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公開番号2025117517
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-12
出願番号2024115971
出願日2024-07-19
発明の名称光学読取装置
出願人株式会社デンソーウェーブ
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類G06K 7/10 20060101AFI20250804BHJP(計算;計数)
要約【課題】適切な設定で読取対象から情報を読み取るための技術を提供する。
【解決手段】光学読取装置は、読取対象を撮影して、前記読取対象の画像データを生成する撮影部と、前記画像データから読み取った情報を出力する出力部と、前記光学読取装置と前記読取対象の間の距離が第1の範囲に含まれる場合に、前記撮影部が前記読取対象を撮影する撮影速度を第1の値に決定し、前記光学読取装置と前記読取対象の間の前記距離が前記第1の範囲よりも近い第2の範囲に含まれる場合に、前記撮影速度を前記第1の値よりも速い第2の値に決定する第1の決定部と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
光学読取装置であって、
読取対象を撮影して、前記読取対象の画像データを生成する撮影部と、
前記画像データから読み取った情報を出力する出力部と、
前記光学読取装置と前記読取対象の間の距離が第1の範囲に含まれる場合に、前記撮影部が前記読取対象を撮影する撮影速度を第1の値に決定し、前記光学読取装置と前記読取対象の間の前記距離が前記第1の範囲よりも近い第2の範囲に含まれる場合に、前記撮影速度を前記第1の値よりも速い第2の値に決定する第1の決定部と、
を備える、光学読取装置。
続きを表示(約 2,400 文字)【請求項2】
前記撮影速度は、デフォルトとして前記第2の値に設定されており、
前記第1の決定部は、
前記距離が前記第2の範囲に含まれる場合に、前記撮影速度を前記第2の値に維持することを決定し、
前記距離が前記第1の範囲に含まれる場合に、前記撮影速度を前記第2の値から前記第1の値に変更することを決定する、請求項1に記載の光学読取装置。
【請求項3】
前記光学読取装置は、クロッピングせず前記読取対象を撮影することを示す第1のクロッピング値と、クロッピングして前記読取対象を撮影することを示す第2のクロッピング値と、のいずれかを示すクロッピング設定値を記憶し、
前記クロッピング設定値は、デフォルトとして前記第2のクロッピング値に設定されており、
前記光学読取装置は、さらに、
前記撮影速度が前記第1の値及び前記第2の値のいずれかに決定された後に前記撮影部によって生成された前記画像データからの情報の読み取りが失敗する場合に、前記クロッピング設定値を前記第2のクロッピング値から前記第1のクロッピング値に変更する第1の変更部を備える、請求項1に記載の光学読取装置。
【請求項4】
前記光学読取装置は、第1のサンプリング間隔で前記読取対象を撮影することを示す第1のサンプリング値と、前記第1のサンプリング間隔よりも粗い第2のサンプリング間隔で前記読取対象を撮影することを示す第2のサンプリング値と、を含む複数個のサンプリング値のいずれかを示すサンプリング設定値を記憶し、
前記サンプリング設定値は、デフォルトとして前記第2のサンプリング値に設定されており、
前記光学読取装置は、さらに、
前記撮影速度が前記第1の値及び前記第2の値のいずれかに決定された後に前記撮影部によって生成された前記画像データからの情報の読み取りが失敗する場合に、前記サンプリング設定値を前記第2のサンプリング値から前記第1のサンプリング値に変更する第2の変更部を備える、請求項1に記載の光学読取装置。
【請求項5】
前記撮影部は、
レンズと、
前記レンズによって集光された前記光を前記画像データに変換するイメージセンサと、
前記レンズの光軸に沿って前記レンズを移動させるレンズ移動部と、
を備え、
前記光学読取装置は、さらに、
前記レンズを移動させる前記レンズ移動部から得られる情報に基づいて前記光学読取装置と前記読取対象の間の前記距離を決定する第2の決定部を備える、請求項1から4のいずれか一項に記載の光学読取装置。
【請求項6】
前記レンズ移動部から得られる前記情報は、前記読取対象に前記レンズの焦点が合うように前記レンズ移動部が移動させた前記レンズの位置である、請求項5に記載の光学読取装置。
【請求項7】
光学読取装置であって、
情報コードを撮影して、前記情報コードの画像データを生成する撮影部と、
前記画像データから読み取った情報を出力する出力部と、
クロッピング設定値とサンプリング設定値とを記憶するメモリと、
前記クロッピング設定値と前記サンプリング設定値を変更する変更部と、
を備え、
前記クロッピング設定値は、クロッピングせず前記情報コードを撮影することを示す第1のクロッピング値と、クロッピングして前記情報コードを撮影することを示す第2のクロッピング値と、のいずれかを示し、
前記サンプリング設定値は、第1のサンプリング間隔で前記情報コードを撮影することを示す第1のサンプリング値と、前記第1のサンプリング間隔よりも粗い第2のサンプリング間隔で前記情報コードを撮影することを示す第2のサンプリング値と、を含む複数個のサンプリング値のいずれかを示し、
前記クロッピング設定値は、デフォルトとして前記第2のクロッピング値に設定されており、
前記サンプリング設定値は、デフォルトとして前記第2のサンプリング値に設定されており、
前記変更部は、
前記画像データからの情報の読み取りが失敗し、かつ、前記画像データの画角内に前記情報コードの全体が含まれない場合に、前記クロッピング設定値を前記第2のクロッピング値から前記第1のクロッピング値に変更し、
前記画像データからの情報の読み取りが失敗し、かつ、前記画像データの画角内に前記情報コードの全体が含まれる場合に、前記サンプリング設定値を前記第2のサンプリング値から前記第1のサンプリング値に変更する、光学読取装置。
【請求項8】
光学読取装置であって、
情報コードを撮影して、前記情報コードの画像データを生成する撮影部と、
前記画像データから読み取った情報を出力する出力部と、
第1種の情報コードから情報を読み取ることが指定される場合に、前記撮影部が前記情報コードを撮影する撮影速度を第3の値に決定し、前記第1種の情報コードとは異なる第2種の情報コードから情報を読み取ることが指定される場合に、前記撮影速度を前記第3の値よりも遅い第4の値に決定する決定部と、
を備える、光学読取装置。
【請求項9】
光学読取装置であって、
情報コードを撮影して、前記情報コードの画像データを生成する撮影部と、
前記画像データから読み取った情報を出力する出力部と、
前記光学読取装置と前記情報コードの間の距離を測定する測定部と、
前記情報コードの桁数及び規格の少なくとも一方を示す情報と、前記測定部によって測定された前記距離と、に基づいて、前記撮影部が前記情報コードを撮影する撮影速度を決定する決定部と、
を備える、光学読取装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書で開示する技術は、読取対象から情報を光学的に読み取る光学読取装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、バーコード等の読取対象を撮像して得られた画像データから情報を読み取る光学式読取装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-055005号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本明細書では、適切な設定で読取対象から情報を読み取るための技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書で開示する光学読取装置は、読取対象を撮影して、前記読取対象の画像データを生成する撮影部と、前記画像データから読み取った情報を出力する出力部と、前記光学読取装置と前記読取対象の間の距離が第1の範囲に含まれる場合に、前記撮影部が前記読取対象を撮影する撮影速度を第1の値に決定し、前記光学読取装置と前記読取対象の間の前記距離が前記第1の範囲よりも近い第2の範囲に含まれる場合に、前記撮影速度を前記第1の値よりも速い第2の値に決定する第1の決定部と、を備える。
【0006】
光学読取装置に近い第2の範囲内の読取対象から情報を読み取る場合には、撮影速度が速くても読取対象から情報を読み取るために十分な精度の画像データを得ることができる。一方、光学読取装置から遠い第1の範囲内の読取対象から情報を読み取る場合には、撮影速度を遅くして読取対象から情報を読み取るために十分な精度の画像データを得ることができる。即ち、光学読取装置と読取対象の間の距離を利用することにより適切な撮影速度を決定することができる。特に、読取対象から情報を読み取る処理速度は、読取対象を撮影する撮影速度に依存する。適切な撮影速度により、適切な処理速度で読取対象から情報を読み取ることができる。
【0007】
前記撮影速度は、デフォルトとして前記第2の値に設定されており、前記第1の決定部は、前記距離が前記第2の範囲に含まれる場合に、前記撮影速度を前記第2の値に維持することを決定し、前記距離が前記第1の範囲に含まれる場合に、前記撮影速度を前記第2の値から前記第1の値に変更することを決定してもよい。
【0008】
上記の構成によれば、初期段階で処理速度を速くすることができる。
【0009】
前記光学読取装置は、クロッピングせずに前記読取対象を撮影することを示す第1のクロッピング値と、クロッピングして前記読取対象を撮影することを示す第2のクロッピング値と、のいずれかを示すクロッピング設定値を記憶し、前記クロッピング設定値は、デフォルトとして前記第2のクロッピング値に設定されており、前記光学読取装置は、さらに、前記撮影速度が前記第1の値及び前記第2の値のいずれかに決定された後に前記撮影部によって生成された前記画像データからの情報の読み取りが失敗する場合に、前記クロッピング設定値を前記第2のクロッピング値から前記第1のクロッピング値に変更する第1の変更部を備えてもよい。
【0010】
上記の構成によれば、デフォルトでクロッピングすることにより読取対象から情報を読み取る一連の処理のうちの初期段階における処理速度を速くすることができる。さらに、読み取りの失敗時にクロッピングを解除することにより、読取対象からの情報の読み取りの成功を促すことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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