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公開番号
2025096896
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-30
出願番号
2023212880
出願日
2023-12-18
発明の名称
動力変換装置
出願人
株式会社アイシン
代理人
弁理士法人R&C
主分類
F16H
19/02 20060101AFI20250623BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】入力部材に駆動力を伝達し易い動力変換装置を提供する。
【解決手段】リングギヤRGの半径r1は、第1遊星ギヤPG1の半径r2の2倍であり、第1遊星ギヤPG1と第2遊星ギヤPG2とが、キャリヤCRの回転軸心であるキャリヤ軸心X1回りに同速で同じ向きに公転するように構成され、軸方向視で、第1遊星ギヤPG1の回転軸心である第1遊星軸心X2と、第2遊星ギヤPG2の回転軸心である第2遊星軸心X3とが、キャリヤ軸心X1を挟んで反対側であって、キャリヤ軸心X1からの距離が同じとなる位置に配置され、軸方向視で、第1遊星軸心X2から第1遊星径方向Rp1に離間した第1入力軸心X4と、第2遊星軸心X3から第2遊星径方向Rp2に離間した第2入力軸心X5とが、キャリヤ軸心X1を挟んで反対側に位置するように、第1クランク部材2が第1遊星ギヤPG1に、第2クランク部材4が第2遊星ギヤPG2に連結されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
固定された内歯車であるリングギヤ、前記リングギヤに噛み合う第1遊星ギヤ、前記第1遊星ギヤとは別軸上に配置された第2遊星ギヤ、並びに、前記第1遊星ギヤ及び前記第2遊星ギヤを回転自在に支持するキャリヤを備えた遊星歯車機構と、
前記第1遊星ギヤの回転軸心である第1遊星軸心に直交する第1遊星径方向に延在するように配置されると共に、前記第1遊星ギヤと一体的に回転するように連結された第1クランク部材と、
前記第1クランク部材に支持され、前記第1遊星軸心から前記第1遊星径方向に離間した第1入力軸心上に配置された第1入力部材と、
前記第2遊星ギヤの回転軸心である第2遊星軸心に直交する第2遊星径方向に延在するように配置されると共に、前記第2遊星ギヤと一体的に回転するように連結された第2クランク部材と、
前記第2クランク部材に支持され、前記第2遊星軸心から前記第2遊星径方向に離間した第2入力軸心上に配置された第2入力部材と、
前記第1遊星ギヤ及び前記第2遊星ギヤを除く、前記キャリヤに連動して回転する特定回転部材に連結された出力部材と、を備え、
前記リングギヤの半径は、前記第1遊星ギヤの半径の2倍であり、
前記キャリヤの回転軸心であるキャリヤ軸心に沿う方向を軸方向として、
前記第1遊星ギヤと前記第2遊星ギヤとが、前記キャリヤ軸心回りに互いに同速で同じ向きに公転するように構成され、
前記軸方向に沿う軸方向視で、前記第1遊星軸心と前記第2遊星軸心とが、前記キャリヤ軸心を挟んで互いに反対側であって、前記キャリヤ軸心からの距離が同じとなる位置に配置され、
前記軸方向視で、前記第1入力軸心と前記第2入力軸心とが、前記キャリヤ軸心を挟んで互いに反対側に位置するように、前記第1クランク部材が前記第1遊星ギヤに連結されていると共に、前記第2クランク部材が前記第2遊星ギヤに連結されている、動力変換装置。
続きを表示(約 540 文字)
【請求項2】
前記遊星歯車機構は、前記リングギヤとしての第1リングギヤに加えて、固定された内歯車である第2リングギヤを更に備え、
前記第2遊星ギヤは、前記第2リングギヤに噛み合い、
前記第2リングギヤの半径は、前記第2遊星ギヤの半径の2倍である、請求項1に記載の動力変換装置。
【請求項3】
前記遊星歯車機構は、前記第1遊星軸心上であって前記第1遊星ギヤとは前記軸方向の異なる位置に配置され、前記第1遊星ギヤと一体的に回転するように連結された第3遊星ギヤと、前記キャリヤ軸心上に配置されたサンギヤと、を更に備え、
前記第2遊星ギヤの半径と前記第3遊星ギヤの半径とが同じであり、
前記第2遊星ギヤと前記第3遊星ギヤとが、前記サンギヤに噛み合っている、請求項1に記載の動力変換装置。
【請求項4】
前記第1遊星軸心と前記第1入力軸心との前記第1遊星径方向の距離と、前記第2遊星軸心と前記第2入力軸心との前記第2遊星径方向の距離とが同じであり、
前記第1遊星ギヤの半径と、前記第1遊星軸心と前記第1入力軸心との前記第1遊星径方向の距離とが異なっている、請求項1から3のいずれか一項に記載の動力変換装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、往復運動を回転運動に変換する動力変換装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、自転車等に搭載される動力変換装置が開示されている。特許文献1の動力変換装置では、人力による入力部材(85)の往復運動が、遊星歯車機構等を介して出力部材(1)の回転運動に変換される。なお、背景技術の説明において括弧内に示す符号は、特許文献1のものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平9-323691号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の動力変換装置では、入力部材(85)は、出力部材(1)の回転軸心からずれた位置において、曲線状の軌跡を描くように移動する(特許文献1の図3参照)。そのため、上記の動力変換装置は、入力部材(85)に駆動力を伝達し難い構成となっていた。
【0005】
そこで、入力部材に駆動力を伝達し易い動力変換装置の実現が望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記に鑑みた、動力変換装置の特徴構成は、
固定された内歯車であるリングギヤ、前記リングギヤに噛み合う第1遊星ギヤ、前記第1遊星ギヤとは別軸上に配置された第2遊星ギヤ、並びに、前記第1遊星ギヤ及び前記第2遊星ギヤを回転自在に支持するキャリヤを備えた遊星歯車機構と、
前記第1遊星ギヤの回転軸心である第1遊星軸心に直交する第1遊星径方向に延在するように配置されると共に、前記第1遊星ギヤと一体的に回転するように連結された第1クランク部材と、
前記第1クランク部材に支持され、前記第1遊星軸心から前記第1遊星径方向に離間した第1入力軸心上に配置された第1入力部材と、
前記第2遊星ギヤの回転軸心である第2遊星軸心に直交する第2遊星径方向に延在するように配置されると共に、前記第2遊星ギヤと一体的に回転するように連結された第2クランク部材と、
前記第2クランク部材に支持され、前記第2遊星軸心から前記第2遊星径方向に離間した第2入力軸心上に配置された第2入力部材と、
前記第1遊星ギヤ及び前記第2遊星ギヤを除く、前記キャリヤに連動して回転する特定回転部材に連結された出力部材と、を備え、
前記リングギヤの半径は、前記第1遊星ギヤの半径の2倍であり、
前記キャリヤの回転軸心であるキャリヤ軸心に沿う方向を軸方向として、
前記第1遊星ギヤと前記第2遊星ギヤとが、前記キャリヤ軸心回りに互いに同速で同じ向きに公転するように構成され、
前記軸方向に沿う軸方向視で、前記第1遊星軸心と前記第2遊星軸心とが、前記キャリヤ軸心を挟んで互いに反対側であって、前記キャリヤ軸心からの距離が同じとなる位置に配置され、
前記軸方向視で、前記第1入力軸心と前記第2入力軸心とが、前記キャリヤ軸心を挟んで互いに反対側に位置するように、前記第1クランク部材が前記第1遊星ギヤに連結されていると共に、前記第2クランク部材が前記第2遊星ギヤに連結されている点にある。
【0007】
この特徴構成によれば、第1入力部材及び第2入力部材の往復運動に伴う第1入力軸心及び第2入力軸心のそれぞれの移動軌跡を、キャリヤ軸心を基準とした直線状又は楕円状とすることができる。また、第1入力軸心と第2入力軸心との位相差を180°又はそれに近い値とすることができる。したがって、第1入力軸心上に配置された第1入力部材、及び第2入力軸心上に配置された第2入力部材のそれぞれに、駆動力を伝達し易い動力変換装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1の実施形態に係る動力変換装置の断面図
第1の実施形態に係る第1入力部材及び第2入力部材の往復運動を示す図
第1の実施形態に係る第1入力部材及び第2入力部材の往復運動を示す図
第1の実施形態に係る第1入力部材及び第2入力部材の往復運動を示す図
第1の実施形態に係る第1入力部材及び第2入力部材の往復運動を示す図
第1の実施形態に係る第1入力部材及び第2入力部材の往復運動を示す図
第1の実施形態に係る動力変換装置を搭載した自転車を示す図
第2の実施形態に係る動力変換装置の断面図
第2の実施形態に係る第1入力部材及び第2入力部材の往復運動を示す図
第2の実施形態に係る第1入力部材及び第2入力部材の往復運動を示す図
第2の実施形態に係る第1入力部材及び第2入力部材の往復運動を示す図
第2の実施形態に係る第1入力部材及び第2入力部材の往復運動を示す図
第2の実施形態に係る第1入力部材及び第2入力部材の往復運動を示す図
第2の実施形態に係る動力変換装置を搭載した自転車を示す図
第3の実施形態に係る動力変換装置の断面図
【発明を実施するための形態】
【0009】
1.第1の実施形態
以下では、第1の実施形態に係る動力変換装置100について、図1から図7を参照して説明する。
【0010】
図1に示すように、動力変換装置100は、遊星歯車機構1と、第1クランク部材2と、第1入力部材3と、第2クランク部材4と、第2入力部材5と、出力部材6と、を備えている。動力変換装置100は、第1入力部材3及び第2入力部材5の往復運動を、遊星歯車機構1により出力部材6の回転運動に変換する装置である。
(【0011】以降は省略されています)
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