TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025094979
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-26
出願番号
2023210708
出願日
2023-12-14
発明の名称
温度調節器
出願人
株式会社アイシン
代理人
弁理士法人R&C
主分類
H01M
10/6557 20140101AFI20250619BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】バッテリの温度を調節することが可能な温度調節器を提供する。
【解決手段】温度調節器30は、第1方向Xに沿って互いに対向する第1平板部37及び第2平板部38と、第1平板部37と第2平板部38とで挟まれた領域を区画する区画壁60と、第1平板部37及び第2平板部38における第2方向Yに沿う端部の開口部分49に嵌め込まれた状態で開口部分49を閉じる蓋部材50と、を備え、区画壁60は、第1平板部37及び第2平板部38の第2方向Yにおける端面42よりも第2方向Yの中央側に引退して形成された第1引退部81と、第1引退部81よりも更に第2方向Yの中央側に引退した第2引退部82とを有し、蓋部材50は、第1引退部81に載置された状態で第1平板部37、第2平板部38、及び区画壁60に溶接された溶接部52を有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
第1方向に沿って並ぶ複数のセルを有するバッテリモジュールを備えたバッテリの温度を調節する温度調節器であって、
前記第1方向に沿って互いに対向する第1平板部及び第2平板部と、
前記第1平板部と前記第2平板部とで挟まれた領域を区画する区画壁と、
前記第1平板部及び前記第2平板部における前記第1方向と交差する第2方向に沿う端部の開口部分に嵌め込まれた状態で前記開口部分を閉じる蓋部材と、を備え、
前記区画壁は、前記第1平板部及び前記第2平板部の前記第2方向における端面よりも前記第2方向の中央側に引退して形成された第1引退部と、前記第1引退部よりも更に前記第2方向の中央側に引退した第2引退部とを有し、
前記蓋部材は、前記第1引退部に載置された状態で前記第1平板部、前記第2平板部、及び前記区画壁に溶接された溶接部を有する温度調節器。
続きを表示(約 320 文字)
【請求項2】
前記第1引退部は、前記第1平板部及び前記第2平板部の夫々と、前記区画壁との接続部にのみ形成されている請求項1に記載の温度調節器。
【請求項3】
前記第1平板部と、前記第2平板部と、前記区画壁のうち前記第1方向及び前記第2方向の双方に交差する第3方向の端部側に設けられた端部側区画壁とに亘って、前記第1引退部に沿って前記端面よりも前記第2方向の中央側に、環状で連続的に引退して形成された第3引退部を有する請求項1又は2に記載の温度調節器。
【請求項4】
前記第1平板部及び前記第2平板部は、前記第1方向に沿って互いに隣り合う2つの前記セルの側面の間に設けられる請求項1又は2に記載の温度調節器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のセルを有するバッテリモジュールを備えたバッテリの温度を調節する温度調節器に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、走行駆動源としてモータを備えた自動車(ハイブリッド車(HEV:Hybrid Electric Vehicle)、プラグインハイブリッド車(PHEV:Plug-in Hybrid Electric Vehicle)、バッテリ車(BEV:Battery Electric Vehicle)、燃料電池車(FCEV:Fuel Cell Electric Vehicle)等)が普及している。これらの自動車(以下、「電動車」と総称する)はモータを駆動させるためのバッテリ(以下、単にバッテリともいう)を搭載している。
【0003】
通常、電動車に搭載されるバッテリは、複数のセルが並設されたバッテリモジュールを容器に収容して構成されている。そのため、バッテリを使用すると、発熱により容器の内部に熱がこもって高温になる。バッテリは高温になると劣化が進みやすくなる。そこで、バッテリを冷却する技術が検討されてきた(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
特許文献1に記載の冷却装置は、平板状の第1部と、当該第1部と所定距離以上隔てて対向し、当該第1部との間に流体が流通する流路を形成する平板状の第2部とを有する。第1部と第2部とは互いに対向した状態でプレス加工により端部を潰して平坦部が形成され、この平坦部にレーザ光を照射して、レーザ溶接により固着される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-169112号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載の冷却装置では、上記のように第1部と第2部との端部に平坦部が形成され、この平坦部をレーザ溶接で固着しているので、当該端部に流路を形成することができない。このため、このような端部においてはバッテリを接触させたとしても、効率よくバッテリを冷却することができず、特許文献1に記載の冷却装置は、バッテリと接触可能な流路の面積(接触面積)が減少し、冷却性能が低下するため、特許文献1に記載の冷却装置は改良の余地がある。
【0007】
そこで、冷却装置とバッテリとの接触面積の低下を防止し、且つ、バッテリの温度を調節することが可能な温度調節器が求められる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る温度調節器の特徴構成は、第1方向に沿って並ぶ複数のセルを有するバッテリモジュールを備えたバッテリの温度を調節する温度調節器であって、前記第1方向に沿って互いに対向する第1平板部及び第2平板部と、前記第1平板部と前記第2平板部とで挟まれた領域を区画する区画壁と、前記第1平板部及び前記第2平板部における前記第1方向と交差する第2方向に沿う端部の開口部分に嵌め込まれた状態で前記開口部分を閉じる蓋部材と、を備え、前記区画壁は、前記第1平板部及び前記第2平板部の前記第2方向における端面よりも前記第2方向の中央側に引退して形成された第1引退部と、前記第1引退部よりも更に前記第2方向の中央側に引退した第2引退部とを有し、前記蓋部材は、前記第1引退部に載置された状態で前記第1平板部、前記第2平板部、及び前記区画壁に溶接された溶接部を有する点にある。
【0009】
このような特徴構成とすれば、第1平板部及び第2平板部の第2方向における端部に形成された第1引退部に蓋部材を載置して溶接するので、蓋部材と第2引退部との間に流体を流通させることができる。このため、第1平板部及び第2平板部を、第2方向に沿う全域に亘ってバッテリモジュールと接触させることができるので、バッテリモジュールとの接触面積が減少することがなく、バッテリのサイズを小さくする必要がない。したがって、冷却装置とバッテリとの接触面積の低下を防止し、且つ、バッテリの温度を調節することが可能な温度調節器を構成できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
温度調節器を用いたバッテリの平面図である。
図1のII-II線の断面図である。
温度調節器を第1方向に沿って切断した断面図である。
温度調節器の開口部分の拡大図である。
図4のV-V線の断面図である。
溶接部を示す図である。
別実施形態の温度調節器の開口部分の拡大図である。
図7のVIII-VIII線の断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社アイシン
車両用駆動装置
1日前
APB株式会社
二次電池
15日前
日東精工株式会社
端子部品
9日前
レナタ・アーゲー
電池
4日前
株式会社電知
組電池の製造方法
22日前
株式会社クオルテック
空気電池
1日前
株式会社コロナ
タッチ式操作装置
25日前
ローム株式会社
半導体装置
16日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
22日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
10日前
豊田鉄工株式会社
コイル部品
3日前
三菱電機株式会社
漏電遮断器
8日前
太陽誘電株式会社
コイル部品
16日前
三洲電線株式会社
撚線
8日前
株式会社高田製作所
電源切替器
16日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
17日前
中国電力株式会社
移動用変圧器
3日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
28日前
株式会社村田製作所
電池
16日前
株式会社ダイヘン
搬送装置
28日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
11日前
株式会社不二越
ソレノイド
21日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
9日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
17日前
株式会社GSユアサ
極板積層装置
10日前
株式会社ダイヘン
ヒューズ
25日前
株式会社半導体エネルギー研究所
二次電池
22日前
三菱電機株式会社
半導体装置
2日前
三菱電機株式会社
半導体装置
4日前
株式会社ニフコ
構造体
15日前
トヨタ自動車株式会社
電極及び電池
2日前
トヨタ自動車株式会社
電池モジュール
9日前
トヨタバッテリー株式会社
電池パック
21日前
株式会社フジクラ
ファイバレーザ装置
4日前
日亜化学工業株式会社
発光素子
25日前
日本板硝子株式会社
車両用のガラス体
22日前
続きを見る
他の特許を見る