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公開番号2025090327
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-17
出願番号2023205506
出願日2023-12-05
発明の名称画像形成装置及び画像形成方法
出願人沖電気工業株式会社
代理人個人
主分類G03G 15/01 20060101AFI20250610BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】良好な視覚効果を実現し得るようにする。
【解決手段】画像形成装置1は、媒体Mの表面に対し、銀トナー画像PSL、透明トナー画像PCL及び通常トナー画像PNLを順次重畳させて印刷することにより、加飾媒体MCを作成する。このとき画像形成装置1は、銀トナー画像PSLにおいて背景印刷デューティDBを100[%]とした背景領域ABを設けると共に、加飾印刷デューティDCを75.00[%]以上且つ93.75[%]以下の範囲内とした加飾領域ACを設ける。これにより画像形成装置1は、ユーザの視点VP、光源LS、及び加飾媒体MCの相対的な位置や角度の関係が様々に変化したときに、該加飾媒体MCの表面側に加飾領域ACが見え隠れするような、良好な視覚効果を与えることができる。
【選択図】図7


特許請求の範囲【請求項1】
光輝性現像剤による光輝性画像を媒体上に形成可能な第1画像形成部と、
透明現像剤による透明画像を前記媒体上に形成可能な第2画像形成部と、
有色現像剤による有色画像を前記媒体上に形成可能な第3画像形成部と、
印刷データに応じて、前記第1画像形成部、前記第2画像形成部及び前記第3画像形成部を制御する制御部と
を具え、
前記制御部は、
前記第1画像形成部により前記媒体の表面に第1領域及び第2領域を有する前記光輝性画像を形成させ、前記第2画像形成部により前記光輝性画像に重畳させて前記透明画像を形成させ、前記第3画像形成部により前記透明画像に重畳させて前記有色画像を形成させ、
前記第1領域及び前記第2領域において、前記媒体に対する単位面積あたりの前記光輝性現像剤の形成量を面積の割合により表した形成割合を、それぞれ第1形成割合及び第2形成割合とし、
前記第1形成割合に対する前記第2形成割合の差分を、6.25[%]以上25.00[%]以下とするよう制御する
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記制御部の制御に基づき、前記媒体上に形成された前記光輝性画像、前記透明画像及び前記有色画像を当該媒体上にそれぞれ定着させる定着部
をさらに具え、
前記制御部は、少なくとも、前記第2画像形成部により前記媒体に前記透明画像を形成させ、前記定着部により当該媒体上に当該透明画像を定着させた後に、前記第3画像形成部により前記媒体に前記有色画像を形成させ、前記定着部により当該媒体上に当該有色画像を定着させるよう制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記制御部の制御に基づき、前記媒体上に形成された前記光輝性画像、前記透明画像及び前記有色画像を当該媒体上にそれぞれ定着させる定着部
をさらに具え、
前記制御部は、少なくとも、前記第1画像形成部により前記媒体に前記光輝性画像を形成させ、前記定着部により当該媒体上に当該光輝性画像を定着させてから、前記第2画像形成部により前記媒体に前記透明画像を形成させ、前記定着部により当該媒体上に当該透明画像を定着させる
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記媒体は、有色媒体である
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記第1画像形成部は、像担持体を露光部により露光して静電潜像を形成し、前記光輝性現像剤により当該静電潜像を現像することにより前記光輝性画像を形成し、
前記制御部は、前記第1画像形成部により前記光輝性画像を形成させる際に、単位面積あたりの露光量を、前記第1領域及び前記第2領域の間で相違させる
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記第1画像形成部は、
前記媒体に対し、所定の前記形成割合による第1光輝性画像を形成する第1光輝性画像形成部と、
前記媒体に対し、前記第1光輝性画像と異なる前記形成割合による第2光輝性画像を形成する第2光輝性画像形成部と
を有し、
前記制御部は、前記第1光輝性画像形成部及び前記第2光輝性画像形成部により、前記第1光輝性画像及び前記第2光輝性画像を組み合わせて前記光輝性画像を形成させるよう制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記第1光輝性画像形成部により前記光輝性画像の前記第1領域を形成させると共に、前記第2光輝性画像形成部により前記光輝性画像の前記第2領域を形成させる
ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記制御部は、前記第1光輝性画像形成部により前記光輝性画像の前記第1領域及び前記第2領域を形成させると共に、前記第2光輝性画像形成部により前記光輝性画像の前記第1領域を重畳させて形成させる
ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記制御部は、前記第1光輝性画像形成部において前記光輝性現像剤を現像する際に印加されるバイアス電圧と、前記第2光輝性画像形成部において前記光輝性現像剤を現像する際に印加されるバイアス電圧とを、相違させるよう制御する
ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記制御部は、前記第1光輝性画像形成部において露光処理を行う場合の単位面積あたりの露光量と、前記第2光輝性画像形成部において露光処理を行う際の単位面積あたりの露光量とを、相違させるように制御する
ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は画像形成装置及び画像形成方法に関し、例えば光輝色を用いた特殊な視覚効果を有する画像を媒体に形成する場合に適用して好適なものである。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、画像形成装置として、カラー印刷を行う場合に、ブラック、マゼンタ、シアン及びイエロー(以下これらをまとめて通常色と呼ぶ)等のトナー(以下これらを通常色トナーと呼ぶ)を組み合わせ、用紙等の媒体に通常色によるカラー画像を形成する(すなわち印刷する)ものが広く普及している。また画像形成装置の中には、これらの通常色に加えて銀色や金色(以下これらを光輝色とも呼ぶ)のような光輝性を有するトナー(以下これを光輝性トナーと呼ぶ)を用いることにより、用紙上に光輝性を有する画像を形成し得るものもある。
【0003】
また画像形成装置として、光輝性トナーによる光輝性画像に通常色トナーによる通常色画像を重ねることにより、画像が見え隠れするような視覚効果を有する画像を形成する(すなわち印刷する)ものも提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-82517号公報(図2及び図3)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した画像形成装置により印刷された画像では、光輝性トナーが配置される領域と配置されない領域とが存在する。このため、この光輝性画像に通常色画像を重ねる印刷処理が行われた媒体では、通常色画像を構成する通常色トナーの層において、領域ごとに段差が形成される。そうすると、この媒体では、領域ごとに光沢度の差が生じ、意に反して画像を視認できてしまう場合があり、視覚効果として不十分である、という問題があった。
【0006】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、良好な視覚効果を実現し得る画像形成装置及び画像形成方法を提案しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
かかる課題を解決するため本発明の画像形成装置においては、光輝性現像剤による光輝性画像を媒体上に形成可能な第1画像形成部と、透明現像剤による透明画像を媒体上に形成可能な第2画像形成部と、有色現像剤による有色画像を媒体上に形成可能な第3画像形成部と、印刷データに応じて、第1画像形成部、第2画像形成部及び第3画像形成部を制御する制御部とを有し、制御部は、第1画像形成部により媒体の表面に第1領域及び第2領域を有する光輝性画像を形成させ、第2画像形成部により光輝性画像に重畳させて透明画像を形成させ、第3画像形成部により透明画像に重畳させて有色画像を形成させ、第1領域及び第2領域において、媒体に対する単位面積あたりの光輝性現像剤の形成量を面積の割合により表した形成割合を、それぞれ第1形成割合及び第2形成割合とし、第1形成割合に対する第2形成割合の差分を、6.25[%]以上25.00[%]以下とするよう制御するようにした。
【0008】
また本発明の画像形成方法においては、第1画像形成部によって、光輝性現像剤により第1領域及び第2領域を有する光輝性画像を媒体上に形成する光輝性画像形成ステップと、第2画像形成部によって、透明現像剤による透明画像を、媒体上の光輝性画像に重畳させて形成する透明画像形成ステップと、第3画像形成部によって、有色現像剤による有色画像を、媒体上の光輝性画像及び透過性画像に重畳させて形成する有色画像形成ステップとを有し、光輝性画像形成ステップでは、第1領域及び第2領域において、媒体に対する単位面積あたりの光輝性現像剤の形成量を面積の割合により表した形成割合を、それぞれ第1形成割合及び第2形成割合としたときに、第1形成割合に対する第2形成割合の差分を、6.25[%]以上25.00[%]以下とするよう制御するようにした。
【0009】
さらに本発明の画像形成装置においては、光輝性現像剤による光輝性画像を媒体上に形成可能な第1画像形成部と、透明現像剤による透明画像を媒体上に形成可能な第2画像形成部と、有色現像剤による有色画像を媒体上に形成可能な第3画像形成部と、印刷データに応じて、第1画像形成部、第2画像形成部及び第3画像形成部を制御する制御部とを設け、制御部は、第1画像形成部により媒体の表面に第1領域及び第2領域を有する光輝性画像を形成させ、第2画像形成部により光輝性画像に重畳させて透明画像を形成させ、第3画像形成部により透明画像に重ねて有色画像を形成させ、第1領域及び第2領域において、媒体に対する単位面積あたりの光輝性現像剤の形成量を面積の割合により表した形成割合を、それぞれ第1形成割合及び第2形成割合とし、第1形成割合に対する第2形成割合の比率を、75.00[%]以上93.75[%]以下とするよう制御するようにした。
【0010】
本発明は、媒体上に光輝性画像、透明画像及び有色画像を重ねて形成すると共に、最下層となる光輝性画像に関し、第1領域の第1形成割合と第2領域の第2形成割合との差分を所定の範囲内とするように制御する。このため本発明は、媒体を目視したユーザに対し、当該有色画像を視認させると共に、光源との位置関係や当該媒体の角度等に応じて、第1領域と第2領域との境界を視認させる状態と、当該境界を認識させずに有色画像のみを視認させる状態とを遷移させるような視覚効果を与えることができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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