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公開番号
2025149582
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-08
出願番号
2024050318
出願日
2024-03-26
発明の名称
リン酸アミド化合物、リン酸アミド化合物を含む非水電解液、及び非水電解液を含む非水電解液系二次電池
出願人
東ソー株式会社
,
公益財団法人相模中央化学研究所
代理人
弁理士法人T.S.パートナーズ
主分類
C07F
9/24 20060101AFI20251001BHJP(有機化学)
要約
【課題】電解液中のLiPF
6
から発生するHFを原因物質とする電解液の着色を伴う分解を抑制する効果を有する、新規なリン酸アミド化合物、リン酸アミド化合物を含む非水電解液、及び非水電解液を含む非水電解液系二次電池の少なくともいずれかを提供する。
【解決手段】下記一般式(1)で表されるリン酸アミド化合物。
一般式(1)
【化1】
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>JPEG</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025149582000015.jpg</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">17</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">161</com:WidthMeasure> </com:Image> (式中、R
1
は炭素数1から4のフルオロアルキル基、又はシアノ基で置換されていてもよい炭素数1から4のアルキル基を表す。R
2
は炭素数1から4のアルキル基;炭素数1から4のフルオロアルキル基;又は、炭素数1から4のアルキル基、炭素数1から4のフルオロアルキル基若しくはハロゲン原子で置換されていてもよいフェニル基を表す)
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記一般式(1)で表されるリン酸アミド化合物。
JPEG
2025149582000014.jpg
17
161
(式中、R
1
は、炭素数1から4のフルオロアルキル基、又はシアノ基で置換されていてもよい炭素数1から4のアルキル基を表す。R
2
は、炭素数1から4のアルキル基、炭素数1から4のフルオロアルキル基、又は、炭素数1から4のアルキル基、炭素数1から4のフルオロアルキル基若しくはハロゲン原子で置換されていてもよいフェニル基を表す)
続きを表示(約 310 文字)
【請求項2】
R
2
が炭素数1から4のアルキル基である請求項1に記載のリン酸アミド化合物。
【請求項3】
R
1
が炭素数1から4のフルオロアルキル基である請求項1に記載のリン酸アミド化合物。
【請求項4】
R
1
が2,2,2-トリフルオロエチル基であり、R
2
がメチル基である請求項1に記載のリン酸アミド化合物。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれか一項に記載のリン酸アミド化合物を含む非水電解液。
【請求項6】
請求項5に記載の非水電解液を含む非水電解液系二次電池。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示はリン酸アミド化合物、リン酸アミド化合物を含む非水電解液及び非水電解液を含む非水電解液系二次電池に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
リチウムイオン二次電池は、繰り返し使用することにより徐々に電池容量が低下することが知られており、リチウムイオン二次電池の耐久性を表す指標として、高温サイクル特性や高温貯蔵安定性がある。また、リチウムイオン二次電池の耐久性を向上させるために炭酸ビニレン(VC)、炭酸ビニルエチレン(VEC)、1,3-プロパンスルトン等の電解液に対する添加剤が利用されている。
【0003】
リン酸アミド化合物は、電解液中のLiPF
6
から発生するHFを原因物質とする、電解液の着色を伴う分解を抑制することが知られており、リチウムイオン二次電池電解液用の添加剤として有用であることが報告されている(特許文献1)。また、リン酸アミド化合物にフッ素原子を導入した含フッ素リン酸エステルアミドは添加剤として有用であることが報告されている(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-203597号公報
国際公開第2013/145669号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら従来知られている添加剤では、電解液中のLiPF
6
から発生するHFを原因物質とする電解液の着色を伴う分解を抑制する効果は不十分であった。したがって本開示は、電解液中のLiPF
6
から発生するHFを原因物質とする、電解液の着色を伴う分解を抑制する効果を有する新規なリン酸アミド化合物、リン酸アミド化合物を含む非水電解液、及び非水電解液を含む非水電解液系二次電池の少なくともいずれかを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、上記課題を鑑み検討を重ねた結果、特定構造のリン酸アミド化合物がリチウムイオン二次電池の添加剤として有用であることを見出した。
すなわち、本発明は特許請求の範囲に記載のとおりであり、また、本開示の要旨は以下のとおりである。
【0007】
[1]下記一般式(1)で表されるリン酸アミド化合物。
【0008】
JPEG
2025149582000001.jpg
17
161
(式中、R
1
は炭素数1から4のフルオロアルキル基;又はシアノ基で置換されていてもよい炭素数1から4のアルキル基を表す。R
2
は炭素数1から4のアルキル基;炭素数1から4のフルオロアルキル基;又は、炭素数1から4のアルキル基、炭素数1から4のフルオロアルキル基若しくはハロゲン原子で置換されていてもよいフェニル基を表す)
[2]
R
2
が炭素数1から4のアルキル基である上記[1]に記載のリン酸アミド化合物。
[3]
R
1
が炭素数1から4のフルオロアルキル基である上記[1]又は[2]に記載のリン酸アミド化合物。
[4]
R
1
が2,2,2-トリフルオロエチル基であり、R
2
がメチル基である上記[1]乃至[3]のいずれか一項に記載のリン酸アミド化合物。
[5]
上記[1]乃至[4]のいずれか一項に記載のリン酸アミド化合物を含む非水電解液。
[6]
上記[5]に記載の非水電解液を含む非水電解液系二次電池。
【発明の効果】
【0009】
本開示により、電解液中のLiPF
6
から発生するHFを原因物質とする、電解液の着色を伴う分解を抑制する効果を有する、新規なリン酸アミド化合物、リン酸アミド化合物を含む非水電解液、及び該非水電解液を含む非水電解液系二次電池の少なくともいずれかを提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示について詳細に説明する。しかしながら、以下に記載する構成要件の説明は本開示の実施形態の一例であり、本開示はこれらの内容に限定されるものではない。また、本明細書で開示した各構成及びパラメータは任意の組合せとすることができ、また、本明細書で開示した値の上限及び下限は任意の組合せとすることができる。なお、本明細書において、「~」はその両端の数値を含む以上以下の数値範囲を意味する。
(【0011】以降は省略されています)
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