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公開番号2025151981
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-09
出願番号2024053652
出願日2024-03-28
発明の名称排気ガス処理装置及び混合装置
出願人マレリ株式会社
代理人弁理士法人後藤特許事務所
主分類F01N 3/24 20060101AFI20251002BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】通流経路の短縮化を可能とする。
【解決手段】排気ガス処理装置10は、一端20が開口し、他端22が閉塞された外管24と、外管24の内周面30Aとの間に当該内周面30Aの周方向に沿った通流を許容する隙間46を形成した状態で当該外管24に挿入され、端部開口部40が外管24の内部に開口する内管26と、を備える。排気ガス処理装置10は、内管26の内部に保持された触媒14を備える。排気ガス処理装置10は、外管24の一端20側で隙間46を閉塞する閉塞部54と、外管24の側面に接続され、隙間46に排気ガスGを導入して排気ガスGを内管26の外周部及び内管26の端部開口部40を介して触媒14を保持した内管26に通流させる筒状の導入部36を備える。排気ガス処理装置10は、導入部36に設けられ、内管26の側面(26B)に還元剤12を吹き付けるインジェクタ90を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
エンジンから排出される排気ガスを処理する排気ガス処理装置であって、
一端が開口し、他端が閉塞された外管と、
前記外管の内周面との間に当該内周面の周方向に沿った通流を許容する隙間を形成した状態で当該外管に挿入され、端部開口部が前記外管の内部に開口する内管と、
前記内管の内部に保持された触媒と、
前記外管の前記一端側で前記隙間を閉塞する閉塞部と、
前記外管の側面に接続され、前記隙間に排気ガスを導入して排気ガスを前記内管の外周部及び前記内管の前記端部開口部を介して前記触媒を保持した前記内管に通流させる筒状の導入部と、
前記導入部に設けられ、前記内管の側面に還元剤を吹き付けるインジェクタと、
を備える、
排気ガス処理装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の排気ガス処理装置であって、
前記導入部は、前記内管の中心軸を通過する平面に対して傾斜した状態で前記外管に接続される、
排気ガス処理装置。
【請求項3】
請求項1に記載の排気ガス処理装置であって、
前記インジェクタは、前記内管の中心軸に向かって還元剤を吹き付ける、
排気ガス処理装置。
【請求項4】
請求項3に記載の排気ガス処理装置であって、
前記インジェクタは、前記導入部からの排気ガスの流れの影響を受けた還元剤が前記内管の中心軸に向かうように還元剤を噴出する、
排気ガス処理装置。
【請求項5】
請求項3又は請求項4に記載の排気ガス処理装置であって、
前記インジェクタは、前記導入部から排気ガスが吹き付けられる前記内管の箇所へ向けて還元剤を吹き付ける、
排気ガス処理装置。
【請求項6】
請求項1に記載の排気ガス処理装置であって、
前記触媒は、筒状保持部材を介して前記内管に保持され、
前記インジェクタは、前記筒状保持部材が設けられた位置における前記内管の外周面の部位に還元剤を吹き付ける、
排気ガス処理装置。
【請求項7】
液体と気体とを混合させる混合装置であって、
一端が開口し、他端が閉塞された外管と、
前記外管の内周面との間に当該内周面の周方向に沿った通流を許容する隙間を形成した状態で当該外管に挿入され、端部開口部が前記外管の内部に開口する内管と、
前記外管の前記一端側で前記隙間を閉塞する閉塞部と、
前記外管の側面に接続され、前記隙間に気体を導入して気体を前記内管の外周部及び前記内管の前記端部開口部を介して前記内管に通流させる筒状の導入部と、
前記導入部に設けられ、前記内管の側面に向かって液体を霧化して吹き付けるインジェクタと、
を備える、
混合装置。
【請求項8】
請求項7に記載の混合装置であって、
前記導入部は、前記内管の中心軸を通過する平面に対して傾斜した状態で前記外管に接続される、
混合装置。
【請求項9】
請求項7又は請求項8に記載の混合装置であって、
前記インジェクタは、霧化された液体を前記内管の中心軸に向かって吹き付ける、
混合装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、排気ガス処理装置及び混合装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、噴霧された液体と気体とを混合させる装置を備えた排気浄化システムが開示されている。排気浄化システムは、液体が噴霧された気体を、羽根形状のミキサープレートを通過させることで、液体と気体との混合を促進する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-180133号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の排気浄化システムは、ミキサープレートの設置スペースが必要であるため、通流経路が長くなる虞がある。
【0005】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、通流経路の小型化を可能とすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のある態様によれば、エンジンから排出される排気ガスを処理する排気ガス処理装置は、一端が開口し、他端が閉塞された外管と、前記外管の内周面との間に当該内周面の周方向に沿った通流を許容する隙間を形成した状態で当該外管に挿入され、端部開口部が前記外管の内部に開口する内管と、前記内管の内部に保持された触媒と、前記外管の前記一端側で前記隙間を閉塞する閉塞部と、前記外管の側面に接続され、前記隙間に排気ガスを導入して排気ガスを前記内管の外周部及び前記内管の前記端部開口部を介して前記触媒を保持した前記内管に通流させる筒状の導入部と、前記導入部に設けられ、前記内管の側面に還元剤を吹き付けるインジェクタと、を備える。
【発明の効果】
【0007】
上記態様では、液体としての還元剤は、導入部に設けられたインジェクタによって内管の側面に吹き付けられる。すると、還元剤は、内管の側面に衝突して微粒子化される。これにより、微粒子化された還元剤は、ミキサープレート等を用いることなく、導入部から導入される気体としての排気ガスとの混合が促進される。
【0008】
また、導入部から外管に導入された気体としての排気ガスは、外管及び内管の間に形成された隙間を通って内管の端部開口部側へ移動した後、当該端部開口部側で折り返して内管の内部へ流れる。そして、排気ガスは、内管に保持された触媒を通過する。このため、排気ガスの通流経路が折返しの無い直線状に形成される場合と比較して、排気ガスの流路長を短くすることなく、通流経路の小型化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の実施形態に係る排気ガス処理装置の断面図である。
図2は、図1のII-II断面図である。
図3は、第一変形例に係る排気ガス処理装置の要部を示す断面図である。
図4は、第二変形例に係る排気ガス処理装置を示す図であり、図1のIV-IV断面図に相当する図である。
図5は、第三変形例に係る排気ガス処理装置を示す図であり、図1のII-II断面図に相当する図である。
図6は、第四変形例に係る排気ガス処理装置を示す図であり、図2のVI-VI断面図に相当する図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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