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公開番号2025146551
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-03
出願番号2024063039
出願日2024-03-22
発明の名称塩ビパイプでつくる両側入口のネズミ捕獲器
出願人個人
代理人
主分類A01M 23/20 20060101AFI20250926BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】ネズミは金網籠式捕獲器で捕ることが多いが、金網シースルーで中が明るすぎ、襲われたら逃げられない行き止まり、片側入口で逆から来るネズミは入れない等で入籠効果を半減している。排水路の塩ビパイプによく出入りして、ネズミにとって違和感ないパイプで両側入口のネズミ捕獲器をつくる。
【課題を解決する手段】横置きした塩ビパイプ両端を垂直カットして左右のネズミ侵入口を設け、そこより若干離れたパイプ内側に、天井に向けナナメ開口しトラップ滑走溝左右を設ける。後はこの溝を上下する左右トラップ扉をつくれば躯体完成と、既成パイプ使うので工程短い。使い方も簡単で、左右トラップ扉をパイプ上空間まで「ハ」の字に持ち上げ両扉を糸で張って静止させ、この糸に餌ステッキを架けてパイプの中に垂らせばよい。どちらかの侵入口から入ったネズミが餌を咥えると、ステッキに付けたカミソリ刃が糸を切り、左右両扉が同時落下してパイプ内にネズミを閉じ込める。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ネズミを容器内に吊る餌で釣って捕獲する容器式ネズミ捕獲器において、
捕獲しようとするネズミ種に適宜な内径と長さと硬さを持つ塩ビパイプを横置きしその両端を垂直カットしてつくるパイプ左右のネズミ侵入口と、
前記ネズミ侵入口より若干離れた塩ビパイプ内側にナナメ開口するトラップ滑走溝、即ちネズミ侵入口より若干パイプ中央寄りかつパイプ底部より若干パイプ天井寄りの位置を基点とし、ここよりネズミ侵入口と鋭角をなしてパイプ中央の天井に向けてこれを突き抜けるまでナナメ開口する左右のトラップ滑走溝と、
前記トラップ滑走溝を上下に滑走する略正方形のトラップ扉、即ち扉厚がトラップ滑走溝寸法以内かつ扉寸法が塩ビパイプ外径以上であると共に下辺形状をパイプ底部形状に相似させた左右のトラップ扉と、
前記トラップ扉上部と塩ビパイプ外側天井の間にセットして非固定のトラップ扉を常にトラップ滑走溝の下方に引っ張る左右の引っ張りコイルバネと、
前記トラップ扉に小さく開口してつくる左右の糸止め口と、
前記左と右の糸止め口間に張り渡して左右トラップ扉を「ハ」の字形に引っ張り合わせて両扉を塩ビパイプ上空間に高止まりさせる一本の引っ張り糸と、
前記引っ張り糸にその上部を引っ掛けると共にその下部を導管に通して塩ビパイプ内部に垂らす餌スティックと、
前記餌スティック上部に取り付けるカミソリ刃と、
塩ビパイプの下に敷くパイプ下部形状に合わせたくぼみある安定台と、
以上の構成からなることを特長とする、塩ビパイプでつくる両側入口のネズミ捕獲器
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
請求項1において、
横置きした塩ビパイプの下部を水平横カットすると共に、塩ビパイプの下に平らな安定台を敷くことを特長とする、請求項1の塩ビパイプでつくる両側入口のネズミ捕獲器。
【請求項3】
請求項1と請求項2において、
躯体を塩ビパイプでなく、鉄パイプや硬質紙パイプや硬質繊維パイプでつくることを特長とする請求項1の両側入口のネズミ捕獲器

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ネズミ習性に対応した構造や機能を盛り込んでつくる、塩ビパイプでつくるネズミ捕獲器に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
家庭でのネズミ捕獲は、容器に吊る餌で誘う金網籠の技術で実施されることが一般的である。他に粘着紙式や強力バネ挟み式の技術があるが、設置場所付近がネズミの毛や血で汚れて凄惨になり一般で使われことは少ない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5315471号 筒内に粘着シートを置く技術
実開2007-6161076 細長い籠内にシーソーを置く技術
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
現在一般家庭で使われる金網籠式のネズミ捕獲器には次のような課題がある。
1 ネズミ習性に「姿見られたくない」があり、金網シースルー捕獲器では効果半減する。
2 ネズミ習性に「前進また前進で餌探す」があり、入口一つの捕獲器では効果半減する。
3 ネズミ習性に「薄暗い所が好き」あり、日が差し込む金網捕獲器では効果半減する。
4 ネズミ習性に「狭い所が好き」があり、金網のだだっぴろい籠では効果半減する。
5 トラップを捕獲器の外に大きく広げるので、家具裏側など狭い場所では使えない。
6 捕ったネズミが金網越しに丸見えとなり、気の弱い人は捕獲器使用を躊躇する。
7 金属材料と金属加工で売価高く、数個買い一斉に駆除したい人も1個買いとなる。
【0005】
当発明は下記3つの手段から成るが、どの手段が前記どの課題をどのように解決したかを述べる。
【0006】
手段1 塩ビパイプを使う。ネズミ習性考えた捕獲器を塩ビパイプでつくる。もともと石垣の水抜きパイプにネズミが出入りするのを目にしていて、ネズミとパイプは相性がいいと考えていた。塩ビパイプは既成品で安く調達でき、7の「数個買いし一斉駆除」課題を解決する。また塩ビパイプの中は外と遮断されていて、1の「姿見せたくない」課題と、3の「薄暗い場所」課題と、6の「捕ったネズミ見たくない」課題を解決する。さらに塩ビパイプはサイズが各種あるので、体長10cmほどのハツカネズミから体長20cm越えのドブネズミに適宜なサイズパイプを使ってネズミ種にピッタリ幅の捕獲器をつくり、4の「身の丈すれすれに狭く」課題と、5の「狭い場所に設置」課題を解決する。
【0007】
手段2 両端を侵入口にする。パイプを手にした途端、両端を侵入口にすることは容易に思いついた。パイプは両端が垂直カットされているからそのまま侵入口として使えばいいのである。そこに取り付けるネズミ侵入口必須のフタ(トラップ扉)を略正方形にづくり、パイプへの取り付けは、金網籠の「ドアヒンジ式」ではなく、当発明は「水門溝式」にする。水門トラップのメリットは、フタをパイプに開口した左右トラップ溝に入れてネズミの強いこじ開けに対応するためである。以上の両端入口の手段により捕獲器は通り抜けできるトンネル道となり、2の「ネズミは前進しかしない」課題を解決する。
【0008】
手段3 トラップを同時閉鎖する。ネズミが入ったら、トラップ扉左右を同時閉鎖する仕組みをつくる。同時に閉鎖しないと折角のネズミが逃げてしまう。それを防止する手段として、前述した左右のトラップ溝の開口を、パイプに「ハ」の字を書くようにナナメ開口する。ナナメの溝に入った両扉をパイプ上空間に「ハ」の字形に持ち上げて糸で両扉を静止させ、パイプに侵入したズミが糸を切ると両扉が瞬時に同時に瞬時に落下させるためである。
【発明の効果】
【009】
この発明は次のような優れた効果を奏す。
1´ パイプ両端開けて、行き止まり嫌うネズミに通り抜けられるパイプ道と見せかける。
2´ パイプ両端開けて、ネズミのどちら向き進行にも対応する捕獲器とする。
3´ パイプでつくるトンネルで、ネズミに違和感減らす薄暗い場所の捕獲器とする。
4´ パイプ外寸選び種別捕獲器つくり、ネズミ違和感減らす体長ギリギリ捕獲器とする。
5´ パイプの上空間にナナメ上げするトラップで、狭い場所でも使用できる。
6´ パイプ溝でトラップを保持するので、トラップを引き付けるバネは普通バネでよい。
7´ パイプでつくるので捕らえたネズミが見えず、気の弱い人も使える捕獲器とする。
8´ パイプは市販品を使って短工程・小工作でつくるので、安価で提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1はパイプ式ネズミ捕獲器に、餌をつけセットしたことを表す斜視図である。
図2はパイプ式ネズミ捕獲器に、ネズミが入ったことを表す斜視図である。
図3はパイプ下部を水平カットして、捕獲器をより安定させたことを表す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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