TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025082082
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-28
出願番号2023195315
出願日2023-11-16
発明の名称通信システム及び水まわり機器
出願人TOTO株式会社
代理人弁理士法人iX
主分類H04L 7/04 20060101AFI20250521BHJP(電気通信技術)
要約【課題】スレーブ装置からマスタ装置へ情報を送信するための専用の通信ラインを設けなくても、スレーブ装置が第1モードから第2モードへ移行したことをマスタ装置に通知できる通信システム及び水まわり機器を提供する。
【解決手段】通信システムは、マスタ装置と、スレーブ装置と、通信ラインと、を備える。スレーブ装置は、機能部を有する。スレーブ装置は、機能部を作動させる第1モードと、機能部を作動させない第2モードと、を実行可能である。スレーブ装置は、第1モードにおいて、マスタ装置からの指令信号が入力されると、第1信号を出力する。指令信号が第1モードから第2モードへ移行するための指令信号である場合には、第1信号を出力した後に、第2信号を出力し、第2モードへ移行する。指令信号が第1モードから第2モードへ移行するための指令信号でない場合には、第1信号を出力した後に、第2信号を出力せず、第2モードへ移行しない。
【選択図】図2

特許請求の範囲【請求項1】
マスタ装置と、
前記マスタ装置からの指令信号に基づいて作動する機能部を有するスレーブ装置と、
前記マスタ装置と前記スレーブ装置とを接続する通信ラインと、
を備え、
前記スレーブ装置は、前記機能部を作動させる第1モードと、前記機能部を作動させない第2モードと、を実行可能であり、
前記スレーブ装置は、前記第1モードにおいて、前記マスタ装置からの指令信号が入力されると、前記指令信号が入力されたことを示す第1信号を出力し、
前記指令信号が前記第1モードから前記第2モードへ移行するための指令信号である場合には、前記第1信号を出力した後に、前記第2モードへ移行することを示す第2信号を出力し、前記第2信号を出力した後に、前記第2モードへ移行し、
前記指令信号が前記第1モードから前記第2モードへ移行するための指令信号でない場合には、前記第1信号を出力した後に、前記第2信号を出力せず、前記第2モードへ移行しない、通信システム。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
前記通信ラインは、クロック信号が出力されるシリアルクロックラインと、前記指令信号が出力されるシリアルデータラインと、を有し、
前記スレーブ装置は、前記シリアルデータラインに前記第1信号を出力し、前記シリアルクロックラインに前記第2信号を出力する、請求項1に記載の通信システム。
【請求項3】
前記機能部は、発振子である、請求項2に記載の通信システム。
【請求項4】
請求項2に記載の通信システムと、
スパウトと、
を備え、
前記マスタ装置は、前記スパウトの外部に設けられ、
前記スレーブ装置は、前記スパウトの内部に設けられ、
前記通信ラインは、前記スパウトの内部を通る、水まわり機器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の態様は、一般的に、通信システム及び水まわり機器に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
水まわり機器などにおいて、マスタ装置とスレーブ装置とを通信ラインによって接続し、マスタ装置からスレーブ装置に指令信号を送信することで、スレーブ装置の機能部を制御する通信システムを設けることが知られている。
【0003】
このような通信システムにおいて、例えば、スレーブ装置の消費電力を低減するために、スレーブ装置の機能部を作動させる第1モード(通常モード)と、スレーブ装置の機能部を作動させない第2モード(低消費モード)と、を実行可能なスレーブ装置を設ける場合がある。スレーブ装置は、第1モードから第2モードへ移行するための指令信号がマスタ装置から入力されると、第1モードから第2モードへ移行する。
【0004】
しかし、スレーブ装置は、通常、マスタ装置に対してスレーブ装置の状態についての信号を送信しない。そのため、マスタ装置は、スレーブ装置に対して第1モードから第2モードへ移行するための指令信号を出力した後、スレーブ装置が実際に第2モードに移行したか否かを把握できないという問題がある。例えば、第1モードから第2モードへ移行するための指令信号がノイズなどにより正しくスレーブ装置に入力されない場合がある。この場合には、マスタ装置は、スレーブ装置が第2モードへ移行したと認識しているにもかかわらず、実際にはスレーブ装置が第2モードへ移行していないため、スレーブ装置の消費電力を低減できない。
【0005】
特許文献1では、スレーブ装置の状態変化の有無を示す信号をマスタ装置に送信するため、専用の通信ラインを設けている。しかし、このような専用の通信ラインを設けると、部品数が増えて、コストが増大したり、通信システムが大型化したりするおそれがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2008-124809号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、スレーブ装置からマスタ装置へ情報を送信するための専用の通信ラインを設けなくても、スレーブ装置が第1モードから第2モードへ移行したことをマスタ装置に通知できる通信システム及び水まわり機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第1の発明は、マスタ装置と、前記マスタ装置からの指令信号に基づいて作動する機能部を有するスレーブ装置と、前記マスタ装置と前記スレーブ装置とを接続する通信ラインと、を備え、前記スレーブ装置は、前記機能部を作動させる第1モードと、前記機能部を作動させない第2モードと、を実行可能であり、前記スレーブ装置は、前記第1モードにおいて、前記マスタ装置からの指令信号が入力されると、前記指令信号が入力されたことを示す第1信号を出力し、前記指令信号が前記第1モードから前記第2モードへ移行するための指令信号である場合には、前記第1信号を出力した後に、前記第2モードへ移行することを示す第2信号を出力し、前記第2信号を出力した後に、前記第2モードへ移行し、前記指令信号が前記第1モードから前記第2モードへ移行するための指令信号でない場合には、前記第1信号を出力した後に、前記第2信号を出力せず、前記第2モードへ移行しない、通信システムである。
【0009】
この通信システムによれば、マスタ装置から入力された指令信号が第1モードから第2モードへ移行するための指令信号である場合には、スレーブ装置は、指令信号が入力されたことを示す第1信号を出力した後、第2モードへ移行することを示す第2信号を出力し、第2モードへ移行する。一方、マスタ装置から入力された指令信号が第1モードから第2モードへ移行するための指令信号でない場合には、スレーブ装置は、第1信号を出力するものの、第2信号を出力せず、第2モードへ移行しない。つまり、マスタ装置は、第2信号が出力されたか否かに基づいて、スレーブ装置が第2モードへ移行したか否かを判定できる。これにより、スレーブ装置からマスタ装置へ情報を送信するための専用の通信ラインを設けなくても、スレーブ装置が第1モードから第2モードへ移行したことをマスタ装置に通知できる。例えば、専用の通信ラインを設ける場合と比べて、システムの大型化やコストの増加などを抑制することができる。また、第1モードから第2モードへ移行するための指令信号にノイズが含まれている場合には、スレーブ装置は、第2信号を出力しない。そのため、マスタ装置は、例えば、第1モードから第2モードへ移行するための指令信号を出力し、スレーブ装置から指令信号が入力されたことを示す第1信号が出力されたにもかかわらず、第2信号が出力されない場合には、第1モードから第2モードへ移行するための指令信号がノイズなどにより正しくスレーブ装置に入力されなかったことを把握できる。したがって、第1モードから第2モードへ移行するための指令信号を再度出力し、確実にスレーブ装置を第2モードへ移行させることができる。さらには、例えば、マスタ装置からスレーブ装置に信号を送信し、スレーブ装置が第2モードへ移行したか否かを通信で確認する場合などと比べて、マスタ装置とスレーブ装置との間の通信量を抑制することもできる。
【0010】
第2の発明は、第1の発明において、前記通信ラインは、クロック信号が出力されるシリアルクロックラインと、前記指令信号が出力されるシリアルデータラインと、を有し、前記スレーブ装置は、前記シリアルデータラインに前記第1信号を出力し、前記シリアルクロックラインに前記第2信号を出力する、通信システムである。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

TOTO株式会社
静電チャック
2日前
TOTO株式会社
静電チャック
5日前
TOTO株式会社
静電チャック
2日前
TOTO株式会社
シャワー装置
1か月前
TOTO株式会社
静電チャック
13日前
TOTO株式会社
静電チャック
13日前
TOTO株式会社
静電チャック
13日前
TOTO株式会社
静電チャック
2日前
TOTO株式会社
静電チャック
9日前
TOTO株式会社
静電チャック
3日前
TOTO株式会社
静電チャック
5日前
TOTO株式会社
トイレシステム
2日前
TOTO株式会社
通信システム及び水まわり機器
11日前
TOTO株式会社
トイレ使用者の健康状態推定システム
1か月前
TOTO株式会社
トイレ使用者の健康状態推定システム
1か月前
TOTO株式会社
浴槽装置
3日前
TOTO株式会社
水洗大便器
3日前
TOTO株式会社
水洗大便器
26日前
TOTO株式会社
トイレ装置
9日前
TOTO株式会社
水洗大便器
3日前
TOTO株式会社
浴槽用枕及び浴槽
3日前
TOTO株式会社
浴槽用枕及び浴槽
3日前
TOTO株式会社
浴槽用枕及び浴槽
3日前
TOTO株式会社
静電チャック及びその製造方法
26日前
TOTO株式会社
静電チャック及びその製造方法
26日前
TOTO株式会社
静電チャック及びその製造方法
1か月前
TOTO株式会社
静電チャック及びその製造方法
26日前
TOTO株式会社
生体情報測定システム及び便座装置
26日前
TOTO株式会社
トイレ使用者の健康状態推定システム、トイレ使用者の状態推定システム及びトイレシステム
1か月前
TOTO株式会社
摂取栄養量推定システム、摂取栄養量推定方法、摂取栄養量推定装置、記憶媒体及び摂取栄養量出力方法
26日前
個人
音響装置
24日前
個人
携帯端末保持具
27日前
個人
テレビ会議拡張システム
2か月前
日本精機株式会社
投影システム
1か月前
日本無線株式会社
音声通信方式
24日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
11日前
続きを見る