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公開番号2025103386
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023220742
出願日2023-12-27
発明の名称流体殺菌装置
出願人豊田合成株式会社
代理人弁理士法人あいち国際特許事務所
主分類A61L 2/10 20060101AFI20250702BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】光源部の冷却効率の向上により光源部の耐久性の向上が図られた流体殺菌装置を提供する。
【解決手段】流体殺菌装置1は、壁面が凹球面状に形成された殺菌室60を有し、光源用開口14、流体を殺菌室60に流入させるための室流入口12、および流体を殺菌室60から流出させるための室流出口13が殺菌室60に開口するように形成された殺菌室本体10と、光源用開口14を閉塞し、光源用開口14から殺菌室60に紫外光を出射するように構成された光源部20と、を備え、室流入口12は、室流入口12の開口が光源用開口14を含む平面Pのうち殺菌室60側の面に対向するように配置され、光源部20は、紫外光を発光する発光素子22を備え、発光素子22のジャンクション温度は、殺菌室60を流通する流体が光源部20に接触することによって100℃以下に設定されている。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
壁面が凹球面状に形成された殺菌室を有し、紫外光を前記殺菌室に入射させるための光源用開口、流体を前記殺菌室に流入させるための室流入口、および、前記流体を前記殺菌室から流出させるための室流出口が前記殺菌室に開口するように形成された殺菌室本体と、
前記光源用開口を閉塞し、前記光源用開口から前記殺菌室に前記紫外光を出射するように構成された光源部と、を備え、
前記室流入口は、前記室流入口の開口が前記光源用開口を含む平面のうち前記殺菌室側の面に対向するように配置され、
前記光源部は、前記紫外光を発光する発光素子を備え、
前記発光素子のジャンクション温度は、前記殺菌室を流通する前記流体が前記光源部に接触することによって100℃以下に設定されている、流体殺菌装置。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記光源用開口の縁線は、円形に形成され、
前記殺菌室の直径Dと前記光源用開口の直径dの比率D/dは、1.8~2.2の範囲に設定されている、請求項1に記載の流体殺菌装置。
【請求項3】
前記光源用開口の中心軸方向から見た場合において、前記室流入口の開口の少なくとも一部が、前記光源用開口に重ならないように配置されている、請求項1または2に記載の流体殺菌装置。
【請求項4】
前記室流出口は、前記室流出口の開口が前記光源用開口を含む平面のうち前記殺菌室側の面に対向するように配置され、
前記光源用開口の中心軸方向から見た場合において、前記室流出口の開口の少なくとも一部が、前記光源用開口に重ならないように配置されている、請求項1または2に記載の流体殺菌装置。
【請求項5】
さらに、前記殺菌室本体の外面を覆うように配置され、前記流体が供給される筐体供給口が形成され、前記殺菌室本体の外面および前記光源部の外面に面する外側領域であって前記筐体供給口から供給された前記流体が前記室流入口へ流通するように構成された前記外側領域を形成する筐体を備え、
前記発光素子のジャンクション温度は、前記殺菌室を流通する前記流体、および、前記外側領域を流通する前記流体が前記光源部に接触することによって100℃以下に設定されている、請求項1または2に記載の流体殺菌装置。
【請求項6】
前記光源部は、
前記光源用開口に対応して位置し、前記紫外光を出射する出射面と、
前記光源部の外面の一部を構成し、前記出射面の裏面であって、前記外側領域を流通する前記流体が接触する外側裏面と、を備え、
前記筐体供給口は、前記筐体供給口の開口が前記光源部の前記外側裏面に対向するように配置されている、請求項5に記載の流体殺菌装置。
【請求項7】
前記光源部は、前記外側裏面を形成して放熱を促進する放熱部材を備える、請求項6に記載の流体殺菌装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、流体殺菌装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1には、流体に紫外線を効果的に照射して殺菌できる殺菌装置が開示されている。この従来技術による殺菌装置は、照射チャンバとUV放射源とを備える。照射チャンバには、殺菌対象である流体が流通する。照射チャンバに流体を流入させる入口ポートと、照射チャンバから流体を流出させる出口ポートとを有している。UV放射源は、照射チャンバの内部に紫外光を放射する。照射チャンバを流通する流体は、照射チャンバから放射される紫外光によって殺菌される。
【0003】
この従来技術では、照射チャンバの壁面が凹直方体状になっている。換言すれば、照射チャンバの側面形状が平面で形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2020-530384号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
紫外光の光源部であるUV放射源は、紫外光を放射する際に発熱する。上記従来技術では、UV放射源は、照射チャンバを流通する流体によって冷却される構成となっている。
【0006】
しかしながら、上記従来技術では、照射チャンバの側面形状が平面で形成されているため、照射チャンバの内側空間における流体の流れに乱れが大きい。そのため、UV放射源の冷却効率が悪くUV放射源の耐久性が良くない。
【0007】
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、光源部の冷却効率の向上により光源部の耐久性の向上が図られた流体殺菌装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様は、
壁面が凹球面状に形成された殺菌室を有し、紫外光を前記殺菌室に入射させるための光源用開口、流体を前記殺菌室に流入させるための室流入口、および、前記流体を前記殺菌室から流出させるための室流出口が前記殺菌室に開口するように形成された殺菌室本体と、
前記光源用開口を閉塞し、前記光源用開口から前記殺菌室に前記紫外光を出射するように構成された光源部と、を備え、
前記室流入口は、前記室流入口の開口が前記光源用開口を含む平面のうち前記殺菌室側の面に対向するように配置され、
前記光源部は、紫外光を発光する発光素子を備え、
前記発光素子のジャンクション温度は、前記殺菌室を流通する前記流体が前記光源部に接触することによって100℃以下に設定されている、流体殺菌装置にある。
【発明の効果】
【0009】
上記態様によれば、殺菌室の壁面が凹球面状に形成されているので、流体の流れに乱れが少なくなる。室流入口は、室流入口の開口が光源用開口を含む平面のうち殺菌室側の面に対向するように配置されているので、殺菌室を流通する流体が光源部に接触して光源部を冷却できる。乱れが少ない流体が光源部に接触するので、光源部を効率的に冷却できる。そして、発光素子のジャンクション温度が100℃以下に設定されているので、発光素子を含む光源部の耐久性を向上できる。
【0010】
以上のように、上記態様によれば、光源部の冷却効率の向上により光源部の耐久性の向上が図られた流体殺菌装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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