TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025154917
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024058198
出願日
2024-03-29
発明の名称
光学性積層体
出願人
住友ベークライト株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02B
5/30 20060101AFI20251002BHJP(光学)
要約
【課題】熱曲げ成型時に、偏光膜の損傷を防止しつつ、各層の不本意な剥離を防止することができる光学性積層体を提供すること。
【解決手段】本発明の光学性積層体10は、偏光膜4と、偏光膜4の一方の面側に設けられ、主としてポリカーボネートを含む第1樹脂層2と、偏光膜4の他方の面側に設けられ、主としてポリカーボネートを含む第2樹脂層3と、偏光膜4と第1樹脂層2との間に設けられ、これらを接着する第1接着剤層5と、偏光膜4と第2樹脂層3との間に設けられ、これらを接着する第2接着剤層6と、を備え、偏光膜4は、ホウ酸を含み、濃度が5.0重量%以上10.0重量%以下であり、第1接着剤層5および第2接着剤層6は、それぞれ、23℃における貯蔵弾性率G’(23℃)が3.0MPa以上200.0MPa以下であることを特徴とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
偏光膜と、
前記偏光膜の一方の面側に設けられ、主としてポリカーボネートを含む第1樹脂層と、
前記偏光膜の他方の面側に設けられ、主としてポリカーボネートを含む第2樹脂層と、
前記偏光膜と前記第1樹脂層との間に設けられ、これらを接着する第1接着剤層と、
前記偏光膜と前記第2樹脂層との間に設けられ、これらを接着する第2接着剤層と、を備え、
前記偏光膜は、ホウ酸を含み、濃度が5.0重量%以上10.0重量%以下であり、
前記第1接着剤層および前記第2接着剤層は、それぞれ、23℃における貯蔵弾性率G’(23℃)が3.0MPa以上200.0MPa以下であることを特徴とする光学性積層体。
続きを表示(約 220 文字)
【請求項2】
前記第1接着剤層および前記第2接着剤層は、それぞれ、その130℃における貯蔵弾性率G’(130℃)が0.5MPa以上15.0MPa以下である請求項1に記載の光学性積層体。
【請求項3】
G’(23℃)/G’(130℃)は、5以上30以下である請求項2に記載の光学性積層体。
【請求項4】
前記第1接着剤層および前記第2接着剤層は、ポリウレタンを含む請求項1に記載の光学性積層体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光学性積層体に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
眼鏡やサングラス等の光学部品は、樹脂材料またはガラス材料等、光透過性を有する材料で構成されたレンズ層と、レンズ層に積層され、レンズ層を透過する光に対して光学的に作用する充填材を含む光学機能層と、を有している(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に記載されている光学部品では、光学機能層は、金属膜をレンズ層に多層に積層したハーフミラー層で構成されている。このため、光学部品を外側から見たとき、光学部品がキラキラ光って見えてデザイン性が高くなるとともに、使用者の目が外側から見えにくくなっている。また、防眩効果を発揮することができ、目の疲労感を低減することができる。
【0004】
しかしながら、レンズ層は、湾曲面となっていることが多く、この湾曲面に対して光学機能層を接着する構成では、光学機能層に対して予め熱曲げ加工を施してから、レンズ層と光学機能層とを接合する場合がある。この場合、光学機能層に対してダメージが加わり、偏光機能が低下したり、光学機能層において層間剥離が生じたりするおそれがある。従来では、このことに関して、十分な研究がなされていなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
WO2014/115705
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、熱曲げ成型時に、偏光膜の損傷を防止しつつ、各層の不本意な剥離を防止することができる光学性積層体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
このような目的は、下記(1)~(4)に記載の本発明により達成される。
(1) 偏光膜と、
前記偏光膜の一方の面側に設けられ、主としてポリカーボネートを含む第1樹脂層と、
前記偏光膜の他方の面側に設けられ、主としてポリカーボネートを含む第2樹脂層と、
前記偏光膜と前記第1樹脂層との間に設けられ、これらを接着する第1接着剤層と、
前記偏光膜と前記第2樹脂層との間に設けられ、これらを接着する第2接着剤層と、を備え、
前記偏光膜は、ホウ酸を含み、濃度が5.0重量%以上10.0重量%以下であり、
前記第1接着剤層および前記第2接着剤層は、それぞれ、23℃における貯蔵弾性率G’(23℃)が3.0MPa以上200.0MPa以下であることを特徴とする光学性積層体。
【0008】
(2) 前記第1接着剤層および前記第2接着剤層は、それぞれ、その130℃における貯蔵弾性率G’(130℃)が0.5MPa以上15.0MPa以下である上記(1)に記載の光学性積層体。
【0009】
(3)G’(23℃)/G’(130℃)は、5以上30以下である上記(1)または(2)に記載の光学性積層体。
【0010】
(4) 前記第1接着剤層および前記第2接着剤層は、ポリウレタンを含む上記(1)ないし(3)に記載の光学性積層体。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
東レ株式会社
積層フィルム
2日前
アイカ工業株式会社
反射防止フィルム
8日前
キヤノン株式会社
映像表示装置
21日前
インターマン株式会社
立体映像表示装置
21日前
スタンレー電気株式会社
照明装置
3日前
日本電気株式会社
光集積回路素子
今日
日東電工株式会社
調光フィルム
1日前
住友化学株式会社
積層体
今日
旭化成株式会社
成形体
7日前
旭化成株式会社
成形体
7日前
日本精機株式会社
ヘッドアップディスプレイ装置
1日前
日本分光株式会社
赤外顕微鏡
7日前
個人
透過型及び反射型顕微鏡
21日前
キヤノン株式会社
画像表示装置
7日前
キヤノン株式会社
レンズ装置および撮像装置
1日前
住友ベークライト株式会社
積層体の製造方法
1日前
キヤノン株式会社
レンズ装置および撮像装置
9日前
レーザーテック株式会社
検査装置及び検査方法
11日前
Orbray株式会社
MEMS光スイッチの制御方法
1日前
住友化学株式会社
偏光板及び画像表示装置
2日前
キヤノン株式会社
表示装置
14日前
古河電気工業株式会社
光モジュール、光接続構造
1日前
日東電工株式会社
積層光学部材及び光学装置
今日
日東電工株式会社
光学積層体
22日前
TDK株式会社
メタサーフェスレンズ
今日
株式会社小糸製作所
画像投影装置
21日前
東レ株式会社
先端に凸面を有する光ファイバ
21日前
京セラ株式会社
走査装置及び制御装置
今日
京セラ株式会社
走査装置及び制御装置
今日
住友ベークライト株式会社
光学シート
今日
キヤノン株式会社
光学系及び撮像装置
15日前
株式会社小糸製作所
画像投影装置
22日前
セイコーエプソン株式会社
虚像表示装置
11日前
住友化学株式会社
複合偏光板及び画像表示装置
9日前
国立大学法人徳島大学
光共振器、及び光周波数コム発生装置
1日前
国立大学法人徳島大学
光共振器、及び光周波数コム発生装置
1日前
続きを見る
他の特許を見る