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公開番号
2025153134
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024055447
出願日
2024-03-29
発明の名称
微小球型再帰反射シート
出願人
日本カーバイド工業株式会社
代理人
個人
主分類
G02B
5/128 20060101AFI20251002BHJP(光学)
要約
【課題】 耐アルカリ性に優れる微小球型再帰反射シートを提供する。
【解決手段】 微小球型再帰反射シート1は、光透過性の複数の微小球31が平面状に並べられた微小球層30と、微小球31と対向する鏡面反射層50と、微小球31と鏡面反射層50との間を埋める光透過性の焦点形成層40と、を備え、焦点形成層40は、アクリル酸を含む主剤であるアクリル樹脂と、メラミン系の架橋剤と、を含み、アクリル樹脂におけるアクリル酸の含有量は7.00wt%以下であり、アクリル樹脂に対する架橋剤の含有量は8.3wt%以上であることを特徴とする。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
光透過性の複数の微小球が平面状に並べられた微小球層と、
前記微小球と対向する鏡面反射層と、
前記微小球と前記鏡面反射層との間を埋める光透過性の焦点形成層と、
を備え、
前記焦点形成層は、アクリル酸を含む主剤であるアクリル樹脂と、メラミン系の架橋剤と、を含み、
前記アクリル樹脂における前記アクリル酸の含有量は7.00wt%以下であり、
前記アクリル樹脂に対する前記架橋剤の含有量は8.3wt%以上である
ことを特徴とする微小球型再帰反射シート。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
光透過性の複数の微小球が平面状に並べられた微小球層と、
前記微小球と対向する鏡面反射層と、
前記微小球と前記鏡面反射層との間を埋める光透過性の焦点形成層と、
を備え、
前記焦点形成層は、アクリル酸を含む主剤であるアクリル樹脂と、メラミン系の架橋剤と、を含み、
前記アクリル樹脂における前記アクリル酸の含有量は6.00wt%以下であり、
前記アクリル樹脂に対する前記架橋剤の含有量は6.2wt%以上である
ことを特徴とする微小球型再帰反射シート。
【請求項3】
光透過性の複数の微小球が平面状に並べられた微小球層と、
前記微小球と対向する鏡面反射層と、
前記微小球と前記鏡面反射層との間を埋める光透過性の焦点形成層と、
を備え、
前記焦点形成層は、アクリル酸を含む主剤であるアクリル樹脂と、メラミン系の架橋剤と、を含み、
前記アクリル樹脂における前記アクリル酸の含有量は4.50wt%以下であり、
前記アクリル樹脂に対する前記架橋剤の含有量は4.2wt%以上である
ことを特徴とする微小球型再帰反射シート。
【請求項4】
光透過性の複数の微小球が平面状に並べられた微小球層と、
前記微小球と対向する鏡面反射層と、
前記微小球と前記鏡面反射層との間を埋める光透過性の焦点形成層と、
を備え、
前記焦点形成層は、アクリル酸を含む主剤であるアクリル樹脂と、メラミン系の架橋剤と、を含み、
前記アクリル樹脂における前記アクリル酸の含有量は1.50wt%以下であり、
前記アクリル樹脂に対する前記架橋剤の含有量は2.1wt%以上である
ことを特徴とする微小球型再帰反射シート。
【請求項5】
光透過性の複数の微小球が平面状に並べられた微小球層と、
前記微小球と対向する鏡面反射層と、
前記微小球と前記鏡面反射層との間を埋める光透過性の焦点形成層と、
を備え、
前記焦点形成層は、アクリル酸及びメタクリル酸2-ヒドロキシエチルを含む主剤であるアクリル樹脂と、メラミン系の架橋剤と、を含み、
前記アクリル樹脂における前記メタクリル酸2-ヒドロキシエチルの含有量は14.00wt%以上28.00wt%以下であり、
前記アクリル樹脂における前記アクリル酸の含有量は6.00wt%以下であり、
前記アクリル樹脂に対する前記架橋剤の含有量は4.2wt%以上である
ことを特徴とする微小球型再帰反射シート。
【請求項6】
光透過性の複数の微小球が平面状に並べられた微小球層と、
前記微小球と対向する鏡面反射層と、
前記微小球と前記鏡面反射層との間を埋める光透過性の焦点形成層と、
を備え、
前記焦点形成層は、アクリル酸及びメタクリル酸2-ヒドロキシエチルを含む主剤であるアクリル樹脂と、メラミン系の架橋剤と、を含み、
前記アクリル樹脂における前記メタクリル酸2-ヒドロキシエチルの含有量は14.00wt%以上28.00wt%以下であり、
前記アクリル樹脂における前記アクリル酸の含有量は3.00wt%以下であり、
前記アクリル樹脂に対する前記架橋剤の含有量は2.1wt%以上である
ことを特徴とする微小球型再帰反射シート。
【請求項7】
前記アクリル樹脂は、アクリル酸エチルと、メタクリル酸メチルと、を含有する
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の微小球型再帰反射シート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、微小球型再帰反射シートに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
再帰反射シートは夜間の視認性が優れていることにより、交通標識、車両ナンバープレート、認証ラベル、加飾シート等に用いられている。このような再帰反射シートとして、キューブコーナー型再帰反射シートや微小球型再帰反射シート等が知られている。下記特許文献1には、これらの再帰反射シートの例が記載されている。
【0003】
微小球型の再帰反射シートは、微小球と鏡面反射層との間に焦点形成層が設けられ、当該焦点形成層により、微小球を透過した光が鏡面反射層上に集光するように、微小球と鏡面反射層との距離が調整されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-34659号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
再帰反射シートは、車両ナンバープレートや加飾シート等のように車両に用いられる場合がある。この場合、洗車等により再帰反射シートがアルカリに曝される場合がある。焦点形成層がアルカリに侵食されると、微小球と鏡面反射層との距離が設計値から変化し、再帰反射性能が低下したり、焦点形成層の強度が弱まり再帰反射シートの一部が破壊されたりする可能性がある。
【0006】
そこで、本発明は、耐アルカリ性に優れる微小球型再帰反射シートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明は、光透過性の複数の微小球が平面状に並べられた微小球層と、前記微小球と対向する鏡面反射層と、前記微小球と前記鏡面反射層との間を埋める光透過性の焦点形成層と、を備え、前記焦点形成層は、アクリル酸を含む主剤であるアクリル樹脂と、メラミン系の架橋剤と、を含む第1の微小球型再帰反射シートに係るものであり、以下の特徴を有する。
【0008】
すなわち、本発明は、第1の微小球型再帰反射シートにおいて、前記アクリル樹脂における前記アクリル酸の含有量は7.00wt%以下であり、前記アクリル樹脂に対する前記架橋剤の含有量は8.3wt%以上であることを特徴とする。
【0009】
或いは、本発明は、第1の微小球型再帰反射シートにおいて、前記アクリル樹脂における前記アクリル酸の含有量は6.00wt%以下であり、前記アクリル樹脂に対する前記架橋剤の含有量は6.2wt%以上であることを特徴とする。
【0010】
或いは、本発明は、第1の微小球型再帰反射シートにおいて、前記アクリル樹脂における前記アクリル酸の含有量は4.50wt%以下であり、前記アクリル樹脂に対する前記架橋剤の含有量は4.2wt%以上であることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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