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公開番号2025155510
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-14
出願番号2024119487
出願日2024-07-25
発明の名称ゴルフボール
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人個人,個人
主分類A63B 37/00 20060101AFI20251002BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約【課題】樹脂成分としてポリウレタンを含有するカバーを有するゴルフボールについて、カバーの耐傷付き性の低下を抑制しつつ、カバーの成型性が改善し、ゴルフボールの生産性を高めることを目的とする。
【解決手段】ゴルフボールは、球状コアと、前記球状コアを被覆するカバーとを有し、前記カバーが、樹脂成分として、(A)熱可塑性ポリウレタンと、(B)オレフィン-不飽和カルボン酸共重合体および/またはオレフィン-不飽和カルボン酸-不飽和カルボン酸エステル共重合体とを含有し、前記樹脂成分中の(A)熱可塑性ポリウレタンの含有率が50質量%以上であるカバー用組成物から形成されていることを特徴とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
球状コアと、前記球状コアを被覆するカバーとを有するゴルフボールであって、
前記カバーが、樹脂成分として、(A)熱可塑性ポリウレタンと、(B)オレフィン-不飽和カルボン酸共重合体および/またはオレフィン-不飽和カルボン酸-不飽和カルボン酸エステル共重合体とを含有し、
前記樹脂成分中の(A)熱可塑性ポリウレタンの含有率が50質量%以上であるカバー用組成物から形成されていることを特徴とするゴルフボール。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記樹脂成分中の前記(A)熱可塑性ポリウレタンと前記(B)オレフィン-不飽和カルボン酸共重合体およびオレフィン-不飽和カルボン酸-不飽和カルボン酸エステル共重合体との質量比((A)/(B))が、50.0/50.0~99.9/0.1である請求項1に記載のゴルフボール。
【請求項3】
前記樹脂成分中の前記(A)熱可塑性ポリウレタンと前記(B)オレフィン-不飽和カルボン酸共重合体およびオレフィン-不飽和カルボン酸-不飽和カルボン酸エステル共重合体との質量比((A)/(B))が、60.0/40.0~99.0/1.0である請求項1に記載のゴルフボール。
【請求項4】
前記(A)熱可塑性ポリウレタンが、前記(A)熱可塑性ポリウレタンを構成するポリイソシアネートとして、脂環式ジイソシアネートおよび/または芳香族ジイソシアネートを含有する請求項1に記載のゴルフボール。
【請求項5】
前記ポリイソシアネートが、4,4’-ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、1,3-ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサン、イソホロンジイソシアネート、トランス-1,4-シクロヘキサンジイソシアネート、4,4’-ジフェニルメタンジイソシアネートおよびトルエンジイソシアネートよりなる群から選択される少なくとも1種のジイソシアネートである請求項4に記載のゴルフボール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ゴルフボールに関し、特に、ポリウレタンカバーの成形性の改善に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ゴルフボールのカバーを構成する樹脂成分としては、アイオノマー樹脂やポリウレタンが使用されている。アイオノマー樹脂を使用したカバーは、反発性、耐久性、加工性などに優れる傾向がある。ポリウレタンを使用したカバーは、打球感やスピン性能が向上する傾向がある。また、これらのアイオノマー樹脂、ポリウレタンを組み合わせたカバー材料も提案されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、熱可塑性ポリウレタンエラストマー、エチレン-アクリル酸エステル-グリシジルメタクリレート3元共重合体、および、ステアリン酸マグネシウムを含有するゴルフボール用カバー材が記載されている(特許文献1(表1)参照)。
特許文献2には、(a)ポリウレタン系熱可塑性エラストマー60~95重量%、および(b)エチレン-(メタ)アクリル酸-(メタ)アクリル酸エステル系三元共重合体アイオノマー樹脂5~40重量%の加熱混合物を主成分として含有するカバー用組成物が記載されている(特許文献2(表2)参照)。
【0004】
また、特許文献3には、カバーが、(A)オレフィン-不飽和カルボン酸共重合体の金属イオン中和物及び/又はオレフィン-不飽和カルボン酸-不飽和カルボン酸エステル共重合体の金属イオン中和物 60~90質量%(但し、上記(A)成分の40~80質量%がアルカリ金属イオンにより中和されたアイオノマーである。)、(B) 少なくとも1 種類からなるオレフィン-不飽和カルボン酸共重合体及び/又はオレフィン-不飽和カルボン酸-不飽和カルボン酸エステル共重合体 5~20質量%、(C)熱可塑性ポリウレタンエラストマー 2~30質量%の加熱混合物を主成分とするカバー材料から形成されたゴルフボールが記載されている(特許文献3(表3)参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平11-128402号公報
特開2003-180878号公報
特開2007-125377号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
カバー用組成物の樹脂成分としてポリウレタンを主成分に用いた場合、カバー用組成物の流動性が低下する傾向があり、カバーの成型が難しいという課題があった。ここで、ポリウレタンを含有するカバー用組成物にアイオノマー樹脂を添加することで、カバー用組成物の流動性を向上させることができる。しかしながら、ポリウレタンにアイオノマー樹脂を添加すると、形成されるカバーの耐傷付き性が低下するという問題があった。
【0007】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、樹脂成分としてポリウレタンを含有するカバーを有するゴルフボールについて、カバーの耐傷付き性の低下を抑制しつつ、カバーの成型性を改善し、ゴルフボールの生産性を高めることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決することができた本発明のゴルフボールは、球状コアと、前記球状コアを被覆するカバーとを有し、前記カバーが、樹脂成分として、(A)熱可塑性ポリウレタンと、(B)オレフィン-不飽和カルボン酸共重合体および/またはオレフィン-不飽和カルボン酸-不飽和カルボン酸エステル共重合体とを含有し、前記樹脂成分中の(A)熱可塑性ポリウレタンの含有率が50質量%以上であるカバー用組成物から形成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、樹脂成分としてポリウレタンを含有するカバーを有するゴルフボールについて、カバーの耐傷付き性の低下を抑制しつつ、カバーの成型性を改善し、ゴルフボールの生産性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態に係るゴルフボールが示された一部切り欠き断面図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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