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公開番号2025146329
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-03
出願番号2024047045
出願日2024-03-22
発明の名称反射防止フィルム
出願人日東電工株式会社
代理人弁理士法人いくみ特許事務所
主分類G02B 1/18 20150101AFI20250926BHJP(光学)
要約【課題】防汚層と保護フィルムの密着性と、防汚層の防汚耐久性とに優れる反射防止フィルムを提供すること。
【解決手段】反射防止フィルム1は、透明基材フィルム2と、反射防止層4と、防汚層5と、保護フィルム6とを厚み方向一方側に向かって順に備える。防汚層5は、炭素数6以上36以下の炭化水素基を含むシラン化合物を含む。防汚層5の水接触角が100°以上である。保護フィルム6の剥離力が、0.060N/50mmを超過する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
透明基材フィルムと、反射防止層と、防汚層と、保護フィルムとを厚み方向一方側に向かって順に備え、
前記防汚層は、炭素数６以上３６以下の炭化水素基を含むシラン化合物を含み、
前記防汚層の水接触角が１００°以上であり、
前記保護フィルムの剥離力が、０．０６０Ｎ／５０ｍｍを超過する、反射防止フィルム。
続きを表示（約 370 文字）【請求項２】
前記防汚層の表面自由エネルギーの分散力が、１５．５を超過し、３２．４未満である、請求項１に記載の反射防止フィルム。
【請求項３】
前記透明基材フィルムは、透明樹脂フィルムと、前記透明樹脂フィルムの厚み方向一方側に配置される硬化樹脂層とを備える、請求項１に記載の反射防止フィルム。
【請求項４】
前記透明基材フィルムと前記反射防止層との間に配置されるプライマー層を、さらに備え、
前記プライマー層は、金属酸化物層である、請求項１に記載の反射防止フィルム。
【請求項５】
前記反射防止層は、高屈折率層および低屈折率層を備え、
前記高屈折率層が、酸化ニオブ層であり、
前記低屈折率層が、二酸化ケイ素層である、請求項１に記載の反射防止フィルム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、反射防止フィルムに関する。
続きを表示（約 1,000 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、液晶ディスプレイなどのディスプレイの視認側の外表面には、反射防止フィルムが設けられることがある。
【０００３】
このような反射防止フィルムとして、基材と、ハードコート層と、反射防止層と、パーフルオロポリエーテル基を有するアルコキシシラン化合物を含む防汚層とを厚み方向一方側に向かって順に備える積層体が提案されている（例えば、特許文献１参照。）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
国際公開ＷＯ２０２２／０１４５７５号パンフレット
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
一方、反射防止フィルムの表面（反射防止フィルムにおける防汚層の表面）には、反射防止フィルムの表面を保護する観点から、保護フィルムを配置することが検討される。このような場合には、反射防止フィルム（防汚層）と保護フィルムの密着性の向上が要求される。
【０００６】
また、反射防止フィルムにおける防汚層には、防汚耐久性も要求される。詳しくは、防汚層に付着した汚れを拭き取った後でも、防汚層の防汚性の低下を抑制することが要求される。
【０００７】
本発明は、防汚層と保護フィルムの密着性と、防汚層の防汚耐久性とに優れる反射防止フィルムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本発明［１］は、透明基材フィルムと、反射防止層と、防汚層と、保護フィルムとを厚み方向一方側に向かって順に備え、前記防汚層は、炭素数６以上３６以下の炭化水素基を含むシラン化合物を含み、前記防汚層の水接触角が１００°以上であり、前記保護フィルムの剥離力が、０．０６０Ｎ／５０ｍｍを超過する、反射防止フィルムである。
【０００９】
本発明［２］は、前記防汚層の表面自由エネルギーの分散力が、１５．５を超過し、３２．４未満である、上記［１］に記載の反射防止フィルムを含んでいる。
【００１０】
本発明［３］は、前記透明基材フィルムは、透明樹脂フィルムと、前記透明樹脂フィルムの厚み方向一方側に配置される硬化樹脂層とを備える、上記［１］または［２］に記載の反射防止フィルムを含んでいる。
（【００１１】以降は省略されています）

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