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公開番号2025148797
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-08
出願番号2024049098
出願日2024-03-26
発明の名称ビーム追従システム
出願人国立大学法人 東京大学
代理人弁理士法人フィールズ国際特許事務所
主分類H04W 16/28 20090101AFI20251001BHJP(電気通信技術)
要約【課題】O-RANを用いて、移動体通信装置に対して高い精度でビーム追従できる。
【解決手段】O-RAN(Open Radio Access Network)で構築されたシステムであって、広域で接続できる第1無線通信を介して、移動体通信装置が測定した実測位置情報を含む移動情報を第1時間ごとに取得する取得部と、前記実測位置情報と道路情報を用いて、前記第1時間より短い第2時間経過後の前記移動体通信装置の推定位置を推定する推定処理を行う推定部と、前記推定位置に応じたビーム放射パターンを決定する決定部と、前記第2時間経過後に前記決定したビーム放射パターンでビームを放射するよう制御する制御部と、を有する制御装置と、前記制御装置の制御に応じて、前記移動体通信装置にビームを放射する放射装置と、を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
O-RAN(Open Radio Access Network)で構築されたシステムであって、
広域で接続できる第1無線通信を介して、移動体通信装置が測定した実測位置情報を含む移動情報を第1時間ごとに取得する取得部と、
前記実測位置情報と道路情報を用いて、前記第1時間より短い第2時間経過後の前記移動体通信装置の推定位置を推定する推定処理を行う推定部と、
前記推定位置に応じたビーム放射パターンを決定する決定部と、
前記第2時間経過後に前記決定したビーム放射パターンでビームを放射するよう制御する制御部と、を有する制御装置と、
前記制御装置の制御に応じて、前記移動体通信装置にビームを放射する放射装置と、を有する
ビーム追従システム。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記推定部は、前記推定処理において、前記推定位置と前記道路情報を用いて、さらに前記第2時間経過したときの前記移動体通信装置の位置の推定を行い、前記第1時間が経過して次の実測位置情報を取得するまで前記推定処理を繰り返す
請求項1記載のビーム追従システム。
【請求項3】
前記移動情報は、前記移動体通信装置の移動速度及び移動方向に関する情報を含み、
前記推定部は、前記推定処理において、前記移動速度及び前記移動方向を使用し、さらに、前記第2時間経過後の前記移動体通信装置の推定移動速度及び推定移動方向を推定し、
前記繰り返す前記推定処理において、前記推定移動速度及び前記推定移動方向を使用する
請求項2記載のビーム追従システム。
【請求項4】
前記制御装置は、ビーム制御用アプリケーションを有するNear-Real Time RICであり、
前記放射装置は、O-DUであり、配下のO-RUを制御することでビームを放射する
請求項1記載のビーム追従システム。
【請求項5】
さらに、第2制御装置を有し、
前記第2制御装置は、前記道路情報を有し、前記第1時間間隔での前記ビームの制御を行うことができる
請求項1記載のビーム追従システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ビーム追従システムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、O-RAN(Open Radio Access Network)の導入により、さまざまなベンダーが参画しやすいオープンな通信システムが形成されている。O-RANにおいて、サードパーティーのアプリケーションとRANとを接続するインタフェースとして、RIC(RAN Intelligent Controller)の標準化がワーキンググループで議論されている。
【0003】
しかし、ワーキンググループの議論では、RICについては、RAN情報を利用した取り組みに重点が置かれており、SON(Self-organizing Network)における議論と大きな差異がない。その結果、RICが有する機能であるxAPP(external Application)を十分に活用できていない。
【0004】
O-RANに関する技術は、例えば、以下に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
US11569398B1
【非特許文献】
【0006】
O-RAN.WG1.OAD-R003-v10.00
O-RAN.WG2.Non-RT-RIC-ARCH-R003-v04.00
O-RAN.WG3.E2GAP-R003-v04.01
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
O-RANに関する技術として、自動車にV2X(Vehicle to Everything)通信におけるビームを追従させるビーム追従システムがある。しかし、ビーム追従システムでは、道路が湾曲している場合や車両の速度変化がある場合など、自動車の将来の位置を推定する精度が低く、ビームを正確に追従できないことがあった。
【0008】
そこで、一開示は、O-RANを用いて、移動体通信装置に対して高い精度でビーム追従できるビーム追従システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
O-RAN(Open Radio Access Network)で構築されたシステムであって、広域で接続できる第1無線通信を介して、移動体通信装置が測定した実測位置情報を含む移動情報を第1時間ごとに取得する取得部と、前記実測位置情報と道路情報を用いて、前記第1時間より短い第2時間経過後の前記移動体通信装置の推定位置を推定する推定処理を行う推定部と、前記推定位置に応じたビーム放射パターンを決定する決定部と、前記第2時間経過後に前記決定したビーム放射パターンでビームを放射するよう制御する制御部と、を有する制御装置と、前記制御装置の制御に応じて、前記移動体通信装置にビームを放射する放射装置と、を有する。
【発明の効果】
【0010】
一開示は、O-RANを用いて、移動体通信装置に対して高い精度でビーム追従できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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