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公開番号2025151367
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-09
出願番号2024052748
出願日2024-03-28
発明の名称複合ケーブル
出願人古河電気工業株式会社
代理人個人,個人
主分類H01B 7/00 20060101AFI20251002BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】複合ケーブルのシースに対するケーブルコアの位置の安定性の向上を図る。
【解決手段】導体31の外周に絶縁層を有する複数の電源線3と、導体21の外周に絶縁層を有する二本の信号線2が対となって撚り合わせられた、少なくとも一組の対撚り信号線と、全ての電源線と全ての対撚り信号線とが撚り合わせれてなるケーブルコア20の外周に形成された外部シース4とを備えた複合ケーブル1であって、外部シースが長さ50[mm]の範囲でケーブルコアを被覆する場合の外部シースからのケーブルコアの引き抜き力が60[N]以上90[N]以下とした。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
導体の外周に絶縁層を有する複数の電源線と、
導体の外周に絶縁層を有する二本の信号線が対となって撚り合わせられた、少なくとも一組の対撚り信号線と、
全ての前記電源線と全ての前記対撚り信号線とが撚り合わせれてなるケーブルコアの外周に形成された外部シースとを備えた複合ケーブルであって、
前記外部シースが長さ50[mm]の範囲で前記ケーブルコアを被覆する場合の前記外部シースからの前記ケーブルコアの引き抜き力が60[N]以上90[N]以下であることを特徴とする複合ケーブル。
続きを表示(約 210 文字)【請求項2】
前記外部シースの内側に、前記ケーブルコアの押さえ巻きを有することを特徴とする請求項1に記載の複合ケーブル。
【請求項3】
前記ケーブルコアが二本の前記電源線と一組の前記対撚り信号線とからなることを特徴とする請求項1に記載の複合ケーブル。
【請求項4】
前記ケーブルコアが二本の前記電源線と二組の前記対撚り信号線とからなることを特徴とする請求項1に記載の複合ケーブル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複合ケーブルに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
複合ケーブルは、産業機械、産業用ロボット、車両(自動車、電車等)等をはじめ種々の製品において利用されている。
かかる複合ケーブルは、外径が異なる複数の電線を撚り合わせてケーブルコアを形成し、当該ケーブルコアをシースで被覆したものが一般的である(例えば、特許文献1参照)。
また、上記ケーブルコアを押さえ巻きで束ねた状態でシースによって被覆する複合ケーブルも利用されている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2020/196048号
国際公開第2020/111162号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
複合ケーブルは、用途等に応じて、例えば、耐摩耗性、可撓性、耐熱性、耐低温性、更には耐屈曲性等が要求される。
しかしながら、複合ケーブルに対する要求は、上記に限られない。例えば、複合ケーブルの用途によっては、機械的な動作や振動等によって、複合ケーブルの一端部の接続先と他端部の接続先との間で相対的な位置の変動が発生する場合がある。その場合、複合ケーブルは、シースに対するケーブルコアの位置の安定性が要求されるが、特許文献1,2の複合ケーブルは、シースに対するケーブルコアの位置の安定性については配慮されていなかった。
【0005】
本発明は、上記の問題点を鑑みてなされたものであり、複合ケーブルのシースに対するケーブルコアの位置の安定性の向上を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記の問題を解決するために、本発明は、
導体の外周に絶縁層を有する複数の電源線と、
導体の外周に絶縁層を有する二本の信号線が対となって撚り合わせられた、少なくとも一組の対撚り信号線と、
全ての前記電源線と全ての前記対撚り信号線とが撚り合わされてなるケーブルコアの外周に形成された外部シースとを備えた複合ケーブルであって、
前記外部シースが長さ50[mm]の範囲で前記ケーブルコアを被覆する場合の前記外部シースからの前記ケーブルコアの引き抜き力が60[N]以上90[N]以下であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、シースに対するケーブルコアの位置の安定性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
複合ケーブルの信号線をABSセンサとABS制御デバイスに接続し、電源線をEPB制御デバイスとアクチュエータに接続した状態を表す図である。
本実施形態に係る複合ケーブルの構成例を表す断面図であり、四芯の場合を表す。
本実施形態に係る複合ケーブルの構成例を表す断面図であり、六芯の場合を表す。
電源線又は信号線の導体が複数の素線を撚り合わされて構成されていることを表す図である。
図5(a)は複合ケーブル内で四芯の信号線及び電源線が撚り合わされた状態を表す図、図5(b)は複合ケーブル内で六芯の信号線及び電源線が撚り合わされた状態を表す図である。
複合ケーブルの構成例を表す断面図であり、ケーブルコアが四芯で構成され、押さえ巻きが設けられた場合を表す。
複合ケーブルの構成例を表す断面図であり、ケーブルコアが六芯で構成され、押さえ巻きが設けられた場合を表す。
実施例と比較例とについて「ケーブルコアの安定性」と「可撓性」の評価を行った結果を示した図表である。
外部シースからのケーブルコアの引き抜き力の測定方法を示した説明図である。
ケーブルコアの安定性の計測方法を示した説明図である。
複合ケーブルの可撓性の計測方法を示した説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[複合ケーブルの概略]
以下、図面を参照して、本発明に係る複合ケーブルについて説明する。
ただし、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態や図示例に限定するものではない。
なお、以下の説明において、「数値A~数値B」という場合には、「数値A以上、数値B以下」の範囲を示すものとする。
【0010】
複合ケーブル1は、導体21,31の外周に絶縁層としての樹脂層22,32を有する複数の電線としての信号線2及び電源線3によってケーブルコア20を構成し、当該ケーブルコア20の外周を被覆する外部シース4を備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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