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公開番号2025148734
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-08
出願番号2024049004
出願日2024-03-26
発明の名称複合ケーブル
出願人古河電気工業株式会社
代理人個人,個人
主分類H01B 7/00 20060101AFI20251001BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】端末加工性に優れると同時に耐屈曲性にも優れる複合ケーブルを実現する。
【解決手段】少なくとも一対の信号線2と、少なくとも一対の電源線3と、少なくとも一本の線状の介在物4と、を備えた複合ケーブル1であって、信号線2および電源線3がいずれも絶縁被覆層22,32で被覆されており、介在物4は内層41と外層42を備えた2層構造を有し、その断面が円形状を呈しており、当該複合ケーブル1の中心ではない配置にあって信号線2および電源線3と撚り合わされており、介在物4の内層41を構成する材料の引張弾性率が1000MPa以上10000MPa以下であり、介在物4の外層42を構成する材料の引張弾性率が50MPa以上500MPa以下であるようにした。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも一対の信号線と、少なくとも一対の電源線と、少なくとも一本の線状の介在物と、を備えた複合ケーブルであって、
前記信号線および前記電源線がいずれも絶縁被覆層で被覆されており、
前記介在物は内層と外層を備えた2層構造を有し、その断面が円形状を呈しており、当該複合ケーブルの中心ではない配置にあって前記信号線および前記電源線と撚り合わされており、
前記介在物の内層を構成する材料の引張弾性率が1000MPa以上10000MPa以下であり、前記介在物の外層を構成する材料の引張弾性率が50MPa以上500MPa以下であることを特徴とする複合ケーブル。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
前記介在物の内層は、1本又は複数本の繊維からなる糸であることを特徴とする請求項1に記載の複合ケーブル。
【請求項3】
前記繊維は、エステル結合を有するものであることを特徴とする請求項2に記載の複合ケーブル。
【請求項4】
前記介在物の外層は、熱可塑性樹脂を含むことを特徴とする請求項1に記載の複合ケーブル。
【請求項5】
前記熱可塑性樹脂は、ポリエチレンを含むことを特徴とする請求項4に記載の複合ケーブル。
【請求項6】
前記介在物の外径は、前記電源線の外径の1/3~2/3倍であることを特徴とする請求項1に記載の複合ケーブル。
【請求項7】
前記介在物の外径は、前記信号線の外径の2/3~1.5倍であることを特徴とする請求項1に記載の複合ケーブル。
【請求項8】
当該複合ケーブルは、一対の信号線と一対の電源線を備えた4芯構造を有していることを特徴とする請求項1~7のいずれか一項に記載の複合ケーブル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複合ケーブルに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば、自動車等の車両分野において、電動パーキングブレーキ(EPB:Electric Parking Brake)用のケーブルとして、複数の電力線と複数の信号線の外周を一括してシースにより被覆した複合ケーブルが用いられている。
この複合ケーブルのシースをはがす際に刃を入れるが、ケーブル断面が真円から外れた形状であると、シースを切残したり、ケーブルを傷つけたりするなどの問題があるため、ケーブル断面を真円に近付けることが望まれている。
そして、複合ケーブルの断面形状を円形に近付けるために、複数本の線状の介在物を電力線や信号線に沿わせるようにした複合ケーブルが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-86780号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1の複合ケーブルの場合、軟質のウレタンからなる介在物を用いているため、その介在物を電力線や信号線と撚り合わせる際に、撚り合わせの張力によって線状の介在物が引き伸ばされてしまうことがあった。そして、電力線や信号線との撚り合わせの際に介在物が引き伸ばされて細くなってしまったことで、複合ケーブルの断面形状が乱れてしまうことがあった。
また、逆に介在物が硬質の材料のみで構成されている場合、複合ケーブルの耐屈曲性が悪いものになってしまうという問題があった。
【0005】
本発明の目的は、断面形状を円形に近付けることで、端末加工性に優れると同時に耐屈曲性にも優れる複合ケーブルを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
少なくとも一対の信号線と、少なくとも一対の電源線と、少なくとも一本の線状の介在物と、を備えた複合ケーブルであって、
前記信号線および前記電源線がいずれも絶縁被覆層で被覆されており、
前記介在物は内層と外層を備えた2層構造を有し、その断面が円形状を呈しており、当該複合ケーブルの中心ではない配置にあって前記信号線および前記電源線と撚り合わされており、
前記介在物の内層を構成する材料の引張弾性率が1000MPa以上10000MPa以下であり、前記介在物の外層を構成する材料の引張弾性率が50MPa以上500MPa以下であることを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の複合ケーブルにおいて、
前記介在物の内層は、1本又は複数本の繊維からなる糸であることを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の複合ケーブルにおいて、
前記繊維は、エステル結合を有するものであることを特徴とする。
【0009】
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の複合ケーブルにおいて、
前記介在物の外層は、熱可塑性樹脂を含むことを特徴とする。
【0010】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の複合ケーブルにおいて、
前記熱可塑性樹脂は、ポリエチレンを含むことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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