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公開番号2025093500
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-24
出願番号2023209182
出願日2023-12-12
発明の名称水添変性共役ジエン系重合体、及びゴム組成物
出願人旭化成株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C08C 19/25 20060101AFI20250617BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】加工性、引張特性、粘弾性特性のバランスに優れたゴム組成物が得られる水添変性ジエン系重合体を提供する。
【解決手段】共役ジエン化合物由来の繰り返し単位と、変性剤由来の官能基と、を含み、
ゲル浸透クロマトグラフィ(GPC)による分子量分布曲線が単峰性(Unimodal)であり、
分子量分布(PDI:MWD)が1.7未満である、
水添変性共役ジエン系重合体。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
共役ジエン化合物由来の繰り返し単位と、変性剤由来の官能基と、を含み、
ゲル浸透クロマトグラフィ(GPC)による分子量分布曲線が単峰性(Unimodal)であり、
分子量分布(PDI:MWD)が1.7未満である、
水添変性共役ジエン系重合体。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記変性剤がアルコキシシラン系変性剤である、
請求項1に記載の水添変性共役ジエン系重合体。
【請求項3】
芳香族ビニル単量体単位を0質量%超45質量%以下で含む、
請求項1に記載の水添変性ジエン系重合体。
【請求項4】
水添前の共役ジエン単量体単位のビニル結合量が10モル%以上60モル%以下である、
請求項1に記載の水添変性ジエン系重合体。
【請求項5】
100℃でのムーニー粘度が30以上130以下である、
請求項1に記載の水添変性ジエン系重合体。
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれか一項に記載の水添変性共役ジエン系重合体と、
充填剤と、
を含む、ゴム組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水添変性共役ジエン系重合体、及びゴム組成物に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
近年、環境負荷への観点から、自動車に対する低燃費化要求が高まっている。特に、自動車用タイヤに対しては、地面と直接接するトレッド部に使用されるゴム材料に対し、低燃費性の改良が求められている。
同時に、タイヤ軽量化の流れがあり、タイヤを軽量化するためには、路面と接するトレッド部の厚みを減らす必要があり、強度特性を維持するために従来にも増して引張特性に優れたゴム材料が求められている。
このような要求に対し、従来から、連続式重合によって製造され、加工性に優れ、引張特性等の強度特性に優れるとともに、粘弾性特性にも優れた変性共役ジエン系重合体が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7225101号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示されている変性共役ジエン系重合体は、当該変性共役ジエン系重合体を用いたゴム組成物の加工性、引張特性、及び粘弾性特性のバランスに関し、未だ改善の余地がある、という問題点を有している。
【0005】
そこで、本発明においては、加工性、引張特性、及び粘弾性特性のバランスに優れたゴム組成物が得られる水添変性共役ジエン系重合体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは上記課題を解決するための鋭意検討した結果、所定の構造を有し、かつ所定の分子量分布の水添変性共役ジエン系重合体により、上述した課題を解決し得ることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は、以下の通りである。
【0007】
〔1〕
共役ジエン化合物由来の繰り返し単位と、変性剤由来の官能基と、を含み、
ゲル浸透クロマトグラフィ(GPC)による分子量分布曲線が単峰性(Unimodal)であり、
分子量分布(PDI:MWD)が1.7未満である、
水添変性共役ジエン系重合体。
〔2〕
前記変性剤がアルコキシシラン系変性剤である、
前記〔1〕に記載の水添変性共役ジエン系重合体。
〔3〕
芳香族ビニル単量体単位を0質量%超45質量%以下で含む、
前記〔1〕又は〔2〕に記載の水添変性ジエン系重合体。
〔4〕
水添前の共役ジエン単量体単位のビニル結合量が10モル%以上60モル%以下である、
前記〔1〕乃至〔3〕のいずれか一に記載の水添変性ジエン系重合体。
〔5〕
100℃でのムーニー粘度が30以上130以下である、
前記〔1〕乃至〔4〕のいずれか一に記載の水添変性ジエン系重合体。
〔6〕
前記〔1〕乃至〔5〕のいずれか一に記載の水添変性共役ジエン系重合体と、
充填剤と、
を含む、ゴム組成物。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、加工性、引張特性、粘弾性特性のバランスに優れたゴム組成物が得られる水添変性ジエン系重合体を提供できる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を実施するための形態(以下、「本実施形態」という。)について詳細に説明する。
なお、以下の本実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。本発明は、その要旨の範囲内で適宜に変形して実施することができる。
【0010】
〔水添変性共役ジエン系重合体〕
本実施形態の水添変性共役ジエン系重合体は、
共役ジエン化合物由来の繰り返し単位と、変性剤由来の官能基と、を含み、
ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC Gel permeation chromatography、以下GPCと記載する場合がある。)による分子量分布曲線が単峰性(Unimodal)であり、
分子量分布(PDI:MWD)が1.7未満である。
(【0011】以降は省略されています)

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