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公開番号2025118016
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024013062
出願日2024-01-31
発明の名称発信装置
出願人能美防災株式会社,セコム株式会社
代理人弁理士法人朝日特許事務所
主分類H04W 74/08 20240101AFI20250805BHJP(電気通信技術)
要約【課題】他の発信装置から送信された信号との衝突の発生を低減させる。
【解決手段】送信部130aは、異常検知信号の受け取りを契機として1回目の信号送信を実行する。2回目以降の第1の無線信号については、送信部130aは、その送信毎に、決定部130bにより決定される送信タイミングで送信する。決定部130bは、異常検知信号の受け取りを契機として実行された1回目の第1の無線信号の送信完了後において、固定送信周期Tが到来するたびに、その到来タイミングを第1の無線信号の送信タイミングとして決定する。さらに、決定部130bは、各固定送信周期T内において時間分散した所定回数のタイミングをも第1の無線信号の送信タイミングとして決定する。この時間分散したタイミングは、発信装置10毎に固有の固有情報と当該発信装置10の動作履歴を示す動作履歴情報とを用いて決定される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
発信装置の動作履歴を示す動作履歴情報を少なくとも用いて、所定周期の送信タイミングの間における無線信号の送信タイミングを決定する決定部と、
異常の発生時に、前記所定周期及び前記決定された送信タイミングで前記無線信号を送信する送信部と
を備える発信装置。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
発信装置の動作履歴を示す動作履歴情報を少なくとも用いて、所定周期で到来する複数の送信タイミングのうち一部の送信タイミングを変動させて変動送信タイミングを決定する決定部と、
異常の発生時に、前記所定周期で到来する複数の送信タイミングのうち前記決定部により変動されていない固定送信タイミング及び前記決定部により変動された変動送信タイミングで無線信号を送信する送信部と
を備える発信装置。
【請求項3】
前記決定部は、前記動作履歴情報を少なくとも用いて疑似乱数を生成し、生成された疑似乱数を用いて前記送信タイミングを決定する
請求項1又は2記載の発信装置。
【請求項4】
前記決定部は、前記送信部が無線信号を送信する度に、次の無線信号の送信タイミングを決定する請求項1又は2記載の発信装置。
【請求項5】
前記決定部は、前記送信部が所定周期で無線信号を送信する際に、前記所定周期の送信タイミングの間における送信タイミングをまとめて決定する請求項1記載の発信装置。
【請求項6】
前記決定部は、
前記動作履歴情報を用いて前記所定周期の送信タイミングの間における最初の送信タイミングを決定し、
直前の送信タイミングからの所定周期の残り時間を定数で除算した商が経過するタイミングを次の送信タイミングに決定する請求項1記載の発信装置。
【請求項7】
前記送信部は、前記所定周期の送信タイミングの間に無線信号をN(Nは正の整数)回送信し、
前記Nは、前記所定周期当たりの複数の前記発信装置による無線信号の送信時間に基づいて設定される請求項1記載の発信装置。
【請求項8】
前記決定部は、前記動作履歴情報に加えて、前記発信装置に固有の固有情報を用いて前記送信タイミングを決定する請求項1又は2記載の発信装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、発信装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
信号の送信に用いるタイムスロットを、疑似乱数を利用して選択する技術が知られている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-282975号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に記載の技術のように疑似乱数を利用してタイムスロットを選択する構成では、タイムスロットの数が少ない場合には、複数の発信装置に同じタイムスロットが割り当てられることがある。複数の発信装置に同じタイムスロットが割り当てられると、これらの発信装置から送信される信号が衝突する虞がある。
【0005】
本発明は、以上に説明した課題に鑑みて為されたものであり、他の発信装置から送信された信号との衝突の発生を低減させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために本開示の第1の態様に係る発信装置は、発信装置の動作履歴を示す動作履歴情報を少なくとも用いて所定周期の間における送信タイミングを決定する決定部と、異常の発生時に、前記所定周期及び前記決定された送信タイミングで前記無線信号を送信する送信部と、を備える。
【0007】
また、上記課題を解決するために本開示の第2の態様に係る発信装置は、所定周期で定まる複数の送信タイミングのうち一部の送信タイミングについて、発信装置の動作履歴を示す動作履歴情報を少なくとも用いて変動させた送信タイミングである変動送信タイミングを決定する決定部と、異常の発生時に、前記所定周期で定まる複数の送信タイミングのうち前記変動部により変動されていない固定送信タイミング及び前記変動部により変動された変動送信タイミングで無線信号を送信する送信部と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、簡素な処理で、他の発信装置から送信された信号との衝突の発生を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の一実施形態による発信システム1の構成例を示す図である。
発信装置10の構成例を示す図である。
発信装置10の決定部130bによる送信タイミングの第1の決定方法を説明するための説明図である。
発信装置10の決定部130bによる送信タイミングの第2の決定方法を説明するための説明図である。
発信装置10の決定部130bによる送信タイミングの第3の決定方法を説明するための説明図である。
第1の無線信号の送信タイミングの具体例を示す図である。
発信装置10の制御部130が制御プログラムに従って実行する通知方法における処理の流れを示すフローチャートである。
変形例における無線信号の送信タイミングの具体例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<A.実施形態>
以下に述べる実施形態には技術的に好ましい種々の限定が付されている。しかし、本開示の実施形態は、以下に述べる形態に限られるものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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