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公開番号2025084356
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-03
出願番号2023198200
出願日2023-11-22
発明の名称吸着パッド
出願人株式会社スター精機
代理人個人,個人
主分類B25J 15/06 20060101AFI20250527BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約【課題】ワークの接触部が壊れにくい吸着パッドを提供すること。
【解決手段】吸着パッド20は、エア配管が連結され、エアによって負圧を発生させてワークWを吸着する吸着面76aを有する本体部70と、吸着面76aを囲むように環状に形成されたパッド部80と、を備える。パッド部80は、スポンジ素材で構成され、ワークWに接触するスポンジ部83と、本体部70に取り付けられ、スポンジ部83に比較して固く、弾性変形可能なゴム板81と、を有し、本体部70と接触部76aの間にゴム板81が介在するように、それらが重ねられて構成されている。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
ワークを吸着した状態で前記ワークを搬送するワーク搬送装置に用いられる吸着パッドであって、
エア配管が連結され、エアによって前記ワークを吸着する吸着面を有する本体部と、
前記吸着面を囲むように環状に形成されたパッド部と、を備え、
前記パッド部は、スポンジ素材で構成され、前記ワークに接触する接触部と、前記本体部に取り付けられ、前記接触部に比較して固く、弾性変形可能なクッション部材と、を有し、前記本体部と前記接触部の間に前記クッション部材が介在するように、それらが重ねられて構成されている吸着パッド。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記クッション部材は、前記吸着面を囲む環状に構成されており、
前記クッション部材の外周部分は、前記本体部に固定されておらず、前記接触部側へ変形可能であり、
前記接触部は、環状に構成されており、前記クッション部材の外周部分に接着されている、請求項1に記載の吸着パッド。
【請求項3】
前記クッション部材は、前記吸着面を囲む環状のゴム板により形成されているとともに、前記本体部からその外周部分が外側にはみ出すように構成されており、
前記ゴム板は、前記はみ出す部分が、前記接触部側へ変形可能であり、
前記接触部は、環状に構成されており、前記本体部から外側にはみ出ている前記クッション部材の外周部分に接着されている、請求項1に記載の吸着パッド。
【請求項4】
前記クッション部材の内周部分は、リングワッシャを介して締結部材により前記本体部に固定されることにより、前記リングワッシャと前記本体部の間に挟み込まれている、請求項1~3のうちいずれか1項に記載の吸着パッド。
【請求項5】
前記接触部において、その内周面と前記ワークの接触面との間の角部には、テーパ面又は曲面が設けられている、請求項1~3のうちいずれか1項に記載の吸着パッド。
【請求項6】
前記接触部の内周部分は、前記本体部と重なるように配置されている、請求項1~3のうちいずれか1項に記載の吸着パッド。
【請求項7】
前記接触部の内周部分と前記クッション部材の内周部分との間には、隙間が形成されている、請求項6に記載の吸着パッド。
【請求項8】
前記クッション部材の内周部分は、リングワッシャを介して締結部材により前記本体部に固定されており、
前記リングワッシャ及び前記締結部材は、前記接触部の内周部分と前記クッション部材の内周部分との間に形成された隙間に配置されている、請求項7に記載の吸着パッド。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ワーク搬送装置の吸着パッドに関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、パレタイジングロボットなどのワーク搬送装置を利用することによって、袋体などのデパレタイジング作業(又はパレタイジング作業、以下同じ)の自動化が実施されている。このようなデパレタイジング作業の自動化に用いるロボットハンドとしては、例えば特許文献1に記載されている吸着パッドが知られている。
【0003】
特許文献1では、吸着パッドをデパレタイジングすべきワークに接触させたのちに、真空吸引力を作用させることにより、ワークを吸着パッドで吸着し、その状態で運んでいる。なお、このような吸着パッドを真空グリッパや吸引グリッパとも呼ぶ場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平6-80370号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、米や穀物などを収容した袋体などのワークは、重量が重く、また、変形し易いものである。このため、吸引する際、負圧又はエアの吸込みを大きくし、ワークの一部を内側に引き込むようにして、吸着パッドをより密着させる必要がある。このように、負圧又はエアの吸込みを大きくして、吸着パッドを密着させると、ワークが変形する場合や、跡がついてしまう場合がある。特にビニール製の袋を有するワークだとその可能性が大きくなる。したがって、ワークに接触する部分は、柔らかく、変形しやすいスポンジ素材で構成されていることが望ましい。
【0006】
しかしながら、スポンジ部分を、金属製や樹脂などにより構成された変形しない本体部分に対して直接接着してしまうと、スポンジ素材の過剰な変形によって接着面がはがれやすくなるため、耐久性に問題があった。特に、重量物を吊り上げる場合、負圧又はエアの吸込みも大きくなるため、その傾向が顕著となり、頻繁にスポンジ部分を交換する必要が生じていた。
【0007】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ワークの接触部が壊れにくい吸着パッドを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するための手段は、ワークを吸着した状態で前記ワークを搬送するワーク搬送装置に用いられる吸着パッドであって、エア配管が連結され、エアによって前記ワークを吸着する吸着面を有する本体部と、前記吸着面を囲むように環状に形成されたパッド部と、を備え、前記パッド部は、スポンジ素材で構成され、前記ワークに接触する接触部と、前記本体部に取り付けられ、前記接触部に比較して固く、弾性変形可能なクッション部材と、を有し、前記本体部と前記接触部の間に前記クッション部材が介在するように、それらが重ねられて構成されている。
【0009】
上記手段によれば、本体部とスポンジ製の接触部の間に、接触部に比較して固く、接触部ほど変形しないクッション部材を介在させた。これにより、接触部が過剰に変形しても、クッション部材は、それに応じて過剰に変形することがなく、接触部とクッション部材との間の歪み、及び本体部とクッション部材との間のひずみを小さくすることができる。よって、パッド部が破損してしまうことを抑制でき、パッド部の耐久性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
ワーク搬送装置の斜視図。
吸着パッドの上方斜視図。
本体フレームとパッド部の斜視図。
A-A線断面図。
B-B線断面図。
吸着パッドの下方斜視図。
吸着パッドの下方斜視図。
吸着パッドの下方斜視図。
パッド部の分解斜視図。
吸着時におけるパッド部の断面図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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