TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025081165
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-27
出願番号
2023194746
出願日
2023-11-15
発明の名称
表面改質されたシリコーンゴムの製造方法
出願人
信越化学工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C08J
7/14 20060101AFI20250520BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】ある特定の成分を含有したシリコーンゴム組成物の硬化物であるシリコーンゴムにおいて、非常に簡便な方法により表面改質されたシリコーンゴムの製造方法を提供すること。
【解決手段】下記(A)成分をシリコーンゴム組成物中に0.1~20質量パーセントの範囲内で含有するシリコーンゴム組成物の硬化物であるシリコーンゴムにおいて、該硬化物の表面を酸性液体で処理することを特徴とする表面改質されたシリコーンゴムの製造方法。
(A)下記式(1)で示されるオルガノアルコキシシランの部分加水分解物
RSi(OR
1
)
3
(1)
(式中、Rは炭素数1~12の1価炭化水素基であり、R
1
は炭素数1~4のアルキル基を示す。)
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記(A)成分をシリコーンゴム組成物中に0.1~20質量パーセントの範囲内で含有するシリコーンゴム組成物の硬化物であるシリコーンゴムにおいて、該硬化物の表面を酸性液体で処理することを特徴とする表面改質されたシリコーンゴムの製造方法。
(A)下記式(1)で示されるオルガノアルコキシシランの部分加水分解物
RSi(OR
1
)
3
(1)
(式中、Rは炭素数1~12の1価炭化水素基であり、R
1
は炭素数1~4のアルキル基を示す。)
続きを表示(約 230 文字)
【請求項2】
前記式(1)のR及びR
1
が、互いに独立して、メチル基、エチル基、及びプロピル基のうちのいずれかであることを特徴とする、請求項1に記載の表面改質されたシリコーンゴムの製造方法。
【請求項3】
請求項1に記載の酸性液体が、pHが3.0未満であり、かつ該酸性液体に含まれる酸性物質の濃度が0.001mol/L以上の酸性溶液であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の表面改質されたシリコーンゴムの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、表面改質されたシリコーンゴムの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
シリコーンゴムは、優れた耐候性、電気特性、低圧縮永久歪性、耐熱性、耐寒性等の特性を有しており、電気機器、自動車、建築、医療、食品等様々な分野で広く使われている。これらの用途によっては物性の異なるシリコーンゴムを積層、成型して用いるケースがある。そのような場合、異種のシリコーンゴム界面部の接着力不足による剥離が懸念される。また、経年劣化による接着界面の自然剥離、積層工程の煩雑性、工程増による作業性悪化、コスト増などの問題を抱えていた。
【0003】
上記のような問題点を解決するため、種々シリコーンゴムの表面改質方法が提案されている。代表的なものを述べると、光エネルギーによる表面改質方法(特許文献1)、熱エネルギーによる表面改質方法(特許文献2)、化学修飾による表面改質方法(特許文献3)、またはそれらを複合させることによる表面改質方法(特許文献4)などがある。しかし、光や熱エネルギーによる表面改質方法は、エネルギーを発生させるための装置が必ず必要であるため、設備投資費用や機器設置スペースなどの問題が生じる。また、化学修飾による表面改質方法においては、表面改質するために要する時間が長かったり、加熱が必要になったりするため、生産性の低下や簡便性に欠けるという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2021/095621号
特開2022-043779号公報
特表2023-506638号公報
特開2017-186427号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ある特定の成分を含有したシリコーンゴム組成物の硬化物であるシリコーンゴムにおいて、非常に簡便な方法により表面改質されたシリコーンゴムの製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明では、下記(A)成分をシリコーンゴム組成物中に0.1~20質量パーセントの範囲内で含有するシリコーンゴム組成物の硬化物であるシリコーンゴムにおいて、該硬化物の表面を酸性液体で処理することを特徴とする表面改質されたシリコーンゴムの製造方法を提供する。
(A)下記式(1)で示されるオルガノアルコキシシランの部分加水分解物
RSi(OR
1
)
3
(1)
(式中、Rは炭素数1~12の1価炭化水素基であり、R
1
は炭素数1~4のアルキル基を示す。)
【0007】
又、本発明の表面改質されたシリコーンゴムの製造方法(以後、本発明の製造方法)では、上記式(1)のR及びR
1
が、互いに独立して、メチル基、エチル基、及びプロピル基のうちのいずれかであることが好ましい。
【0008】
これら製造方法であれば、シリコーンゴム(硬化物)の表面を酸性液体で処理するという非常に簡便な方法により、1つの硬化物で物性の異なる表面改質されたシリコーンゴムの製造方法を提供することができる。
【0009】
更に、本発明の製造方法では、酸性液体が、pHが3.0未満であり、かつ該酸性液体に含まれる酸性物質の濃度が0.001mol/L以上の酸性溶液であることが好ましい。
【0010】
このような本発明の製造方法であれば、表面改質効果が確実に得られる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
信越化学工業株式会社
パターン形成方法
10日前
信越化学工業株式会社
負極活物質及びその製造方法
6日前
信越化学工業株式会社
希土類複合酸化物粒子の製造方法
3日前
信越化学工業株式会社
光ファイバ用多孔質母材の搬送装置
6日前
信越化学工業株式会社
反射型マスクブランク及びその製造方法
今日
信越化学工業株式会社
耐水化された繊維質基材及びその製造方法
今日
信越化学工業株式会社
SiOH含有光ファイバ母材及びその評価方法
6日前
信越化学工業株式会社
ポリマー、化学増幅レジスト組成物及びパターン形成方法
今日
信越化学工業株式会社
熱硬化型シリコーン組成物、ダイボンド材及び光半導体装置
4日前
信越化学工業株式会社
固体状のアミノ酸含有基を有する水溶性ポリシロキサン化合物およびその製造方法
6日前
信越化学工業株式会社
アミノ基を有する水溶性ポリシロキサン化合物および無機物粒子を含む成形物、その製造方法並びに無機物粒子分散液
6日前
信越化学工業株式会社
電池用カーボンブラック分散組成物、正極用合材ペースト、リチウムイオン二次電池用正極及びリチウムイオン二次電池
6日前
東ソー株式会社
摺動部材
17日前
東ソー株式会社
ゴム組成物
11日前
東レ株式会社
多孔質構造体
2か月前
東レ株式会社
CPUソケット
1か月前
東ソー株式会社
加飾フィルム
26日前
東ソー株式会社
加飾フィルム
26日前
東ソー株式会社
加飾フィルム
26日前
東レ株式会社
CPUソケット
1か月前
ユニチカ株式会社
ビスマレイミド
7日前
東レ株式会社
ポリオレフィン微多孔膜
2か月前
東ソー株式会社
ハロゲン含有ポリマー
1か月前
三洋化成工業株式会社
徐放材用組成物
2か月前
ユニチカ株式会社
ポリアミック酸溶液
2か月前
アイカ工業株式会社
光硬化性樹脂組成物
4日前
東ソー株式会社
ゴム組成物及び加硫ゴム
2か月前
日本製紙株式会社
樹脂組成物
1か月前
東レ株式会社
ポリプロピレン系樹脂フィルム
27日前
株式会社クラベ
耐摩耗性絶縁組成物及び電線
17日前
住友精化株式会社
吸水性樹脂粒子の製造方法
2か月前
東ソー株式会社
クロロプレンラテックス組成物
17日前
大日精化工業株式会社
樹脂成形品
26日前
東レ株式会社
二軸配向ポリプロピレンフィルム
13日前
東ソー株式会社
クロロプレンラテックス組成物
17日前
ユニチカ株式会社
ポリ尿素およびその製造方法
2か月前
続きを見る
他の特許を見る