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公開番号2025152149
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-09
出願番号2024053908
出願日2024-03-28
発明の名称回転電機用ステータ
出願人株式会社アイシン,トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H02K 3/04 20060101AFI20251002BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】接続管にコイル線を挿入により嵌合させる際の挿入荷重を比較的小さくしつつ、接続管からのコイル線の抜けの可能性を低減する。
【解決手段】ステータコアと、断面矩形のコイル線と、断面矩形の中空部を有する接続管とを備え、接続管の軸方向一方側の第1接続部に接続される第1コイル線と、軸方向他方側の第2接続部に接続される第2コイル線とを含み、接続管の第1接続部及び第2接続部の少なくとも一方が締め代を有し、当該締め代は、コイル線の矩形に係る2つの直交する辺に沿った2方向のうちの、第1方向に沿った締め代であり、前記2方向のうちの、第2方向に沿った締め代は、0又は前記第1方向に沿った締め代よりも小さい、回転電機用ステータが開示される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数のスロットが周方向に配置されるステータコアと、
前記複数のスロットを通って前記ステータコアに巻装される断面矩形のコイル線と、
断面矩形の中空部を有する接続管とを備え、
前記コイル線は、前記接続管の軸方向一方側に接続される第1コイル線と、前記接続管の軸方向他方側に接続される第2コイル線とを含み、
前記接続管は、軸方向一方側に前記第1コイル線が接続する第1接続部と、軸方向他方側に前記第2コイル線が接続する第2接続部とを有し、
前記第1接続部及び前記第2接続部の少なくとも一方が締め代を有し、
前記締め代は、コイル線の矩形に係る2つの直交する辺に沿った2方向のうちの、前記接続管の第1方向の寸法を拡大させる前記第1方向に沿った締め代であり、前記2方向のうちの、第2方向に沿った締め代は、0又は前記第1方向に沿った締め代よりも小さい、回転電機用ステータ。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記第2方向に沿った締め代は、前記第1方向に沿った締め代の半分以下である、請求項1に記載の回転電機用ステータ。
【請求項3】
前記第1方向に沿った締め代がα[mm]であるとき、前記第2方向に沿った締め代は、前記接続管に挿入する際の挿入荷重が、前記第2方向に沿った締め代がα[mm]であるときよりも、20%以上低減されるように、設定される、請求項1に記載の回転電機用ステータ。
【請求項4】
前記接続管は、断面視で、前記第1方向を法線方向とする側面のほうが、前記第2方向を法線方向とする側面よりも板厚が大きい、請求項1から3のうちのいずれか1項に記載の回転電機用ステータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、回転電機用ステータに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
ステータコアのスロット内に配置される断面矩形の中空接続管を用いて、中空接続管の軸方向一方側に、一のコイル線を嵌合させるとともに、同中空接続管の軸方向他方側に、他のコイル線を嵌合させることで、これらのコイル線を連結する技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-126153号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記のような従来技術では、中空接続管にコイル線を挿入により嵌合させる際の挿入荷重を比較的小さくしつつ、中空接続管からのコイル線の抜けの可能性を低減することが難しい。挿入荷重が過大になると、中空接続管の座屈変形が起きやすくなる。逆に、挿入荷重を低減するために締め代を小さくすると、中空接続管からのコイル線の抜けの可能性が増加するおそれがある。
【0005】
そこで、1つの側面では、本開示は、接続管にコイル線を挿入により嵌合させる際の挿入荷重を比較的小さくしつつ、接続管からのコイル線の抜けの可能性を低減することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
1つの側面では、複数のスロットが周方向に配置されるステータコアと、
前記複数のスロットを通って前記ステータコアに巻装される断面矩形のコイル線と、
断面矩形の中空部を有する接続管とを備え、
前記コイル線は、前記接続管の軸方向一方側に接続される第1コイル線と、前記接続管の軸方向他方側に接続される第2コイル線とを含み、
前記接続管は、軸方向一方側に前記第1コイル線が接続する第1接続部と、軸方向他方側に前記第2コイル線が接続する第2接続部とを有し、
前記第1接続部及び前記第2接続部の少なくとも一方が締め代を有し、
前記締め代は、コイル線の矩形に係る2つの直交する辺に沿った2方向のうちの、前記接続管の前記第1方向の寸法を拡大させる第1方向に沿った締め代であり、前記2方向のうちの、第2方向に沿った締め代は、0又は前記第1方向に沿った締め代よりも小さい、回転電機用ステータが提供される。
【発明の効果】
【0007】
1つの側面では、本開示によれば、接続管にコイル線を挿入により嵌合させる際の挿入荷重を比較的小さくしつつ、接続管からのコイル線の抜けの可能性を低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施例による回転電機(ステータ)の平面図である。
本実施例によるステータの斜視図である。
ステータコイルを形成するコイル片の構成を説明するための図である。
接続管と第1コイル片又は第2コイル片の接続方法の一例を示す説明図である。
接続管と第1コイル片との間の嵌合部の一例を断面視で模式的に示す図である。
接続管と第1コイル片との間の嵌合部の他の一例を断面視で模式的に示す図である。
比較例による嵌合部を断面視で模式的に示す図である。
挿入荷重の低減効果に係る解析結果(その1)を示す図である。
挿入荷重の低減効果に係る解析結果(その2)を示す図である。
EW側の締め代が優勢な嵌合構造に関する解析結果であり、フラットワイズ側での締め代を0から徐々に増加した場合の挿入荷重の変化態様を示す図である。
FW側の締め代が優勢な嵌合構造に関する解析結果であり、エッジワイズ側での締め代を0から徐々に増加した場合の挿入荷重の変化態様を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照しながら各実施例について詳細に説明する。なお、図面の寸法比率はあくまでも一例であり、これに限定されるものではなく、また、図面内の形状等は、説明の都合上、部分的に誇張している場合がある。また、図面では、見易さのために、複数存在する同一属性の部位には、一部のみしか参照符号が付されていない場合がある。
【0010】
図1は、本実施例による回転電機(ステータ)の平面図である。
(【0011】以降は省略されています)

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