本電気株式会社
超伝導量子回路
27日前
日本電気株式会社
マルチバンドバラン
25日前
日本電気株式会社
量子回路装置と制御方法
7日前
日本電気株式会社
量子回路装置と制御方法
7日前
日本電気株式会社
検知装置および検知方法
7日前
日本電気株式会社
送信装置および通信装置
3日前
日本電気株式会社
通信装置および通信方法
3日前
日本電気株式会社
移相器およびアンテナ装置
1か月前
日本電気株式会社
移相器およびアンテナ装置
1か月前
日本電気株式会社
移相器およびアンテナ装置
1か月前
日本電気株式会社
端末装置および無線通信方法
18日前
日本電気株式会社
分析方法および分析システム
4日前
日本電気株式会社
機器冷却装置及びその冷却方法
19日前
日本電気株式会社
TS合成装置および放送システム
1か月前
日本電気株式会社
ケージ、光伝送装置及び挿抜方法
1か月前
日本電気株式会社
プログラム、算出装置、及び方法
19日前
日本電気株式会社
処理装置、方法、及びプログラム
1か月前
日本電気株式会社
共振器及びそれを備えた導波回路
5日前
日本電気株式会社
推定装置、推定方法及びプログラム
10日前
日本電気株式会社
推定装置、推定方法及びプログラム
10日前
日本電気株式会社
ピーク抑圧装置及びピーク抑圧方法
17日前
日本電気株式会社
リング共振器、およびその製造方法
1か月前
日本電気株式会社
システム及びマイグレーション方法
7日前
日本電気株式会社
リング共振器、およびその製造方法
1か月前
日本電気株式会社
処理装置、処理方法、及びプログラム
1か月前
日本電気株式会社
処理装置、処理方法、及びプログラム
1か月前
日本電気株式会社
推定装置、推定方法、及び、記録媒体
4日前
日本電気株式会社
波長可変レーザ装置及びその構成方法
3日前
日本電気株式会社
画像管理システムおよび画像管理方法
5日前
日本電気株式会社
処理装置、処理方法、及びプログラム
7日前
日本電気株式会社
予測システム、予測方法及びプログラム
10日前
日本電気株式会社
判定装置、判定方法、及び、プログラム
27日前
続きを見る