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公開番号2025165447
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-05
出願番号2024069471
出願日2024-04-23
発明の名称トナー、トナー収容ユニット、トナーセット、プロセスカートリッジ、画像形成装置、画像形成方法、及び、転写シート
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類G03G 9/097 20060101AFI20251028BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】本発明は、画像の耐久性を向上すると共に、画像品質を担保することのできるトナーを提供することを目的とする。
【解決手段】ポリエステル樹脂及びポリウレタンエラストマーを含有する結着樹脂と、離型剤と、ベンゾイン系化合物と、を含み、軟化温度Tsが20℃未満であり、接線法ガラス転移温度Tg2ndが0℃未満である、ことを特徴とする電子写真用トナー。前記ベンゾイン系化合物はベンゾインであることが好ましい。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ポリエステル樹脂及びポリウレタンエラストマーを含有する結着樹脂と、離型剤と、ベンゾイン系化合物と、を含み、
軟化温度Tsが20℃未満であり、
接線法ガラス転移温度Tg2ndが0℃未満である、
ことを特徴とする電子写真用トナー。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記ベンゾイン系化合物がベンゾインである、請求項1に記載の電子写真用トナー。
【請求項3】
前記トナーの体積平均粒径は10μm以上20μm以下である、請求項1に記載の電子写真用トナー。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか1項に記載のトナーを収容したことを特徴とするトナー収容ユニット。
【請求項5】
結着樹脂及び着色剤を含むカラートナーと、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のトナーと、を有することを特徴とするトナーセット。
【請求項6】
静電潜像担持体と、
請求項1乃至3のいずれか1項に記載のトナーを用いて、前記静電潜像担持体の上に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する現像手段と、が一体に支持されており、
画像形成装置の本体に着脱可能である、
ことを特徴とするプロセスカートリッジ。
【請求項7】
静電潜像担持体と、
前記静電潜像担持体の上に静電潜像を形成する静電潜像形成部と、
請求項1乃至3のいずれか1項に記載のトナーを用いて、前記静電潜像を現像してトナー像を形成する現像手段と、
前記トナー像を記録媒体に転写する転写手段と、
前記記録媒体に転写された転写像を定着させる定着手段と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。
【請求項8】
前記転写手段が、
前記トナー像を中間転写体に転写する一次転写部と、
前記中間転写体上のトナー像を、記録媒体上に転写する二次転写部と、
を備える、請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
静電潜像担持体に静電潜像を形成させる静電潜像形成工程と、
請求項1乃至3のいずれか1項に記載のトナーを用いて、前記静電潜像担持体に形成された前記静電潜像を現像してトナー像を形成する現像工程と、
前記静電潜像担持体の上に形成された前記トナー像を記録媒体上に転写する転写工程と、
前記記録媒体上に転写された前記トナー像を定着する定着工程と、
を有することを特徴とする画像形成方法。
【請求項10】
前記転写工程が、
前記トナー像を中間転写体に転写する一次転写工程と、
前記中間転写体上のトナー像を、記録媒体上に転写する二次転写工程と、
を有する、請求項9に記載の画像形成方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、トナー、トナー収容ユニット、トナーセット、プロセスカートリッジ、画像形成装置、画像形成方法、及び、転写シートに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
静電潜像を現像剤により現像して可視画像を形成する電子写真方式は、光導電性物質を含む静電潜像担持体上に静電潜像を形成し、該静電潜像をトナーを含む現像剤で現像してトナー画像とし、紙等の転写材にトナー画像を転写した後、加熱及び加圧により定着して定着画像を形成するものである。
【0003】
電子写真方式によりフルカラー画像を形成するには、3色プロセスカラーであるシアン、マゼンタ、イエロートナーに、ブラックトナーを組み合わせたトナーセットを用いることが一般的である。
【0004】
近年、電子写真方式のカラー画像形成装置が広く普及するに従い、その印刷物の用途も多種多様に広がってきている。特にオーダーメイドデザインの一般消費財分野などでは、紙媒体への印刷を目的とした従来の電子写真用トナーでは印刷できない(定着できない)材料への電子写真法による印刷へのニーズが高まっている。具体的にはスポーツチームのユニホーム、シューズ、及びバッグ等の布生地媒体への印刷ニーズが高まっている。
【0005】
特許文献1には、粘着剤を用いずに白地に形成された画像を印刷対象物に熱溶融させて接着させることができるとともに、粉砕機にダメージを与えることがない熱転写プリントシート用粉砕トナーを用いて得た熱転写プリントシートが開示されている。
【0006】
特許文献2には、ニップ部における過昇温の発生を抑制し、ホットオフセット等の問題が生じず良好な画像を形成することができ、また、折り目定着性及び耐ブロッキング性を向上させ、低温定着化による更なる定着プロセスの省電力化を図ることのできる画像形成方法が開示されている。
【0007】
特許文献3には、軟化温度Tsと接線法ガラス転移温度Tg2ndを規定することで従来のトナーでは定着が容易でない布等の可撓性のある繊維からなる媒体に十分に定着し、かつ十分な可撓性を有するトナーについて開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上記の従来技術では、布等の可撓性のある繊維からなる媒体に十分に定着することができるが、通気性の悪い素材への定着の場合、定着時に空気が下に抜けずに、その上からトナー層を厚く重ねることでそれが内部に留まってしまい表面欠陥ができてしまう。そこで、可撓性のある繊維からなる媒体へ定着した画像の耐久性を向上すると共に画像品質を担保することができるトナーという観点からは、十分満足のいくトナーが得られているとはいえず、研究の余地があった。
本発明は、画像の耐久性を向上すると共に画像品質を担保することのできるトナーを提供することを目的とする。
【0009】
本発明者らは鋭意検討を行った結果、上記の課題は以下の構成を有する本発明によって解決することができることを見出した。
ポリエステル樹脂及びポリウレタンエラストマーを含有する結着樹脂と、離型剤と、ベンゾイン系化合物と、を含み、
軟化温度Tsが20℃未満であり、
接線法ガラス転移温度Tg2ndが0℃未満である、
ことを特徴とする電子写真用トナー。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、可撓性のある繊維からなる媒体へ定着した画像の耐久性を向上すると共に画像品質を担保することができるトナーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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