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公開番号
2025073048
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-12
出願番号
2024063763
出願日
2024-04-11
発明の名称
レジスト材料及びパターン形成方法
出願人
信越化学工業株式会社
代理人
弁理士法人英明国際特許事務所
主分類
G03F
7/004 20060101AFI20250501BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】ポジ型であってもネガ型であっても、高感度であり、LWR及びCDUが改善されたレジスト材料、並びにこれを用いるパターン形成方法を提供する。
【解決手段】ヨウ素原子で置換されたアリールスルホン酸のスルホニウム塩又はヨードニウム塩を含む酸発生剤を含むレジスト材料。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
2つ以上のヨウ素原子で置換されたアリールスルホン酸のスルホニウム塩又はヨードニウム塩を含む酸発生剤を含むレジスト材料。
続きを表示(約 2,100 文字)
【請求項2】
前記ヨウ素原子で置換されたアリールスルホン酸のスルホニウム塩又はヨードニウム塩が、下記式(1)で表されるスルホニウム塩又はヨードニウム塩を含む酸発生剤を含むものである請求項1記載のレジスト材料。
TIFF
2025073048000152.tif
16
76
(式中、pは、0~10の整数である。qは、2~7の整数である。
R
1
は、水素原子、ヒドロキシ基、カルボキシ基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、アミノ基、ニトロ基、シアノ基、炭素数1~20のヒドロカルビル基、炭素数1~20のヒドロカルビルオキシ基、炭素数2~20のヒドロカルビルオキシカルボニル基、炭素数2~20のヒドロカルビルカルボニルオキシ基、炭素数1~20のヒドロカルビルスルホニルオキシ基、-N(R
1A
)-C(=O)-R
1B
、-N(R
1A
)-C(=O)-O-R
1B
又は-N(R
1A
)-S(=O)
2
-R
1B
であり、該ヒドロカルビル基、ヒドロカルビルオキシ基、ヒドロカルビルオキシカルボニル基、ヒドロカルビルカルボニルオキシ基及びヒドロカルビルスルホニルオキシ基は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、ヒドロキシ基、アミノ基、エステル結合、エーテル結合、ウレタン結合、ウレア結合、カーボネート結合、アミド結合、スルホン酸エステル結合、カルボニル基、スルフィド基及びスルホニル基から選ばれる少なくとも1つを含んでいてもよい。R
1A
は、水素原子又は炭素数1~6の飽和ヒドロカルビル基であり、該飽和ヒドロカルビル基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、炭素数1~6の飽和ヒドロカルビルオキシ基、炭素数2~6の飽和ヒドロカルビルカルボニル基又は炭素数2~6の飽和ヒドロカルビルカルボニルオキシ基を含んでいてもよい。R
1B
は、炭素数1~16の脂肪族ヒドロカルビル基又は炭素数6~12のアリール基であり、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、炭素数1~6の飽和ヒドロカルビルオキシ基、炭素数2~6の飽和ヒドロカルビルカルボニル基又は炭素数2~6の飽和ヒドロカルビルカルボニルオキシ基を含んでいてもよい。
Arは、炭素数6~16の(p+q+1)価芳香族炭化水素基である。
M
+
は、スルホニウムカチオン又はヨードニウムカチオンである。)
【請求項3】
qが、2、3、4又は5である請求項2記載のレジスト材料。
【請求項4】
更に、ベースポリマーを含む請求項1記載のレジスト材料。
【請求項5】
前記ベースポリマーが、下記式(a1)又は(a2)で表される繰り返し単位を含む請求項4記載のレジスト材料。
TIFF
2025073048000153.tif
51
75
(式中、R
A
は、それぞれ独立に、水素原子又はメチル基である。
X
1
は、単結合、フェニレン基若しくはナフチレン基、又はエステル結合、エーテル結合及びラクトン環から選ばれる少なくとも1種を含む炭素数1~12の連結基であり、該フェニレン基、ナフチレン基及び連結基は、ヒドロキシ基、炭素数1~8の飽和ヒドロカルビルオキシ基及び炭素数2~8の飽和ヒドロカルビルカルボニルオキシ基から選ばれる少なくとも1つを含んでいてもよい。
X
2
は、単結合又はエステル結合である。
X
3
は、単結合、エーテル結合又はエステル結合である。
R
11
及びR
12
は、それぞれ独立に、酸不安定基である。
R
13
は、炭素数1~4の飽和ヒドロカルビル基、ハロゲン原子、炭素数2~5の飽和ヒドロカルビルカルボニル基、シアノ基又は炭素数2~5の飽和ヒドロカルビルオキシカルボニル基である。
R
14
は、単結合又は炭素数1~6のアルカンジイル基であり、該アルカンジイル基は、ヒドロキシ基、炭素数1~8の飽和ヒドロカルビルオキシ基、炭素数2~8の飽和ヒドロカルビルカルボニルオキシ基、エーテル結合及びエステル結合から選ばれる少なくとも1つを含んでいてもよい。
aは、0~4の整数である。)
【請求項6】
化学増幅ポジ型レジスト材料である請求項5記載のレジスト材料。
【請求項7】
前記ベースポリマーが、酸不安定基を含まないものである請求項4記載のレジスト材料。
【請求項8】
化学増幅ネガ型レジスト材料である請求項7記載のレジスト材料。
【請求項9】
更に、有機溶剤を含む請求項1記載のレジスト材料。
【請求項10】
更に、クエンチャーを含む請求項1記載のレジスト材料。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、レジスト材料及びパターン形成方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
LSIの高集積化と高速度化に伴い、パターンルールの微細化が急速に進んでいる。5Gの高速通信と人工知能(artificial intelligence、AI)の普及が進み、これを処理するための高性能デバイスが必要とされているためである。最先端の微細化技術としては、波長13.5nmの極端紫外線(EUV)リソグラフィーによる5nmノード、3nmノードのデバイスの量産が行われている。さらには、次世代の2nmノードデバイス、次々世代の14ÅノードにおいてもEUVリソグラフィーを用いた検討が進められており、ベルギーのIMECは2Åのデバイス開発を表明している。
【0003】
パターンの微細化とともに、ラインパターンの線幅のラフネス(LWR)及びホールパターンやドットパターンの寸法均一性(CDU)が問題視されている。ベースポリマーや酸発生剤の偏在及び凝集の影響や、酸拡散の影響が指摘されている。さらに、レジスト膜の薄膜化にしたがってLWRやCDUが大きくなる傾向があり、微細化の進行に伴う薄膜化によるLWR及びCDUの劣化は深刻な問題になっている。
【0004】
EUVレジスト材料においては、高感度化、高解像度化及び低LWR化を同時に達成する必要がある。酸拡散距離を短くするとLWRやCDUは向上するが、低感度化する。例えば、ポストエクスポージャーベーク(PEB)温度を低くすることによってLWRやCDUは向上するが、低感度化する。クエンチャーの添加量を増やしてもLWRやCDUは向上するが、低感度化する。感度とLWRとのトレードオフの関係を打ち破ることが必要である。
【0005】
ヨウ素原子を有するアニオンを含むオニウム塩が酸発生剤として添加されたレジスト材料が提案されている(特許文献1~3)。EUVの吸収が大きいヨウ素原子を有することによって、露光中に酸発生剤が分解する効率が高まり、高感度化する。フォトンの吸収量が増えて、物理的なコントラストを高めることができる。
【0006】
パーフルオロアルキル化合物(PFAS)の健康への影響が指摘されており、欧州REACHにおけるPFAS化合物の製造、販売に制限を設けようとする動きがある。半導体リソグラフィー関係において、現在PFASを含む多くの化合物が用いられている。例えば、界面活性剤、酸発生剤等にこれを含む材料が用いられている。
【0007】
ポリマー主鎖に結合したフッ素原子を有するアニオンを発生させる酸発生剤とポリマー主鎖に結合したフッ素を有しないアニオンを発生させる酸発生剤を添加したレジスト材料の比較が報告されている(非特許文献1)。ここで、フッ素原子を有するアニオンを発生させるポリマーバウンド型酸発生剤の方が高解像であると記載されている。酸強度が高いスルホン酸の方が脱保護反応の効率が高く、酸強度を高めるためにフッ素原子の導入は効果的である。
【0008】
フッ素原子を使用せずにニトロ基や塩素原子を導入することによって酸性度を高めたアニオンを発生させるレジスト材料が報告されている(非特許文献2)。ニトロ基や塩素原子で置換されたアニオンを発生する酸発生剤を添加したレジスト材料は、フッ素原子で置換されたアニオンを発生する酸発生剤を添加したレジスト材料に比べて矩形性が高い場合があるが、文献中のTable 2に示されるように低感度でありMEEFが大きい欠点があり、アニオンの酸性度が低く、脱保護反応性が低いことによる溶解コントラストの低さの影響である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2018-159744号公報
特開2018-155908号公報
特開2023-21084号公報
【非特許文献】
【0010】
SPIE Vol. 6519 6565191F-1 (2007)
SPIE Vol. 7639 76390D-1 (2010)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)
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