TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025149475
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-08
出願番号2024050148
出願日2024-03-26
発明の名称学習装置、制御装置、学習方法およびプログラム
出願人日本電気株式会社,国立研究開発法人産業技術総合研究所
代理人個人
主分類G06N 3/09 20230101AFI20251001BHJP(計算;計数)
要約【課題】モデルの学習を比較的効率的に行えるようにする。
【解決手段】予測モデル装置が、モデル対象のシステムの構造情報を用いて予測モデルの構造を決定する予測モデル構造決定手段と、モデル対象のシステムの出力値と前記モデルの出力値との差の大きさが小さくなるよう前記モデルの学習を行うモデル学習手段と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
制御対象システムの機能および構造の情報から予測モデルの構造を決定する手段と、
前記予測モデルの学習に用いるための入力値を決定する学習データ入力値決定手段と、
前記入力値に対する制御対象システムの出力値と前記予測モデルの出力値との差の大きさが小さくなるよう前記予測モデルのパラメタを更新するモデル学習手段と、
を備える学習装置。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
前記予測モデルの構造を決定する手段は、前記制御対象システムの機能及び構造に関する知識データを用いて、前記予測モデルの構造を決定する、
請求項1に記載の学習装置。
【請求項3】
前記予測モデルの構造を決定する手段は、制御対象システムを構成する装置と装置間の接続関係とのデータを用いて、前記予測モデルの構造を決定する、
請求項2に記載の学習装置。
【請求項4】
前記予測モデルの構造を決定する手段は、制御対象システムの計装配管図を入力として、前記予測モデルの構造を決定する、
請求項3に記載の学習装置。
【請求項5】
前記予測モデルの構造を決定する手段は、前記計装配管図を状態変数同士の関係を表す有向グラフを用いて、前記予測モデルの構造を決定する、請求項4に記載の学習装置。
【請求項6】
前記予測モデルの構造を決定する手段は、前記有向グラフから変換された隣接行列を用いて、前記予測モデルの構造を決定する、請求項5に記載の学習装置。
【請求項7】
前記予測モデルは、ニューラル常微分方程式として表される、
請求項1に記載の学習装置。
【請求項8】
制御対象システムの機能および構造の情報に基づいて決定された予測モデルを用いて制御対象装置の制御を行う制御手段
を備える制御装置。
【請求項9】
コンピュータが、
制御対象システムの機能および構造の情報から予測モデルの構造を決定し、
前記予測モデルの学習に用いるための入力値を決定し、
前記入力値に対する制御対象システムの出力値と、前記予測モデルの出力値との差の大きさが小さくなるよう前記予測モデルのパラメタを更新する、
ことを含む学習方法。
【請求項10】
コンピュータに、
制御対象システムの機能および構造の情報から予測モデルの構造を決定することと、
前記予測モデルの学習に用いるための入力値を決定することと、
前記入力値に対する制御対象システムの出力値と、前記予測モデルの出力値との差の大きさが小さくなるよう前記予測モデルのパラメタを更新することと、
を実行させるプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、学習装置、制御装置、学習方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
プラントの状態を制御するため、プラントの動作を模擬するモデルを利用する場合がある。この際、モデルが微分可能であると、勾配法に基づくモデル予測制御(Model Predictive Control; MPC)など、勾配法を利用した操作の最適化計算を行うことができる。例えば、非特許文献1に記載の方法では、物理法則やプラントの設計情報などの事前知識を用いて構築されたダイナミックシミュレータを用いることが開示されている。さらに、非特許文献1には、ダイナミックシミュレータを用いてプラントの運転データを収集し、収集したデータを用いて、ニューラルネットワークで表現された常微分方程式モデルを教師あり学習により構築することが開示されている。さらに、非特許文献1には、構築したモデルを用いて勾配法に基づくモデル予測制御を行うことが開示されている。
【0003】
プラントの動作を定量的に表現する常微分方程式などのほかに、非特許文献2に記載のマルチレベルフローモデリング(Multilevel Flow Modeling; MFM)がある。非特許文献2に記載のMFMは、プラントの動作を、プラントを構成する各装置間の接続構造をもとに、ある装置の状態変化が他の装置に波及してゆく関係として定性的に表現する方法である。MFMでは、各装置の機能と目的、および装置間の物質の流れやエネルギーの流れが表現され、ある装置の状態変化が、装置間の流れの構造に従って、他の装置に波及してゆく関係が記述される。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
Kubosawa et.al、 Nonlinear Model Predictive Control using Neural ODE Replicas of Dynamic Simulators、 4th Asia Pacific Conference of the Prognostics and Health Management, Tokyo, Japan, September 11-14, 2023
M. Lind、 An introduction to multilevel flow modeling、 International Electronic Journal of Nuclear Safety and Simulation、 2(1)、 (2011)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
モデル対象のシステムから得られたデータを用いる教師あり学習により構築されるモデルは、学習時に経験した状態から離れた状態の再現性が低いという問題がある。
【0006】
本開示の目的の一例は、上述した課題を解決することのできる学習装置、制御装置、学習方法およびプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の第1の態様によれば、学習装置は、制御対象システムの機能および構造の情報から予測モデルの構造を決定する手段と、前記予測モデルの学習に用いるための入力値を決定する学習データ入力値決定手段と、前記入力値に対する制御対象システムの出力値と前記予測モデルの出力値との差の大きさが小さくなるよう前記予測モデルのパラメタを更新するモデル学習手段と、を備える。
【0008】
本開示の第2の態様によれば、制御装置は、制御対象システムの機能および構造の情報に基づいて決定された予測モデルを用いて制御対象装置の制御を行う制御手段を備える。
【0009】
本開示の第3の態様によれば、学習方法は、コンピュータが、制御対象システムの機能および構造の情報から予測モデルの構造を決定し、前記予測モデルの学習に用いるための入力値を決定し、前記入力値に対する制御対象システムの出力値と、前記予測モデルの出力値との差の大きさが小さくなるよう前記予測モデルのパラメタを更新する、ことを含む。
【0010】
本開示の第4の態様によれば、プログラムは、コンピュータに、制御対象システムの機能および構造の情報から予測モデルの構造を決定することと、前記予測モデルの学習に用いるための入力値を決定することと、前記入力値に対する制御対象システムの出力値と、前記予測モデルの出力値との差の大きさが小さくなるよう前記予測モデルのパラメタを更新することと、を実行させる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

日本電気株式会社
分析装置
10日前
日本電気株式会社
レーザモジュール
今日
日本電気株式会社
超伝導量子回路装置
今日
日本電気株式会社
受信器および通信装置
1日前
日本電気株式会社
送信装置および通信装置
6日前
日本電気株式会社
システム、装置及び方法
今日
日本電気株式会社
通信装置および通信方法
6日前
日本電気株式会社
量子回路装置と制御方法
10日前
日本電気株式会社
検知装置および検知方法
10日前
日本電気株式会社
量子回路装置と制御方法
10日前
日本電気株式会社
光伝送システムおよび方法
2日前
日本電気株式会社
分析方法および分析システム
7日前
日本電気株式会社
端末装置および無線通信方法
21日前
日本電気株式会社
制御装置、プログラム及び方法
今日
日本電気株式会社
兆候検知装置および兆候検知方法
2日前
日本電気株式会社
演算処理装置および演算処理方法
2日前
日本電気株式会社
共振器及びそれを備えた導波回路
8日前
日本電気株式会社
プログラム、算出装置、及び方法
22日前
日本電気株式会社
推定装置、推定方法及びプログラム
13日前
日本電気株式会社
推定装置、推定方法及びプログラム
今日
日本電気株式会社
推定装置、推定方法及びプログラム
13日前
日本電気株式会社
放送用システムおよび字幕作成方法
2日前
日本電気株式会社
ピーク抑圧装置及びピーク抑圧方法
20日前
日本電気株式会社
システム及びマイグレーション方法
10日前
日本電気株式会社
画像管理システムおよび画像管理方法
8日前
日本電気株式会社
情報処理装置、制御方法及び記憶媒体
今日
日本電気株式会社
推定装置、推定方法、及び、記録媒体
7日前
日本電気株式会社
処理装置、処理方法、及びプログラム
10日前
日本電気株式会社
ソーナー装置、通信方法、プログラム
2日前
日本電気株式会社
波長可変レーザ装置及びその構成方法
6日前
日本電気株式会社
管理システム、管理方法及びプログラム
20日前
日本電気株式会社
注文端末、注文受付方法及びプログラム
6日前
日本電気株式会社
通信システム及びパケット順序補正方法
21日前
日本電気株式会社
通信装置、通信方法及び通信プログラム
7日前
日本電気株式会社
判別装置、判別方法、およびプログラム
2日前
日本電気株式会社
学習装置、学習方法及び学習プログラム
今日
続きを見る