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公開番号
2025036849
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-17
出願番号
2023143447
出願日
2023-09-05
発明の名称
医療用テレメータシステム
出願人
学校法人 川崎学園
代理人
弁理士法人森特許事務所
主分類
H04B
1/74 20060101AFI20250310BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】施設内弱電界エリアによる通信不能問題を改善し、施設内の構造変更に対する通信耐性を向上させた医療用テレメータシステムを提供する。
【解決手段】患者の生体情報を送信する複数のテレメータ端末2と、テレメータ端末2から送信された患者の生体情報を受信するセントラル端末3とを備え、テレメータ端末2は、センサ部24から取得された生体情報を無線送信する第1送信部26と、同時送信フラッディング方式によってパケットをマルチホップ無線送信する第2送信部29を有し、第1制御部23により、第1送信部26及び第2送信部29の一方又は両方による無線送信が実行され、生体情報の送信は、複数のテレメータ端末2の各端末からセントラル端末3に直接送信される設定と、複数のテレメータ端末2の各端末同士が相互通信しながら、セントラル端末3に送信される設定の一方又は両方が設定可能である。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
患者の生体情報を送信する複数のテレメータ端末と、前記テレメータ端末から送信された前記患者の生体情報を受信するセントラル端末とを備えた医療用テレメータシステムであって、
前記テレメータ端末は、第1信号生成機構、第2信号生成機構及び第1制御部を備えており、
前記第1信号生成機構は、
前記患者の生体情報を取得するセンサ部と、
前記センサ部から取得された前記生体情報をバッファする第1保管部と、
前記第1保管部の情報を所定の送信周波数を用いて周波数変調方式によって無線送信する第1送信部とを有し、
前記第2信号生成機構は、
他の前記テレメータ端末から無線送信された前記生体情報を受信する受信部と、
前記受信部から取得された前記生体情報をバッファする第2保管部と、
前記生体情報を前記第1送信部とは異なる所定の送信周波数を用いて同時送信フラッディング方式によってパケットをマルチホップ無線送信する第2送信部を有し、
前記第1制御部により、前記第1送信部及び前記第2送信部の一方又は両方による無線送信が実行され、
前記セントラル端末は、
前記第1送信部からの情報を受信するための第1受信アンテナと、
前記第1受信アンテナから受信された信号を復調する第1復調機構と、
前記第2送信部からの情報を受信するための第2受信アンテナと、
前記第2受信アンテナから受信された信号を復調する第2復調機構と、
前記第1復調機構及び前記第2復調機構のいずれの信号を表示するかを制御する第2制御部と、
前記第1復調機構及び前記第2復調機構のいずれかで復調された前記生体情報を表示する表示部とを有し、
前記生体情報の送信は、前記複数のテレメータ端末の各端末から前記セントラル端末に直接送信される設定と、前記複数のテレメータ端末の各端末同士が相互通信しながら、前記セントラル端末に送信される設定の一方又は両方が設定可能であることを特徴とする医療用テレメータシステム。
続きを表示(約 330 文字)
【請求項2】
前記セントラル端末は、前記複数のテレメータ端末の各端末と前記セントラル端末との間の電界強度、及び前記複数のテレメータ端末の各端末間の電界強度の一方又は両方を、前記複数のテレメータ端末の各端末の位置情報を把握するために用いる請求項1に記載の医療用テレメータシステム。
【請求項3】
前記第1制御部は、前記第2保管部にバッファされた情報量に応じて、前記第1送信部からの送信の有無を制御する請求項1に記載の医療用テレメータシステム。
【請求項4】
前記第1制御部は、前記第2保管部にバッファされた情報量に応じて、前記第1送信部及び前記第2送信部の一方又は両方の出力電力を制御する請求項1に記載の医療用テレメータシステム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の患者の生体情報を送信端末から受信端末に無線送信する医療用テレメータシステムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
心電位や酸素飽和度などの患者の生体信号を離れた場所で受信できる医療用テレメーターシステムが知られている(例えば特許文献1参照)。より具体的には、医療用テレメーターシステムは、特定小電力無線設備で規定された帯域の電波を使用し、複数の患者に装着した送信機からの信号を1台の受信機で受信することができるシステムであり、同システムの利用により多数の患者の生体情報を管理することが可能になる。
【0003】
同システムの受信機は、送信機からの信号を絶えず受信し続けることが必須の条件となる。受信アンテナには、ホイップアンテナ方式と漏洩同軸ケーブル方式がある。ホイップアンテナ方式は、受信範囲が受信機を中心とした同心円内に留まる上、建物内の構造物や金属物体、又は患者や医療従事者そのものが障壁となり、これらは受信不良を起こす原因となる。このため、同方式では、特定の場所で電波が十分に届かないという施設内弱電界エリアによる通信不能が生じるという問題があった。
【0004】
これに対して、漏洩同軸ケーブル方式は、予め建物内に受信アンテナとなるケーブルを張り巡らせることで受信不良を防ぐ方式であり、ホイップアンテナ方式に比べ、安定した受信が可能になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2003-10138号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、漏洩同軸ケーブル方式を採用したとしても、受信範囲はケーブルから一定の距離の範囲に留まるため、施設内弱電界エリアによる通信不能問題は依然として残っていた。また、同方式は、建物設計時に入念なシミュレーションと敷設が必要であり、後からの増築や部署替えなどによる構造変更への対応が極めて困難であった。
【0007】
本発明は、前記のような従来の問題を解決するものであり、施設内弱電界エリアによる通信不能問題を改善し、施設内の構造変更に対する通信耐性を向上させた医療用テレメータシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記目的を達成するために、本発明の医療用テレメータシステムは、患者の生体情報を送信する複数のテレメータ端末と、前記テレメータ端末から送信された前記患者の生体情報を受信するセントラル端末とを備えた医療用テレメータシステムであって、前記テレメータ端末は、第1信号生成機構、第2信号生成機構及び第1制御部を備えており、前記第1信号生成機構は、前記患者の生体情報を取得するセンサ部と、前記センサ部から取得された前記生体情報をバッファする第1保管部と、前記第1保管部の情報を所定の送信周波数を用いて周波数変調方式によって無線送信する第1送信部とを有し、前記第2信号生成機構は、他の前記テレメータ端末から無線送信された前記生体情報を受信する受信部と、前記受信部から取得された前記生体情報をバッファする第2保管部と、前記生体情報を前記第1送信部とは異なる所定の送信周波数を用いて同時送信フラッディング方式によってパケットをマルチホップ無線送信する第2送信部を有し、前記第1制御部により、前記第1送信部及び前記第2送信部の一方又は両方による無線送信が実行され、前記セントラル端末は、前記第1送信部からの情報を受信するための第1受信アンテナと、前記第1受信アンテナから受信された信号を復調する第1復調機構と、前記第2送信部からの情報を受信するための第2受信アンテナと、前記第2受信アンテナから受信された信号を復調する第2復調機構と、前記第1復調機構及び前記第2復調機構のいずれの信号を表示するかを制御する第2制御部と、前記第1復調機構及び前記第2復調機構のいずれかで復調された前記生体情報を表示する表示部とを有し、前記生体情報の送信は、前記複数のテレメータ端末の各端末から前記セントラル端末に直接送信される設定と、前記複数のテレメータ端末の各端末同士が相互通信しながら、前記セントラル端末に送信される設定の一方又は両方が設定可能であることを特徴とする。
【0009】
前記本発明の医療用テレメータシステムによれば、テレメータ端末は、第1送信部からの無線送信に加え、第2送信部からの同時送信フラッディング方式によるマルチホップ無線送信を行うことができるので、施設内弱電界エリアによる通信不能問題を改善することができる。特に、同時送信フラッディング方式によるマルチホップ無線送信は、患者に接続されたテレメータ端末そのものが電波を増幅するブースターとなるので、セントラル端末の受信可能範囲の拡大に有利になる。
【0010】
また、同時送信フラッディング方式によるマルチホップ無線送信は、複数のテレメータ端末の各端末同士が相互通信しながら、パケットがセントラル端末に送信されるので、施設内の構造変更に対する影響を受けにくく、施設内の構造変更に対する通信耐性を向上させることができる。このことに加えて、同無線送信は、伝送経路を決める必要がなく電波環境の変動に強くなり、全端末が同一周波数帯域を使用するため使用帯域が広がらずチャネル管理が不要になる。
(【0011】以降は省略されています)
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