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公開番号
2025152503
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024054399
出願日
2024-03-28
発明の名称
クラウドを介した4Dモデルデータ共有システム及びデータ共有方法
出願人
飛島建設株式会社
,
応用技術株式会社
代理人
弁理士法人共生国際特許事務所
主分類
G06Q
50/08 20120101AFI20251002BHJP(計算;計数)
要約
【課題】施工管理に利用する4Dモデルの特定のオブジェクトに特定IDを付与することで、特定IDを起点にクラウドを介して4Dモデルに様々な情報を付与、表示、操作することを可能とする。
【解決手段】本発明による4Dモデルデータ共有システムは、情報共有サーバとユーザ端末を備え、情報共有サーバは、建設現場における時間軸を伴う計画立体構造図である計画4Dモデルを作成する計画4Dモデル作成部と、計画4Dモデルに実績を反映した実績・修正4Dモデルを作成する実績・修正4Dモデル作成部と、いずれかの4Dモデルの特定のオブジェクトに特定IDを付与し、当該オブジェクトに関する情報を逐次受け付けて特定IDと関連付けて保存するオブジェクト管理部と、作成した4Dモデルと、4Dモデル中の特定IDを付与した特定のオブジェクトに関する最新情報とをクラウド上にアップロードして閲覧可能に提供する共有情報提供部とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ネットワークを介して接続される情報共有サーバとユーザ端末を備える4Dモデルデータ共有システムであって、
前記情報共有サーバは、
建設現場における時間軸を伴う計画立体構造図である計画4Dモデルを作成又は取得して保存する計画4Dモデル作成部と、
前記計画4Dモデルを元に、施工の進展に伴い、実績を反映した立体構造図である実績・修正4Dモデルを作成又は取得して保存する実績・修正4Dモデル作成部と、
計画4Dモデル及び/又は実績・修正4Dモデルの特定のオブジェクトに対する特定ID付与情報を受け付けて特定のオブジェクトに特定IDを付与し、特定IDを付与したオブジェクトに関する情報を逐次受け付けて特定IDと関連付けて保存するオブジェクト管理部と、
計画4Dモデル及び/又は実績・修正4Dモデルと、計画4Dモデル及び/又は実績・修正4Dモデル中の特定IDを付与した特定のオブジェクトに関する最新情報とをクラウド上にアップロードしてユーザ端末に閲覧可能に提供する共有情報提供部とを備えることを特徴とするクラウドを介した4Dモデルデータ共有システム。
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【請求項2】
前記特定IDは、4Dモデルの種類によらず、また特定のオブジェクトの数、種類によらず自由に付与可能であり、複数の特定のオブジェクトに同一の前記特定IDを付与した場合、同一の前記特定IDを付与した特定のオブジェクトには前記特定IDに関連付けられた共通の情報が紐付けられることを特徴とする請求項1に記載のクラウドを介した4Dモデルデータ共有システム。
【請求項3】
前記共有情報提供部は、計画4Dモデル及び/又は実績・修正4Dモデルの元となる3Dモデルをタイムライナーと組み合わせ、共通の前記特定IDを付与した複数のオブジェクトを時間軸に基づきグルーピングして提供することを特徴とする請求項2に記載のクラウドを介した4Dモデルデータ共有システム。
【請求項4】
前記特定IDは、4Dモデルの種類によらず、また特定のオブジェクトの数、種類によらず自由に付与可能であり、同一種のオブジェクトであっても異なる前記特定IDを付与した場合、異なる前記特定IDを付与した特定のオブジェクト同士にはそれぞれの前記特定IDに関連付けられた異なる情報が紐付けられることを特徴とする請求項1に記載のクラウドを介した4Dモデルデータ共有システム。
【請求項5】
ネットワークを介して接続される情報共有サーバとユーザ端末を備える4Dモデルデータ共有システムを使用したデータ共有方法であって、
建設現場における時間軸を伴う計画立体構造図である計画4Dモデルを作成又は取得して保存する段階と、
前記計画4Dモデルを元に、施工の進展に伴い、実績を反映した立体構造図である実績・修正4Dモデルを作成又は取得して保存する段階と、
前記計画4Dモデル及び/又は前記実績・修正4Dモデルの特定のオブジェクトに対する特定ID付与情報を受け付けて特定のオブジェクトに特定IDを付与する段階と、
作成した前記計画4Dモデル及び/又は前記実績・修正4Dモデルを特定のオブジェクトに付与した特定IDと共にクラウド上にアップロードしてユーザ端末に閲覧可能に提供する段階と、
クラウド上で前記特定IDを付与したオブジェクトに関する情報を逐次受け付けて前記特定IDと関連付けて保存するとともに、前記計画4Dモデル及び/又は前記実績・修正4Dモデルと組み合わせて前記特定IDと関連付けて保存する情報を閲覧可能に提供する段階とを有することを特徴とするクラウドを介した4Dモデルデータ共有方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、クラウドを介した4Dモデルデータ共有システム及びデータ共有方法に関し、特に施工管理に利用する4Dモデルの特定のオブジェクトに特定IDを付与することで、特定IDを起点にクラウドを介して様々な情報を付与、表示、操作することを可能とするクラウドを介した4Dモデルデータ共有システム及びデータ共有方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
大規模な土木工事や大型施設の建設工事などでは、設計段階で検討された施工計画が関係者に十分正確に共有されにくく、設計段階での意図が施工時にうまく反映されないことによる施工時の手戻りの発生などが課題視されてきた。そこで建設生産プロセスの生産性向上を目的として、BIM/CIM(Building/Construction Information Modeling,Management)の採用が推奨されてきている。
【0003】
BIM/CIMの中では、建設対象の三次元モデル(以下3Dモデルと表す)に施工ステップ等の時間情報を含む工程に関する情報を付与した四次元モデル(以下4Dモデルと表す)を活用することにより、施工計画が視覚的にわかりやすく表現され、工事関係者間や受発注者間で正しく施工計画を共有することが可能となる。
【0004】
ただし、BIM/CIMの中の3Dモデルや4Dモデルを編集するためには専用のCADソフトが必要となり、CADソフト自体が高価なうえにCADソフトの実行には高性能な端末が求められることから、これらのモデルを簡単に扱うことは難しい。さらにCADソフトを使用したモデルの作成や編集にはCADソフトを使いこなせる知識や専門性が必要であり、限られたユーザにしかモデルを取り扱うことはできないという課題もある。
【0005】
また、大規模な土木工事や大型施設の建設工事は、施工期間が長期間にわたることが多く、施工期間中に様々な建設機械が導入される。また施工に伴い変化する工事環境や工事現場に影響する自然環境の変化などをモニターするための様々なセンサが使用されることも多い。
様々な建設機械の稼働状況や各種センサからのセンシングデータは、施工管理には必要な情報であり、工事関係者間で共有することは非常に有益である。様々な建設機械の稼働状況や各種センサからのセンシングデータは、3Dモデルや4Dモデルと組み合わせて表示することができれば、視覚的に理解しやすくデータの共有化には有効な表現方法となる。
【0006】
特許文献1には、建設物の3次元設計モデルの3次元設計データに、計測センサで計測されたセンシングデータの情報を反映可能なセンサモデルを組み合わせ、これに建設物を施工する際の工程データを紐付け、計測センサで計測されたセンシングデータを、時間軸の進行に伴う現場状況のデータとして可視化し、建設物の施工を管理する工程管理装置が記載されている。
【0007】
特許文献1によれば、建設物に関するセンシングデータを時間軸の進行と共に3次元モデルと組み合わせて確認することができるので、施工管理を効率的に行うことができる。しかし、特許文献1に記載の発明は、3Dモデルの所定箇所にオブジェクトとしてセンサモデルを作成し、このセンサモデルに対して所定のセンシングデータを紐付けて表示するものであり、3Dモデルやデータの編集が可能な所定のソフトウェアで操作するものである。そこで例えばインターネットを介して閲覧するとしても、特許文献1に記載の発明では、データの更新の度に3Dモデルをアップロードする必要があるため、所定日数・時間毎に更新される計測データを全て3Dモデルに付与するのは容易ではなく、リアルタイムでの計測データ閲覧は実現が難しい。また所定のソフトウェアの操作が必要であるのでシステムの利用者にはソフトウェアの操作の習熟が求められる。
【0008】
このようにセンサの情報を3Dモデルと組み合わせることができたとしても、この組み合わせを扱えるのが所定のソフトウェアで操作する環境に限られると、操作者、閲覧者が限定される。操作者が限られることにより、刻々と更新される各種センサ情報を3Dモデルと組み合わせる作業が集中し、操作者の作業負荷は多大なものとなる。また閲覧者が限られることにより、多くの工事関係者間や受発注者間で情報を共有するのは困難を伴うという課題も残る。
【0009】
そこで、施工の工事現場に関連して取得されるセンシングデータなどを含む様々な関連情報を、現場だけでなく遠隔地からでも容易に3Dモデルや4Dモデルと組み合わせて表示したり、更新や編集したりすることができるデータ共有のためのシステムの実現が求められる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開2023-151018号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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