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公開番号
2025119401
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-14
出願番号
2024014281
出願日
2024-02-01
発明の名称
梁段差部の仕口構造
出願人
株式会社大林組
代理人
個人
,
個人
主分類
E04B
1/58 20060101AFI20250806BHJP(建築物)
要約
【課題】溶接量及び鉄骨量を低減すること。
【解決手段】梁段差部の仕口構造は、柱RC-梁S造の柱梁接合部に適用され、第1連結梁材10と、第1連結梁材10の上方に設けられ、第2連結梁材20とが段差状に連結されてなる。第1連結梁材10は、H形鋼からなる。第2連結梁材20は、H形鋼からなる。第2連結梁材20は、第2下フランジ21の一部が欠落したフランジ欠落部24を有する。仕口構造は、フランジ欠落部24における第2ウェブ23の下端部25と第1上フランジ12の上面とが溶接された第1溶接部31と、第1上フランジ12の端部と、フランジ欠落部24に隣接する第2下フランジ21の端部とが溶接された第2溶接部32とを有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
柱RC-梁S造の柱梁接合部に適用され、第1梁材に連結される第1連結梁材と、前記第1連結梁材の上方に設けられ、第2梁材に連結される第2連結梁材とが段差状に連結されてなる梁段差部の仕口構造であって、
前記第1連結梁材は、第1下フランジ、前記第1下フランジの上方に位置する第1上フランジ、並びに前記第1下フランジ及び前記第1上フランジを連結する第1ウェブを有するH形鋼からなり、
前記第2連結梁材は、第2下フランジ、前記第2下フランジの上方に位置する第2上フランジ、並びに前記第2下フランジ及び前記第2上フランジを連結する第2ウェブを有するH形鋼からなり、
前記第2連結梁材は、前記第2下フランジの一部が欠落したフランジ欠落部を有し、
前記フランジ欠落部における前記第2ウェブの下端部と前記第1上フランジの上面とが溶接された第1溶接部と、
前記第1上フランジの端部と、前記フランジ欠落部に隣接する前記第2下フランジの端部とが溶接された第2溶接部と、を有する、
梁段差部の仕口構造。
続きを表示(約 980 文字)
【請求項2】
柱RC-梁S造の柱梁接合部に適用され、第1梁材に連結される第1連結梁材と、前記第1連結梁材の上方に設けられ、第2梁材に連結される第2連結梁材とが段差状に連結されてなる梁段差部の仕口構造であって、
前記第1連結梁材は、第1下フランジ、前記第1下フランジの上方に位置する第1上フランジ、並びに前記第1下フランジ及び前記第1上フランジを連結する第1ウェブを有するH形鋼からなり、
前記第2連結梁材は、第2下フランジ、前記第2下フランジの上方に位置する第2上フランジ、並びに前記第2下フランジ及び前記第2上フランジを連結する第2ウェブを有するH形鋼からなり、
前記第1連結梁材は、前記第1上フランジの一部が欠落したフランジ欠落部を有し、
前記フランジ欠落部における前記第1ウェブの上端部と前記第2下フランジの下面とが溶接された第1溶接部と、
前記第2下フランジの端部と、前記フランジ欠落部に隣接する前記第1上フランジの端部とが溶接された第2溶接部と、を有する、
梁段差部の仕口構造。
【請求項3】
前記第2梁材は、
メイン下フランジ、前記メイン下フランジの上方に位置するメイン上フランジ、並びに前記メイン下フランジ及び前記メイン上フランジを連結するメインウェブを有するH形鋼からなり、前記第2連結梁材の梁成よりも小さい梁成を有するメイン梁材と、
サブ下フランジ、及び前記サブ下フランジの上面から上方に突出するサブウェブを有するカットティー形鋼からなり、前記メイン梁材の下方に位置するサブ梁材と、を有しており、
前記第2連結梁材と前記メイン梁材とを連結するメイン連結部材と、
前記第2連結梁材と前記サブ梁材とを連結するサブ連結部材と、
前記メイン下フランジと前記サブウェブの上端部とが溶接された第3溶接部と、を有する、
請求項1または請求項2に記載の梁段差部の仕口構造。
【請求項4】
前記メイン連結部材は、前記第2ウェブ及び前記メインウェブに重ね合わされるスプライスプレートと、前記スプライスプレートと前記第2ウェブ及び前記メインウェブとをそれぞれ連結する複数のボルトと、を含む、
請求項3に記載の梁段差部の仕口構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、梁段差部の仕口構造に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
建築物の構造形式として、柱を鉄筋コンクリート(RC)造とするとともに、梁を鉄骨(S)造とする柱RC-梁S造がある。柱RC-梁S造は、圧縮力に抵抗する力が大きいコンクリートと、剪断力や曲げモーメントに効率よく抵抗する断面H形の鉄骨であるH形鋼とを適材適所に使用する構造形式である。
【0003】
特許文献1には、柱RC-梁S造の柱梁接合部の仕口構造が開示されている。
また従来、柱RC-梁S造の柱梁接合部においては、第1梁材と第2梁材とが段差状に連結される梁段差部を備えるものがある。
【0004】
こうした梁段差部の仕口構造としては、図4に示すものがある。
図4に示すように、柱190には、H形鋼からなる束柱110が設けられている。
束柱110の一方のフランジ111の外側面には、第1梁材140の一端の下フランジ141及び上フランジ142が完全溶込み溶接される。束柱110の他方のフランジ112の外側面には、第2梁材150の一端の下フランジ151及び上フランジ152が完全溶込み溶接される。第2梁材150は、第1梁材140よりも上方に位置する。第1梁材140と第2梁材150とは、束柱110を介して段差状に連結されている。
【0005】
束柱110のフランジ111,112の内側面同士の間には、ダイアフラム114,115が設けられている。ダイアフラム114,115は、下フランジ141及び上フランジ142とそれぞれ同一の高さに位置する。ダイアフラム114,115は、フランジ111,112の内側面に完全溶込み溶接されるとともに、束柱110のウェブ113に隅肉溶接される。
【0006】
束柱110のフランジ111,112の内側面同士の間には、ダイアフラム116,117が設けられている。ダイアフラム116,117は、下フランジ151及び上フランジ152とそれぞれ同一の高さに位置する。ダイアフラム116,117は、フランジ111,112の内側面に完全溶込み溶接されるとともに、束柱110のウェブ113に隅肉溶接される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開平4-44546号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
図4に示す構造を含む従来の梁段差部の仕口構造においては、完全溶け込み溶接する箇所が多くなるために溶接量が増大するという問題がある。また、H形鋼の束柱110及び複数のダイアフラム114,115,116,117が必要となるために鉄骨量が増大するという問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決する梁段差部の仕口構造は、柱RC-梁S造の柱梁接合部に適用され、第1梁材に連結される第1連結梁材と、前記第1連結梁材の上方に設けられ、第2梁材に連結される第2連結梁材とが段差状に連結されてなる梁段差部の仕口構造であって、
前記第1連結梁材は、第1下フランジ、第1上フランジ、並びに前記第1下フランジ及び前記第1上フランジを連結する第1ウェブを有するH形鋼からなり、
前記第2連結梁材は、第2下フランジ、第2上フランジ、並びに前記第2下フランジ及び前記第2上フランジを連結する第2ウェブを有するH形鋼からなり、
前記第2連結梁材は、前記第2下フランジの一部が欠落したフランジ欠落部を有し、
前記フランジ欠落部における前記第2ウェブの下端部と前記第1上フランジの上面とが溶接された第1溶接部と、
前記第1上フランジの端部と、前記フランジ欠落部に隣接する前記第2下フランジの端部とが溶接された第2溶接部と、を有する。
【0010】
上記課題を解決する梁段差部の仕口構造は、柱RC-梁S造の柱梁接合部に適用され、第1梁材に連結される第1連結梁材と、前記第1連結梁材の上方に設けられ、第2梁材に連結される第2連結梁材とが段差状に連結されてなる梁段差部の仕口構造であって、
前記第1連結梁材は、第1下フランジ、前記第1下フランジの上方に位置する第1上フランジ、並びに前記第1下フランジ及び前記第1上フランジを連結する第1ウェブを有するH形鋼からなり、
前記第2連結梁材は、第2下フランジ、前記第2下フランジの上方に位置する第2上フランジ、並びに前記第2下フランジ及び前記第2上フランジを連結する第2ウェブを有するH形鋼からなり、
前記第1連結梁材は、前記第1上フランジの一部が欠落したフランジ欠落部を有し、
前記フランジ欠落部における前記第1ウェブの上端部と前記第2下フランジの下面とが溶接された第1溶接部と、
前記第2下フランジの端部と、前記フランジ欠落部に隣接する前記第1上フランジの端部とが溶接された第2溶接部と、を有する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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