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公開番号2025090410
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-17
出願番号2023205614
出願日2023-12-05
発明の名称検知装置、時刻同期方法、時刻同期プログラム、及び検知システム
出願人横河電機株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G01H 17/00 20060101AFI20250610BHJP(測定;試験)
要約【課題】複数のセンサ間の位置関係を考慮した時刻同期を行うこと。
【解決手段】実施形態の検知装置10は、内部時計と、時間に関する条件が満たされるたびに、振動を発生させる発振部11と、振動を検知する受振部12と、発振部11が振動を発生してから、受振部12が振動を検知するまでの時間を測定する測定部142と、測定部142によって測定された時間が規定のインターバル時間より長いか否かによって、モードを判定する判定部141と、特定のモードであることが判定された場合、基準時間に基づいて、内部時計のずれを補正するか否かを判定し、補正すると判定した場合、内部時計を補正する補正部143と、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
内部時計と、
時間に関する条件が満たされるたびに、振動を発生する発振部と、
振動を検知する受振部と、
前記発振部が振動を発生してから、前記受振部が振動を検知するまでの時間を測定する測定部と、
前記測定部によって測定された時間が規定のインターバル時間より長いか否かによって、モードを判定する判定部と、
特定のモードであることが判定された場合、基準時間に基づいて、前記内部時計のずれを補正するか否かを判定し、補正すると判定した場合、前記内部時計を補正する補正部と、
を有することを特徴とする検知装置。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
内部時計と、
時間に関する条件が満たされるたびに、振動を発生させる発振部と、
振動を検知する受振部と、
を備えた検知装置が実行する時刻同期方法であって、
前記発振部が振動を発生してから、前記受振部が振動を検知するまでの時間を測定する測定工程と、
前記測定工程によって測定された時間が規定のインターバル時間より長いか否かによって、モードを判定する判定工程と、
特定のモードであることが判定された場合、基準時間に基づいて、前記内部時計のずれを補正するか否かを判定し、補正すると判定した場合、前記内部時計を補正する補正工程と、
を含むことを特徴とする時刻同期方法。
【請求項3】
内部時計と、
時間に関する条件が満たされるたびに、振動を発生させる発振部と、
振動を検知する受振部と、
を備えた検知装置に、
前記発振部が振動を発生してから、前記受振部が振動を検知するまでの時間を測定する測定ステップと、
前記測定ステップによって測定された時間が規定のインターバル時間より長いか否かによって、モードを判定する判定ステップと、
特定のモードであることが判定された場合、基準時間に基づいて、前記内部時計のずれを補正するか否かを判定し、補正すると判定した場合、前記内部時計を補正する補正ステップと、
を実行させることを特徴とする時刻同期プログラム。
【請求項4】
第1の内部時計を備えた第1の検知装置と、第2の内部時計を備えた第2の検知装置と、を有する検知システムであって、
前記第1の検知装置は、
時間に関する条件が満たされるたびに、振動を発生させる第1の発振部と、
前記第2の検知装置によって発生した振動を検知する第1の受振部と、
前記第1の発振部が振動を発生してから、前記第1の受振部が振動を検知するまでの時間を測定する測定部と、
前記測定部によって測定された時間が規定のインターバル時間より長いか否かによって、モードを判定する判定部と、
特定のモードであることが判定された場合、基準時間に基づいて、前記第1の内部時計と前記第2の内部時計のずれを補正するか否かを判定し、補正すると判定した場合、前記第1の内部時計又は前記第2の内部時計を補正する補正部と、
を有し、
前記第2の検知装置は、
時間に関する条件が満たされるたびに、振動を発生させる第2の発振部
を有する
ことを特徴とする検知システム。
【請求項5】
前記判定部は、前記測定部によって測定された時間が前記インターバル時間より長くない場合、モードが、前記第1の検知装置と前記第2の検知装置が近接している設置前モードであることを判定する
ことを特徴とする請求項4に記載の検知システム。
【請求項6】
前記補正部は、前記判定部によってモードが前記設置前モードであると判定された場合、前記インターバル時間を前記基準時間に設定し、前記基準時間を設定した後に前記測定部によって測定された時間と前記基準時間との差に基づいて、前記第1の内部時計と前記第2の内部時計のずれを補正するか否かを判定する
ことを特徴とする請求項5に記載の検知システム。
【請求項7】
前記補正部は、前記判定部によってモードが前記設置前モードであると判定された場合、前記インターバル時間に、互いに近接した前記第1の検知装置と前記第2の検知装置との間で振動が伝搬する時間を加えた時間を、前記基準時間に設定し、前記基準時間を設定した後に前記測定部によって測定された時間と前記基準時間との差に基づいて、前記第1の内部時計と前記第2の内部時計のずれを補正するか否かを判定する
ことを特徴とする請求項5に記載の検知システム。
【請求項8】
前記判定部は、前記測定部によって測定された時間が前記インターバル時間より長い場合、モードが、前記第1の検知装置と前記第2の検知装置が離間している設置後モードであることを判定する
ことを特徴とする請求項4に記載の検知システム。
【請求項9】
前記補正部は、前記判定部によってモードが前記設置後モードであると判定された場合、前記測定部によって測定された時間を前記基準時間に設定し、前記基準時間を設定した後に前記測定部によって測定された時間と前記基準時間との差に基づいて、前記第1の内部時計と前記第2の内部時計のずれを補正するか否かを判定する
ことを特徴とする請求項8に記載の検知システム。
【請求項10】
前記判定部は、前記測定部によって測定された時間と前記基準時間との差が閾値以上である場合、前記第1の内部時計と前記第2の内部時計のずれを補正すると判定する
ことを特徴とする請求項4に記載の検知システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、検知装置、時刻同期方法、時刻同期プログラム、及び検知システムに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
複数のセンサで測定された振動に関するセンサ値を、測定された時刻を基に比較することで、振動の発信源の位置を特定する方法が知られている。なお、振動には音が含まれる。
【0003】
また、特許文献1には、2つのセンサが互いに振動を出力し、他方が出力した振動をそれぞれが測定することで、互いの内部時計の時刻同期を行う方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-96651号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の技術には、複数のセンサ間の位置関係を考慮した時刻同期を行うことができない場合があるという問題がある。
【0006】
例えば、複数のセンサは、それらが設置前であるか設置後であるかによって配置が異なる場合がある。この場合、設置前であるか設置後であるかによって、センサ間の位置関係は異なることが考えられる。一方、従来の技術では、設置前であるか設置後であるかに起因するセンサ間の位置関係は考慮されていない。
【0007】
例えば、特許文献1に記載の方法によりセンサ間における時刻のずれが検知されたとしても、そのずれが内部時計自体のずれによるものであるか、位置関係の変化による伝搬時間の変化によるものであるかを判断することは困難である。
【0008】
内部時計がずれている場合、時刻同期のためには内部時計の補正が必要になる。一方で、センサ間の位置関係の変化によって時刻のずれが検知された場合は、内部時計の補正は不要である。
【0009】
一つの側面では、複数のセンサ間の位置関係を考慮した時刻同期を行うことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
一側面に係る検知装置は、内部時計と、時間に関する条件が満たされるたびに、振動を発生する発振部と、振動を検知する受振部と、前記発振部が振動を発生してから、前記受振部が振動を検知するまでの時間を測定する測定部と、前記測定部によって測定された時間が規定のインターバル時間より長いか否かによって、モードを判定する判定部と、特定のモードであることが判定された場合、基準時間に基づいて、前記内部時計のずれを補正するか否かを判定し、補正すると判定した場合、前記内部時計を補正する補正部と、を有することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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