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公開番号
2025099562
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023216314
出願日
2023-12-21
発明の名称
車両の制御装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B60W
20/50 20160101AFI20250626BHJP(車両一般)
要約
【課題】電動機を駆動するインバータで短絡故障が発生した場合における走行可能距離の低下を抑制できる、車両の制御装置を提供する。
【解決手段】エンジン12と、エンジン12の動力を第1電動機MG1と一対の駆動輪14に連結された出力軸24とに分割する動力分割機構22と、出力軸24に動力伝達可能に連結された第2電動機MG2と、を備える車両10の、電子制御装置90は、(a)第1電動機MG1を駆動する第1インバータ50が異常状態である場合、エンジン12の運転状態において第1インバータ50における短絡相の特定を行う特定制御を実行し、(b)特定制御により短絡相が特定された場合、第1インバータ50の三相オン制御を実行するとともに、MG1回転速度Nmg1が所定の回転速度範囲である制御範囲Nmg1_ctrl内となるようにエンジン回転速度Neを制御する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
エンジンと、前記エンジンの動力を第1電動機と一対の駆動輪に連結された回転部材とに分割する動力分割機構と、前記回転部材に動力伝達可能に連結された第2電動機と、を備える車両の、制御装置であって、
前記第1電動機を駆動するインバータが異常状態である場合、前記エンジンの運転状態において前記インバータにおける短絡相の特定を行う特定制御を実行し、
前記特定制御により前記短絡相が特定された場合、前記インバータの三相オン制御を実行するとともに、前記第1電動機の回転速度が所定の回転速度範囲内となるように前記エンジンの回転速度を制御する
ことを特徴とする車両の制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
エンジン、そのエンジンの動力を第1電動機と一対の駆動輪に連結された回転部材とに分割する動力分割機構、及びその回転部材に動力伝達可能に連結された第2電動機を備える車両の、制御装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
エンジンと、そのエンジンの動力を第1電動機と一対の駆動輪に連結された回転部材とに分割する動力分割機構と、その回転部材に動力伝達可能に連結された第2電動機と、を備える車両の、制御装置が知られている。例えば、特許文献1に記載のものがそれである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-77824号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の車両の制御装置では、第1電動機を駆動するインバータで短絡故障が発生した場合、そのインバータが非駆動状態に制御され、第2電動機によるBEV(Battery Electric Vehicle)走行で退避走行が行われる。この退避走行における走行可能距離はバッテリに蓄電された電力量に依存するため、インバータの短絡故障に起因した第1電動機の引摺トルクが大きいと、走行可能距離が短くなってしまう。
【0005】
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、電動機を駆動するインバータで短絡故障が発生した場合における走行可能距離の低下を抑制できる、車両の制御装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の要旨は、エンジン、前記エンジンの動力を第1電動機と一対の駆動輪に連結された回転部材とに分割する動力分割機構、及び前記回転部材に動力伝達可能に連結された第2電動機を備える車両の、制御装置であって、(a)前記第1電動機を駆動するインバータが異常状態である場合、前記エンジンの運転状態において前記インバータにおける短絡相の特定を行う特定制御を実行し、(b)前記特定制御により前記短絡相が特定された場合、前記インバータの三相オン制御を実行するとともに、前記第1電動機の回転速度が所定の回転速度範囲内となるように前記エンジンの回転速度を制御することにある。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、(a)前記第1電動機を駆動するインバータが異常状態である場合、前記エンジンの運転状態において前記インバータにおける短絡相の特定を行う特定制御が実行され、(b)前記特定制御により前記短絡相が特定された場合、前記インバータの三相オン制御が実行されるとともに、前記第1電動機の回転速度が所定の回転速度範囲内となるように前記エンジンの回転速度が制御される。三相オン制御が実行され且つ前記第1電動機の回転速度が所定の回転速度範囲内とされた場合、そうでない場合に比較して、第1電動機の引摺トルクが低減される。これにより、インバータにおける効率低下が抑制されて車両の走行可能距離の減少が抑制される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施例に係る電子制御装置を搭載した車両の概略構成図であるとともに、車両における各種制御のための制御機能の要部を表す機能ブロック図である。
動力分割機構での各回転要素の回転速度の相対関係を直線で表すことができる共線図である。
一相短絡引摺トルク及び三相オン引摺トルクと、第1電動機の回転速度との関係を説明する図である。
電子制御装置の制御作動の要部を説明するフローチャートの一例である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、実施例において図は適宜簡略化或いは変形されており、各部の寸法比及び形状等は必ずしも正確に描かれていない。
【実施例】
【0010】
図1は、本発明の実施例に係る電子制御装置90を搭載した車両10の概略構成図であるとともに、車両10における各種制御のための制御機能の要部を表す機能ブロック図である。図2は、動力分割機構22での各回転要素の回転速度の相対関係を直線で表すことができる共線図である。
(【0011】以降は省略されています)
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