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公開番号2025080135
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-23
出願番号2023193174
出願日2023-11-13
発明の名称水中油型乳化化粧料
出願人日油株式会社
代理人個人,個人
主分類A61K 8/81 20060101AFI20250516BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】塗布時はみずみずしく、ツヤ感のある肌に仕上がり、べたつくことなく保湿効果が持続し、高温安定性に優れる水中油型乳化化粧料を提供する。
【解決手段】下記の成分(A)、成分(B)、成分(C)、成分(D)、成分(E)および水を含有する水中油型乳化化粧料。
(A)融点が30~50℃の油剤:2~10質量%
(B)融点が60~75℃の油剤:0.5~6質量%
(C)アクリル酸系ポリマー: 0.2~1.5質量%
(D)グリセリンモノ脂肪酸エステル:0.5~3質量%
(E)モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン:0.1~2質量%
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記の成分(A)、成分(B)、成分(C)、成分(D)、成分(E)および水を含有する水中油型乳化化粧料。
(A)融点が30~50℃の油剤:2~10質量%
(B)融点が60~75℃の油剤:0.5~6質量%
(C)アクリル酸系ポリマー:0.2~1.5質量%
(D)グリセリンモノ脂肪酸エステル:0.5~3質量%
(E)モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン:0.1~2質量%

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水中油型乳化化粧料に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
肌の保湿を目的とするスキンケアでは基本的に複数のステップを重ね、肌に水分と油分をバランス良く補給することで保湿効果を高めることができる。スキンケアの手順としては、はじめに化粧水を用いて水分や保湿成分を与え、潤いのある肌に整えた後、乳液やクリームで油分を補うことにより肌の水分蒸散を抑えて保湿効果を持続させる。しかし、このような複数のアイテムを用いたスキンケアには時間がかかるため、スキンケアの時間を短縮して効率良くスキンケアを行いたいと考える消費者からオールインワン化粧料が支持されている。
【0003】
オールインワン化粧料は化粧水や乳液、クリームなどの複数のスキンケアアイテムの機能を集約する化粧料であり、オールインワン化粧料のみでスキンケアを完了することができる。オールインワン化粧料は化粧水のようなみずみずしい使用感と乳液やクリームのようなエモリエント感及び保湿効果の持続性が求められている。保湿効果を持続させるため、保湿剤や油剤を多量に配合すると不快なべたつきを生じるため、べたつくことなく保湿効果を持続させる必要がある。
【0004】
さらに、オールインワン化粧料は短時間でスキンケアを行うことができることから、朝のメイク前に行うスキンケアに使用されることが多い。メイク前のスキンケアはメイクの仕上がりを左右する重要なステップであり、肌を保湿して化粧ノリを良くするだけでなく、肌を綺麗に見せる効果も求められている。近年、若々しく健やかな印象を与えるツヤ感のある仕上がりが好まれるが、ギラつくような光沢感(テカリ)のある肌は清潔感に欠ける印象を与えてしまう。そのため、自然なツヤ感のある肌に仕上がるオールインワン化粧料が求められている。
【0005】
特許文献1では、保湿効果を高めるため、ペースト状の油剤を多量に配合する水中油型乳化化粧料が開示されている。特許文献1の水中油型乳化化粧料はペースト状の油剤を多量配合するものの、みずみずしさに優れ、べたつくことなく保湿効果を持続させることができている。しかし、ペースト状の油剤の多量配合はテカリを生じやすく、ツヤ感のある肌に仕上げるという点で不十分であった。
【0006】
特許文献2では、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を含み、加重平均HLBが9以上11以下であるノニオン性界面活性剤、有機性値が700以上、かつIOB値が0.07以上の極性油、ジプロピレングリコールを除く多価アルコール及びアルキレンオキシド誘導体、水を含有する乳化粒子の平均粒子径が200nm以下である水中油型乳化組成物が開示されている。特許文献2の水中油型乳化組成物は、べたつくことなく塗布時のツヤ感を付与するために極性油を配合しているが、保湿効果の持続性が不十分であった。また、この組成物は室温での経時安定性は優れているが、高温条件下での安定性は劣る場合があった。
このように、保湿効果の持続性と塗布後の肌へのツヤ感の付与の両立が難しく、従来の技術ではオールインワン化粧料に求められる十分な機能を有していなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2021-91636号公報
特開2023-89638号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、塗布時はみずみずしく、ツヤ感のある肌に仕上がり、べたつくことなく保湿効果が持続し、高温安定性に優れる水中油型乳化化粧料の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を行った結果、特定成分から構成される水中油型乳化化粧料により上記課題が解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は以下の[1]である。
【0010】
[1]下記の成分(A)、成分(B)、成分(C)、成分(D)、成分(E)および水を含有する水中油型乳化化粧料。
(A)融点が30~50℃の油剤:2~10質量%
(B)融点が60~75℃の油剤:0.5~6質量%
(C)アクリル酸系ポリマー:0.2~1.5質量%
(D)グリセリンモノ脂肪酸エステル:0.5~3質量%
(E)モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン:0.1~2質量%
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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