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公開番号
2025111030
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-30
出願番号
2024005167
出願日
2024-01-17
発明の名称
共吊り指揮者支援システム
出願人
株式会社大林組
代理人
個人
,
個人
主分類
B66C
13/46 20060101AFI20250723BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約
【課題】指揮者がクレーンの各々の運転者に対して指示を出すことを適切に支援することができる。
【解決手段】共吊り指揮者支援システムは、複数台のクレーン21,22を用いて荷を吊り上げる際にクレーン21,22の各々の運転者に対して指示を出す指揮者を支援する。共吊り指揮者支援システムは、ナセルを吊る上天秤に配置され、水平に対する上天秤の角度を測定する水準器70と、指揮者が視認可能な指揮者用表示部12及び指揮者用表示部12の表示態様を制御する端末本体11を備える端末装置10と、角度の測定結果を端末本体11に対して送信する無線通信機器91とを備える。指揮者用表示部12は、水準器70の測定結果を表示するように構成されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
複数台の移動式のクレーンを用いて荷を吊り上げる際に前記クレーンの各々の運転者に対して指示を出す指揮者を支援する共吊り指揮者支援システムであって、
前記荷または前記荷を吊る吊り天秤に配置され、水平に対する前記荷または前記吊り天秤の角度を測定する水準器と、
前記指揮者が視認可能な指揮者用表示部及び前記指揮者用表示部の表示態様を制御する端末本体を備える端末装置と、
前記角度の測定結果を前記端末本体に対して送信する送信部と、を備え、
前記指揮者用表示部は、前記水準器の測定結果を表示するように構成されている、
共吊り指揮者支援システム。
続きを表示(約 670 文字)
【請求項2】
前記水準器は、前記角度を数字でデジタル表示する角度表示部を有するデジタル水準器であり、
前記荷または前記吊り天秤に配置され、前記角度表示部を撮影する角度表示部用カメラを備え、
前記送信部は、前記角度表示部用カメラによる前記角度表示部の撮影画像を前記端末本体に対して無線にて送信するものであり、
前記指揮者用表示部は、前記角度表示部の撮影画像を表示するように構成されている、
請求項1に記載の共吊り指揮者支援システム。
【請求項3】
前記送信部を第1送信部とするとき、
前記クレーンの各々には、当該クレーンに作用する荷重を検出する荷重計が設けられており、
前記荷重計の検出結果を前記端末本体に対して送信する第2送信部を備え、
前記指揮者用表示部は、前記荷重計の検出結果を表示するように構成されている、
請求項1または請求項2に記載の共吊り指揮者支援システム。
【請求項4】
前記クレーンの各々の運転席には、前記荷重計の検出結果を表示する荷重表示部が設けられており、
前記運転席の各々に配置され、前記荷重表示部を撮影する荷重表示部用カメラを備え、
前記第2送信部は、前記荷重表示部用カメラによる前記荷重表示部の撮影画像を前記端末本体に対して無線にて送信するものであり、
前記指揮者用表示部は、前記荷重表示部の撮影画像を表示するように構成されている、
請求項3に記載の共吊り指揮者支援システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、共吊り指揮者支援システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
風力発電システムにおいては、タワーの最上部に、発電部を収容したナセルが据え付けられている(例えば特許文献1参照)。
従来、タワーの最上部にナセルを吊り上げる方法としては、移動式のクレーンを用いる方法がある。こうした吊り上げ方法としては、2台のクレーンを用いてナセルを吊り上げる、所謂共吊りする方法がある。2台のクレーンを用いることにより、1台のクレーンの能力を超える作業でも可能となる。なお、共吊り作業は、指揮者の直接指揮のもとに行われることが義務づけられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-232071号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、風力発電システムの大型化に伴い、100m以上の高さの風力発電システムが開発されるに至っている。こうした風力発電システムにおいては、地上から100m以上の上空までナセルを吊り上げる必要がある。ただしこの場合、地上の指揮者が上空のナセルの状況を視認することができないために、共吊りによるナセルの吊り上げを実現することが困難であるという問題がある。
【0005】
なお、こうした問題は、2台の移動式のクレーンを用いてナセルを吊り上げる際に限られるものではなく、複数台の移動式のクレーンを用いて荷を吊り上げる際には同様にして生じるものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための共吊り指揮者支援システムの各態様を記載する。
[態様1]
複数台の移動式のクレーンを用いて荷を吊り上げる際に前記クレーンの各々の運転者に対して指示を出す指揮者を支援する共吊り指揮者支援システムであって、
前記荷または前記荷を吊る吊り天秤に配置され、水平に対する前記荷または前記吊り天秤の角度を測定する水準器と、
前記指揮者が視認可能な指揮者用表示部及び前記指揮者用表示部の表示態様を制御する端末本体を備える端末装置と、
前記角度の測定結果を前記端末本体に対して送信する送信部と、を備え、
前記指揮者用表示部は、前記水準器の測定結果を表示するように構成されている、
共吊り指揮者支援システム。
【0007】
同構成によれば、荷または荷を吊る吊り天秤に配置された水準器により、水平に対する荷または吊り天秤の角度が測定されるとともに、角度の測定結果が端末本体に対して送信される。そして、水準器の測定結果が指揮者用表示部に表示される。このため、指揮者は、水平に対する荷または吊り天秤の角度を地上からでは視認することが難しい場合であっても、当該角度を把握することができる。したがって、指揮者がクレーンの各々の運転者に対して指示を出すことを適切に支援することができる。
【0008】
[態様2]
前記水準器は、前記角度を数字でデジタル表示する角度表示部を有するデジタル水準器であり、
前記荷または前記吊り天秤に配置され、前記角度表示部を撮影する角度表示部用カメラを備え、
前記送信部は、前記角度表示部用カメラによる前記角度表示部の撮影画像を前記端末本体に対して無線にて送信するものであり、
前記指揮者用表示部は、前記角度表示部の撮影画像を表示するように構成されている、
態様1に記載の共吊り指揮者支援システム。
【0009】
同構成によれば、荷または吊り天秤に配置された水準器の角度表示部が、角度表示部用カメラにより撮影されるとともに、角度表示部の撮影画像が端末本体に対して送信される。そして、角度表示部の撮影画像が指揮者用表示部に表示される。このため、カメラや無線通信機器といった既存の機器を組み合わせることによって態様1に係る共吊り指揮者支援システムを容易に具現化することができる。
【0010】
[態様3]
前記送信部を第1送信部とするとき、
前記クレーンの各々には、当該クレーンに作用する荷重を検出する荷重計が設けられており、
前記荷重計の検出結果を前記端末本体に対して送信する第2送信部を備え、
前記指揮者用表示部は、前記荷重計の検出結果を表示するように構成されている、
態様1または態様2に記載の共吊り指揮者支援システム。
(【0011】以降は省略されています)
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