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公開番号
2025091395
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-18
出願番号
2024212117
出願日
2024-12-05
発明の名称
締結部材打ち込み機
出願人
久維科技(蘇州)有限公司
代理人
フェリシテ弁理士法人
主分類
B25C
1/06 20060101AFI20250611BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約
【課題】本発明は、締結部材打ち込み機について公開する。
【解決手段】締結部材打ち込み機は、蓄エネルギー部、衝撃部、回転動力部、及び駆動部を含む。衝撃部は、蓄エネルギー部を駆動してエネルギーを蓄積し、蓄積された打撃エネルギーを利用して緊結部品を第一方向に沿ってワークに打ち込む。衝撃部は、第一配合構造及び第二配合構造を含む。駆動部は、第一遊星歯車セット及び第二遊星歯車セットを含み、これらは回転動力部によって駆動する。蓄エネルギー部のエネルギー蓄積プロセスには、第一段階と第二段階を含み、第一段階では、第一遊星歯車セットが第一配合構造と噛み合い、衝撃部が蓄エネルギー部を駆動してエネルギーを蓄積する。第二段階では、第一遊星歯車セットが第一配合構造から外れ、第二遊星歯車セットが第二配合構造と噛み合い、衝撃部が蓄エネルギー部を駆動してエネルギーを蓄積する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
打撃エネルギーを蓄えるための蓄エネルギー部と、
前記蓄エネルギー部を蓄エネルギーさせ、かつ前記蓄エネルギー部から放出される前記打撃エネルギーを受けて、締結部材を第一方向に向かって被加工物に打ち込むための衝撃部と、
回転動力部と、
第一遊星歯車セット及び第二遊星歯車セットを含む駆動部とを備え、
前記衝撃部は、第一嵌合構造及び第二嵌合構造を含み、
前記衝撃部の延びる方向において、前記第一嵌合構造及び前記第二嵌合構造は、異なる位置に配置されており、
前記第一遊星歯車セット及び前記第二遊星歯車セットは、前記回転動力部によって駆動され、
前記蓄エネルギー部の蓄エネルギー過程は、第一段階及び第二段階を含み、
前記第一段階において、前記第一遊星歯車セットが前記第一嵌合構造と嵌合し、前記衝撃部が前記蓄エネルギー部を蓄エネルギーさせ、
前記第二段階において、前記第一遊星歯車セットが前記第一嵌合構造と離れ、前記第二遊星歯車セットが前記第二嵌合構造と嵌合し、前記衝撃部が前記蓄エネルギー部を蓄エネルギーさせるようにすることを特徴とする締結部材打ち込み機。
続きを表示(約 1,900 文字)
【請求項2】
前記第一遊星歯車セットは、前記第一嵌合構造と離れると同時に、前記第二遊星歯車セットが前記第二嵌合構造に嵌合する、請求項1に記載の締結部材打ち込み機。
【請求項3】
前記駆動部は、回転可能な出力軸を含み、
前記第一遊星歯車セット及び前記第二遊星歯車セットは、前記出力軸の軸方向に沿って分布しており、
前記第一遊星歯車セットは、固定された第一内歯輪、前記第一内歯輪に対して公転する第一遊星歯車及び前記第一遊星歯車に接続された第一推進構造を含み、
前記第二遊星歯車セットは、固定された第二内歯輪、前記第二内歯輪に対して公転する第二遊星歯車及び前記第二遊星歯車に接続された第二推進構造を含み、
前記第一遊星歯車は、前記第一内歯輪と噛み合い、
前記第二遊星歯車は、前記第二内歯輪と噛み合い、
前記第一推進構造は、前記第一嵌合構造と嵌合して前記衝撃部を推進し、
前記第二推進構造は、前記第二嵌合構造と嵌合して前記衝撃部を推進する、請求項1に記載の締結部材打ち込み機。
【請求項4】
前記第一推進構造と前記第一嵌合構造の間の嵌合区域は、第一嵌合区域と定義され、
前記第二推進構造と前記第二嵌合構造の間の嵌合区域は、第二嵌合区域と定義され、
前記第一嵌合区域は、前記衝撃部の延びる方向で投影されたものを第一投影と定義し、
前記第二嵌合区域は、前記衝撃部の延びる方向で投影されたものを第二投影と定義し、
前記第一投影と前記第二投影は、重ならない、請求項3に記載の締結部材打ち込み機。
【請求項5】
前記第一内歯輪及び前記第二内歯輪は、前記出力軸の軸方向に沿って相対的に配置され、
前記第一推進構造は、前記第一遊星歯車に偏心的に接続され、
前記第二推進構造は、前記第二遊星歯車に偏心的に接続される、請求項3に記載の締結部材打ち込み機。
【請求項6】
前記衝撃部は、さらに衝撃棒を含み、
前記第一嵌合構造及び前記第二嵌合構造は、それぞれ前記衝撃棒の同一側に設けられた第一歯及び第二歯であり、
前記第一歯が前記衝撃棒の延びる方向における投影と、前記第二歯が前記衝撃棒の延びる方向における投影とは、重ならないか部分的に重なる、請求項1に記載の締結部材打ち込み機。
【請求項7】
前記第一遊星歯車セットは、さらに前記出力軸に接続され、かつ前記出力軸と共に回転可能な第一クランクを含み、
前記第一遊星歯車は、自転可能な方式で前記第一クランクに接続され、かつ前記第一クランクと共に運動可能であり、
前記第二遊星歯車セットは、さらに前記出力軸に接続され、かつ前記出力軸と共に回転可能な第二クランクを含み、
前記第二遊星歯車は、自転可能な方式で前記第二クランクに接続され、かつ前記第二クランクと共に運動可能である、請求項3に記載の締結部材打ち込み機。
【請求項8】
前記第一クランクは、第一クランクシャフトを含み、
前記第二クランクは、第二クランクシャフトを含み、
前記第一遊星歯車は、前記第一クランクシャフトに自転可能な方式で取り付けられ、
前記第二遊星歯車は、前記第二クランクシャフトに自転可能な方式で取り付けられ、
前記第一クランクシャフトの中心と前記出力軸の中心を結ぶ線を第一線と定義し、
前記第二クランクシャフトの中心と前記出力軸の中心を結ぶ線を第二線と定義し、
前記第一線が前記出力軸の延長方向に投影されたものと、前記第二線が前記出力軸の延長方向に投影されたものとの間の角度は、120°である、請求項7に記載の締結部材打ち込み機。
【請求項9】
前記第一遊星歯車セットと前記第二遊星歯車セットの配列方向において、前記衝撃部は、前記第一遊星歯車セットと前記第二遊星歯車セットとの間に配置される、請求項1に記載の締結部材打ち込み機。
【請求項10】
前記衝撃部は、さらに衝撃棒を含み、
前記第一嵌合構造及び前記第二嵌合構造は、前記衝撃棒の同一側に配置されておリ、
前記衝撃棒の延びる方向において、前記第一嵌合構造と前記第二嵌合構造は、異なる位置に配置されておリ、
前記第一嵌合構造は、円柱ピンによる位置決め及びねじによる固定の方式で前記衝撃棒に取り付けられる、請求項1に記載の締結部材打ち込み機。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電動工具の分野に属し、特に締結部材打ち込み機に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
一般的に、締結部材打ち込み機は蓄エネルギー部、駆動部、回転動力部及び衝撃部を含む。駆動部は複数の第一噛合歯を含み、衝撃部は複数の第二噛合歯を含む。締結部材打ち込み機が動作する際、駆動部の複数の第一噛合歯が衝撃部の複数の第二噛合歯と噛み合い、駆動部が衝撃部を第二方向に移動させて蓄エネルギー部がエネルギーを蓄積するようにする。衝撃部は蓄エネルギー部から放出されるエネルギーの作用で第一方向に移動し、締結部材を被加工物に打ち込む。ここで、第一方向と第二方向は互いに反対である。カチオン時、衝撃部が駆動部と正しく噛み合える位置に停止できず、締結部材打ち込み機が正常 に動作しないことがある。
【0003】
したがって、新しい締結部材打ち込み機を提供する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、運転が安定してスムーズな締結部材打ち込み機を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一方面、本発明は、以下を含む締結部材打ち込み機を提供する。
【0006】
蓄エネルギー部、打撃エネルギーを蓄えるためのものであり、
衝撃部、前記蓄エネルギー部を蓄エネルギーさせ、かつ前記蓄エネルギー部から放出される前記打撃エネルギーを受けて、締結部材を第一方向に向かって被加工物に打ち込むためのものであり、前記衝撃部は、第一嵌合構造及び第二嵌合構造を含み、前記衝撃部の延びる方向において、前記第一嵌合構造及び前記第二嵌合構造は、異なる位置に配置されており、
回転動力部、
駆動部、第一遊星歯車セット及び第二遊星歯車セットを含み、前記第一遊星歯車セット及び前記第二遊星歯車セットは、前記回転動力部によって駆動され、
前記蓄エネルギー部の蓄エネルギー過程は第一段階及び第二段階を含み、前記第一段階において、前記第一遊星歯車セットが前記第一嵌合構造と嵌合し、前記衝撃部が前記蓄エネルギー部を蓄エネルギーさせ、前記第二段階において、前記第一遊星歯車セットが前記第一嵌合構造と離れ、前記第二遊星歯車セットが前記第二嵌合構造と嵌合し、前記衝撃部が前記蓄エネルギー部を蓄エネルギーさせるようにすることを特徴とする締結部材打ち込み機。
【0007】
別の一方面,本発明は、以下を含む締結部材打ち込み機を提供する。
【0008】
蓄エネルギー部、打撃エネルギーを蓄えるためのものであり、
衝撃部、前記蓄エネルギー部を蓄エネルギーさせ、かつ前記蓄エネルギー部から放出される前記打撃エネルギーを受けて、締結部材を第一方向に向かって被加工物に打ち込むためのものであり、前記衝撃部は、第二噛み合い機構を含み、前記第二噛み合い機構は、第一嵌合構造及び第二嵌合構造を含み、前記衝撃部の延びる方向において、前記第一嵌合構造及び前記第二嵌合構造は、異なる位置に配置されており、
回転動力部、
駆動部、前記衝撃部と噛み合うことができ、前記駆動部は第一噛み合い機構を含み、前記第一噛み合い機構は、前記回転動力部によって駆動され、前記第一噛み合い機構は、第一噛み合い構造 及び第二噛み合い構造 を含み、
前記蓄エネルギー部の蓄エネルギー過程は、第一段階及び第二段階を含み、前記第一段階において、前記第一噛み合い構造が前記第一嵌合構造と噛み合い、前記衝撃部が前記蓄エネルギー部を蓄エネルギーさせ、前記第二段階において、前記第一噛み合い構造が前記第一嵌合構造と離れ、前記第二噛み合い構造が前記第二嵌合構造と噛み合い、前記衝撃部が前記蓄エネルギー部を蓄エネルギーさせることを特徴とする締結部材打ち込み機。
【発明の効果】
【0009】
本発明では、駆動部には、第一噛み合い機構が含まれ、前記第一噛み合い機構は、第一噛み合い構造と第二噛み合い構造を含み、衝撃部には、第二噛み合い機構が含まれ、前記第二噛み合い機構には、第一配合構造と第二配合構造が含まれ、前記第一噛み合い構造は、前記第一配合構造としか噛み合わず、前記第二噛み合い構造は、前記第二配合構造としか噛み合わない、これらは互いに独立しており、干渉し合わず、噛み合わせの誤りや詰まりが発生することはない。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の第1実施形態の締結部材打ち込み機の部分構造図である。
図1に示す締結部材打ち込み機の部分構造のある視点からの構造図である。
図2に示す締結部材打ち込み機の部分構造のA-A断面図である。
図1に示す締結部材打ち込み機の部分構造図である。
図4に示す締結部材打ち込み機の部分構造のある視点からの構造図である。
図5に示す締結部材打ち込み機の部分構造のB-B断面図である。
図4に示す締結部材打ち込み機の部分構造図である。
本発明の第1実施形態の締結部材打ち込み機の作業サイクルにおける各状態図である。
本発明の第1実施形態の締結部材打ち込み機が釘詰まり状況下での作業サイクルにおける各状態図である。
本発明の第2実施形態の締結部材打ち込み機の構造図である。
図10に示す駆動ユニットの構造図である。
図11に示す駆動ユニットのC-C断面図である。
図10に示す第一結合機構と第二結合機構の構造図である。
図10に示す締結部材打ち込み機の部分構造図である。
図14に示す部分構造のC-C断面図である。
図15に示す部分構造のD-D断面図である。
本発明の第2実施形態の締結部材打ち込み機の作業サイクルにおける各状態図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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