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公開番号
2025135558
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-18
出願番号
2025016724
出願日
2025-02-04
発明の名称
タイヤ
出願人
住友ゴム工業株式会社
代理人
弁理士法人朝日奈特許事務所
主分類
B60C
1/00 20060101AFI20250910BHJP(車両一般)
要約
【課題】低燃費性能と乗り心地性能が向上したタイヤを提供する。
【解決手段】サイドウォール部が、再生カーボンブラックを含むゴム組成物で構成された少なくとも一つのタイヤ部材を含むものであり、前記サイドウォール部を構成するサイドウォールゴム3のタイヤ最大幅位置における厚み(mm)をW
SW
とし、前記タイヤ1の重量(kg)をGとし、前記タイヤの最大負荷能力(kg)をW
L
とし、前記ゴム組成物におけるイソプレン単位を含むゴムのゴム成分中の合計含有量(質量%)をA
IPU
とし、ゴム成分100質量部に対する、再生カーボンブラックを含むカーボンブラックの合計含有量(質量部)をA
CB
とするとき、W
SW
、G、W
L
、A
IPU
およびA
CB
が下記式(1)、式(2)および式(3)を同時に満たすタイヤ。
(1)G/W
L
<0.0130
(2)G/W
L
)×W
SW
≧0.020
(3)A
IPU
×A
CB
≧2500
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
一対のサイドウォール部を備えるタイヤであって、
前記サイドウォール部が、再生カーボンブラックを含むゴム組成物で構成された少なくとも一つのタイヤ部材を含むものであり、
前記サイドウォール部を構成するサイドウォールゴムのタイヤ最大幅位置における厚み(mm)をW
SW
とし、前記タイヤの重量(kg)をGとし、前記タイヤの最大負荷能力(kg)をW
L
とし、前記ゴム組成物におけるイソプレン単位を含むゴムのゴム成分中の合計含有量(質量%)をA
IPU
とし、ゴム成分100質量部に対する、再生カーボンブラックを含むカーボンブラックの合計含有量(質量部)をA
CB
とするとき、W
SW
、G、W
L
、A
IPU
およびA
CB
が下記式(1)、式(2)および式(3)を同時に満たすタイヤ。
(1) G/W
L
<0.0130
(2) (G/W
L
)×W
SW
≧0.020
(3) A
IPU
×A
CB
≧2500
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
式(1)の右辺が0.0126である請求項1記載のタイヤ。
【請求項3】
式(1)の右辺が0.0124である請求項1記載のタイヤ。
【請求項4】
W
L
の値が535超である請求項1記載のタイヤ。
【請求項5】
式(2)の右辺が0.022である請求項1記載のタイヤ。
【請求項6】
式(2)の右辺が0.030である請求項1記載のタイヤ。
【請求項7】
前記再生カーボンブラックを含むゴム組成物で構成された少なくとも一つのタイヤ部材がクリンチエイペックスであり、
前記クリンチエイペックスを構成するゴム組成物が、20質量%超100質量%以下のイソプレン系ゴムを含むゴム成分を含み、
前記イソプレン系ゴムのゴム成分中の含有量が100質量%未満である場合、前記ゴム成分が、ブタジエンゴムおよびスチレンブタジエンゴムの少なくとも一つを含む請求項1記載のタイヤ。
【請求項8】
前記再生カーボンブラックを含むゴム組成物で構成された少なくとも一つのタイヤ部材がサイドウォールであり、
前記サイドウォールを構成するゴム組成物が、20質量%超80質量%未満のイソプレン系ゴムと、ブタジエンゴムおよびスチレンブタジエンゴムの少なくとも一つを含む請求項1記載のタイヤ。
【請求項9】
前記再生カーボンブラックを含むゴム組成物で構成された少なくとも一つのタイヤ部材がインスレーションであり、
前記インスレーションを構成するゴム組成物が、20質量%超100質量%以下のイソプレン系ゴムを含むゴム成分を含み、
前記イソプレン系ゴムのゴム成分中の含有量が100質量%未満である場合、前記ゴム成分が、ブタジエンゴムおよびスチレンブタジエンゴムの少なくとも一つを含む請求項1記載のタイヤ。
【請求項10】
前記再生カーボンブラックを含むゴム組成物で構成された少なくとも一つのタイヤ部材がインナーライナーであり、
前記インナーライナーを構成するゴム組成物が、70質量%超100質量%以下のブチル系ゴムを含むゴム成分を含み、
前記ブチル系ゴムのゴム成分中の含有量が100質量%未満である場合、前記ゴム成分が、イソプレン系ゴムを含む請求項1記載のタイヤ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
サイドウォールには、低燃費性や乗り心地性などが求められている。特許文献1には、所定量の1,2-シンジオタクチックポリブタジエン結晶を含むブタジエンゴム、末端変性ブタジエンゴム、イソプレン系ゴムおよびレジンを含有するゴム組成物で構成されたサイドウォールを備え、低燃費性、操縦安定性、乗り心地性等が改善されたタイヤが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-1889号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、低燃費性能と乗り心地性能の総合性能が向上したタイヤを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係るタイヤは、以下の通りである。
一対のサイドウォール部を備えるタイヤであって、
前記サイドウォール部が、再生カーボンブラックを含むゴム組成物で構成された少なくとも一つのタイヤ部材を含むものであり、
前記サイドウォール部を構成するサイドウォールゴムのタイヤ最大幅位置における厚み(mm)をW
SW
とし、前記タイヤの重量(kg)をGとし、前記タイヤの最大負荷能力(kg)をW
L
とし、前記ゴム組成物におけるイソプレン単位を含むゴムのゴム成分中の合計含有量(質量%)をA
IPU
とし、ゴム成分100質量部に対する、再生カーボンブラックを含むカーボンブラックの合計含有量(質量部)をA
CB
とするとき、W
SW
、G、W
L
、A
IPU
およびA
CB
が下記式(1)、式(2)および式(3)を同時に満たすタイヤ。
(1) G/W
L
<0.0130
(2) (G/W
L
)×W
SW
≧0.020
(3) A
IPU
×A
CB
≧2500
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、再生カーボンブラックを用いて、低燃費性能と乗り心地性能の総合性能が向上したタイヤを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の一実施形態に係るタイヤについて、タイヤ子午線による断面の一部(断面の右上部分)を示した概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の一実施形態に係るタイヤは、一対のサイドウォール部を備えるタイヤであって、前記サイドウォール部が、再生カーボンブラックを含むゴム組成物で構成された少なくとも一つのタイヤ部材を含むものであり、前記サイドウォール部を構成するサイドウォールゴムのタイヤ最大幅位置における厚み(mm)をW
SW
とし、前記タイヤの重量(kg)をGとし、前記タイヤの最大負荷能力(kg)をW
L
とし、前記ゴム組成物におけるイソプレン単位を含むゴムのゴム成分中の合計含有量(質量%)をA
IPU
とし、ゴム成分100質量部に対する、再生カーボンブラックを含むカーボンブラックの合計含有量(質量部)をA
CB
とするとき、W
SW
、G、W
L
、A
IPU
およびA
CB
が下記式(1)、式(2)および式(3)を同時に満たすタイヤ、である。
(1) G/W
L
<0.0130
(2) (G/W
L
)×W
SW
≧0.020
(3) A
IPU
×A
CB
≧2500
【0009】
理論に拘束されることは意図しないが、本発明において、低燃費性および乗り心地性の総合性能が向上しうる理由としては、以下のように考えられる。すなわち、(A)式(1)の要件を満たし、かつ、式(2)の関係式を満たすタイヤは、重量のわりに耐荷重性が高いので、タイヤの低燃費性と乗り心地の向上に有利であり、また、タイヤの最大負荷能力と重量に対してサイドウォールが適切なゴムの厚みとなっており、路面からの衝撃を吸収し乗り心地の向上につながると考えられ、そしてこのタイヤの内部部材に再生カーボンを配合して、イソプレン単位を含むゴムのゴム成分中の合計含有量A
IPU
とカーボンブラック含有量A
CB
とが式(3)を満たすことで、乗り心地性能の向上に寄与すると考えられる。また、(B)タイヤのサイドウォール部を構成する各部材(例えば、サイドウォール、クリンチエイペックス、インスレーション、インナーライナー、等)を薄くすると低燃費性が向上するものの、乗り心地が悪化するという課題が生じるが、再生カーボンブラックは廃タイヤ等を原料とし、灰分などのさまざまな粒子を含有しているため、タイヤのサイドウォール部を構成する部材に再生カーボンブラックを含有するゴム組成物を使用することで、路面からの幅広い入力周波数を伴った振動の振動エネルギーを熱エネルギーに変換することができ、乗り心地性能の向上に寄与すると考えられる。そして、これら(A)と(B)とが協働することで、低燃費性と乗り心地性能の総合性能が向上したタイヤが得られるものと考えられる。
【0010】
式(1)の右辺が0.0126であることが好ましく、0.0124であることがより好ましく、0.0122であることがさらに好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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