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公開番号2025145946
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-03
出願番号2024046472
出願日2024-03-22
発明の名称住設機器の取付構造
出願人株式会社ノーリツ
代理人個人
主分類F24H 9/06 20060101AFI20250926BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】パイプシャフトに住設機器を容易に設置することができる住設機器の取付構造を提供すること。
【解決手段】集合住宅のパイプシャフト(PS)に設置された開口部金枠(9)に取付金具(20)を介して住設機器(2)を固定する住設機器の取付構造おいて、取付金具は、開口部金枠に固定される左右一対の柱部材(21)と、これら柱部材の上端部を連結する上側梁部材(22)と、住設機器の底部を支持するために柱部材の下端部から前記パイプシャフトの内方である後方に夫々延びる左右一対の支持部材(23)と、これら支持部材の端部を連結する補強部材(24)を有し、支持部材は、開口部金枠に固定された柱部材の間から載置された住設機器を支持しながら、この住設機器をスライド移動可能に構成され、パイプシャフトの内方にスライド移動した住設機器が柱部材と上側梁部材に固定されるように構成された。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
集合住宅のパイプシャフトに設置された開口部金枠に取付金具を介して住設機器を固定する住設機器の取付構造おいて、
前記取付金具は、前記開口部金枠に固定される左右一対の柱部材と、これら柱部材の上端部を連結する上側梁部材と、前記住設機器の底部を支持するために前記柱部材の下端部から前記パイプシャフトの内方に夫々延びる左右一対の支持部材と、これら支持部材の後端部を連結する補強部材を有し、
前記支持部材は、前記開口部金枠に固定された前記柱部材の間から載置された前記住設機器を支持しながら、この住設機器をスライド移動可能に構成され、
前記パイプシャフトの内方にスライド移動した前記住設機器が、前記上側梁部材に固定されるように構成されたことを特徴とする住設機器の取付構造。
続きを表示(約 180 文字)【請求項2】
前記住設機器の前側下部に下側梁部材が固定され、前記下側梁部材の左右両端部分が前記柱部材に固定されるように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の住設機器の取付構造。
【請求項3】
前記支持部材は、前記住設機器の底部に当接する上面部に、摩擦を低減する滑り部材を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の住設機器の取付構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、集合住宅のパイプシャフトに設置される住設機器の取付構造に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
集合住宅には、一般的に上下方向に通る水道管やガス管の収容スペースとしてパイプシャフトが設けられている。このパイプシャフトの開口部には、開閉可能な扉又はパネルを支持する開口部金枠が設置され、この開口部金枠に例えばガス給湯器のような住設機器を固定することが一般的である。一般的な家庭用のガス給湯器は小型なので、パイプシャフトの開口部金枠に固定することは比較的容易である。
【0003】
近年、住設機器として例えばヒートポンプ給湯装置や燃料電池の排熱を利用する給湯装置のように、燃焼式の給湯装置よりもエネルギー効率に優れた高効率給湯装置をパイプシャフトに設置することが求められている。高効率給湯装置は、ガス給湯器よりも構成が複雑で大型であるため、複数の機能ユニットに分けてパイプシャフトに設置される。
【0004】
高効率給湯装置の複数の機能ユニットは、開口部金枠に固定できるように幅(左右方向の長さ)が狭められているので、奥行(前後方向の長さ)を大きくすることにより機能部品の搭載に必要なサイズを確保している。これら機能ユニットは、ガス給湯器よりも大きく且つ重い場合が多く、奥行が大きくなったので機能ユニットの重心がガス給湯器と比べて後方になる。それ故、耐震性向上のために、例えば特許文献1のように、奥行方向に延びて機能ユニットを支持する支持部材が固定された枠体(開口部金枠)に、取付枠(取付金具)を介して固定している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2023-079874号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1では機能ユニットを開口部金枠に固定する際に、開口部金枠に取付けた取付金具に、持ち上げた機能ユニットをバイプシャフト内方に向けて固定する位置まで挿入して支持部材に載置し、機能ユニットを取付金具にビス固定する。機能ユニットが支持部材に支持されているので、ビス固定の作業が容易である。
【0007】
しかし、機能ユニットの底部には複数の配管の接続金具が下方に突出するように配設されているので、これら接続金具が取付金具と干渉しないように挿入する必要がある。このとき、通常、重量物である機能ユニットをパイプシャフトの外側で持ち上げるので、持ち上げた機能ユニットを固定する位置まで挿入することは容易ではない。それ故、住設機器を設置する作業負担が大きいため改善が求められていた。
【0008】
そこで、本発明は、パイプシャフトに住設機器を容易に設置することができる住設機器の取付構造を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1の発明の住設機器の取付構造は、集合住宅のパイプシャフトに設置された開口部金枠に取付金具を介して住設機器を固定する住設機器の取付構造おいて、前記取付金具は、前記開口部金枠に固定される左右一対の柱部材と、これら柱部材の上端部を連結する上側梁部材と、前記住設機器の底部を支持するために前記柱部材の下端部から前記パイプシャフトの内方に夫々延びる左右一対の支持部材と、これら支持部材の端部を連結する補強部材を有し、前記支持部材は、前記開口部金枠に固定された前記柱部材の間から載置された前記住設機器を支持しながら、この住設機器をスライド移動可能に構成され、前記パイプシャフトの内方にスライド移動した前記住設機器が、前記上側梁部材に固定されるように構成されたことを特徴としている。
【0010】
上記構成によれば、持ち上げた住設機器の一部を柱部材の間からパイプシャフトの内方に挿入してその底部を支持部材に載置し、この住設機器を支持部材に支持された状態でパイプシャフトの内方にスライド移動させることができる。それ故、パイプシャフトの外側から住設機器をその固定位置まで容易に移動させることができるので、作業負担が軽減される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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