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公開番号2025097084
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-30
出願番号2023213155
出願日2023-12-18
発明の名称ワイヤレス充電装置
出願人ダイハツ工業株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H02J 50/90 20160101AFI20250623BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】充電中に端末装置の載置位置の位置ずれや傾きが生じた場合でも、伝送側コイルと受電側コイルとの対向姿勢を維持しやすくするとともに充電時の放熱効率を向上させて、効率的な充電を継続させることができるワイヤレス充電装置を提供する。
【解決手段】ワイヤレス充電装置10は、ワイヤレス充電の伝送側コイルC0を中央領域に内蔵する底面部12と、底面部12の外縁領域に周設され、受電側コイルC1を備えた端末装置の装置外縁部Maを支持可能な立壁部14と、を備える。そして、立壁部14は、当該立壁部14の外縁側から底面部12の中央に向かって下り傾斜する傾斜面18を有し、当該傾斜面18は、伝送側コイルC0と受電側コイルC1とを対面させた状態で端末装置と底面部12との間に隙間Sを形成するように端末装置を支持する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
ワイヤレス充電の伝送側コイルを中央領域に内蔵する底面部と、
前記底面部の外縁領域に周設され、受電側コイルを備えた端末装置の装置外縁部を支持可能な立壁部と、
を備え、
前記立壁部は、当該立壁部の外縁側から前記底面部の中央に向かって下り傾斜する傾斜面を有し、当該傾斜面は、前記伝送側コイルと前記受電側コイルとを対面させた状態で前記端末装置と前記底面部との間に隙間を形成するように前記端末装置を支持する、ワイヤレス充電装置。
続きを表示(約 170 文字)【請求項2】
前記傾斜面は、前記立壁部の外縁側の第1の下り傾斜度が前記底面部の中央側の第2の下り傾斜度より大きい、請求項1に記載のワイヤレス充電装置。
【請求項3】
前記立壁部は、前記傾斜面の一部を切り欠き、前記隙間を前記端末装置の周囲の空間と連通させる切欠き部を有する、請求項1に記載のワイヤレス充電装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ワイヤレス充電装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
携帯電話、スマートフォン、タブレット等の小型の端末装置の中には、ワイヤレス充電機能を備えるものがある。ワイヤレス充電は、ワイヤレス充電装置側に設けられた伝送側コイルに電流を流すことによって発生する磁束の中に、端末装置側の受電側コイルを位置させることにより、電磁誘導によって受電側コイルに電流を発生させることができる。その結果、端末装置をワイヤレス充電装置上に置いておくだけで端末装置の充電が実現できる。このようなワイヤレス充電装置は、その利便性やワイヤレスによる見栄え向上等の点で移動体への搭載も進められている。ワイヤレス充電装置を移動体(例えば、車両)に搭載する場合、移動体の加減速時、カーブ走行時、右左折時、悪路走行時等の走行状態によって移動体が揺れたり傾いたりして、伝送側コイルに対する受電側コイルの位置がずれて充電不可状態になる場合がある。そのため、伝送側コイルに対する受電側コイルの位置合わせを容易に行えるような構造を有するワイヤレス充電装置が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-106428号公報
特開2022-108106号公報
特開2016-178837号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、例えば、従来のワイヤレス充電装置は、端末装置(例えば、スマートフォン)をワイヤレス充電装置の端末載置面に密着状態で載置するように構成されているため、充電時に伝送側コイルおよび受電側コイルで発生した熱が端末装置を加熱してしまう場合がある。その結果、端末装置の過熱防止機能、例えば充電停止機能や充電速度低下機能等が有効化され、充電中止または充電効率を低下させてしまう場合があるという問題がある。
【0005】
本発明の目的は、充電中に端末装置の載置位置の位置ずれや傾きが生じた場合でも、伝送側コイルと受電側コイルとの対向姿勢を維持しやすくするとともに充電時の放熱効率を向上させて、効率的な充電を継続させることができるワイヤレス充電装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記の目的を達成するため、本発明に係るワイヤレス充電装置は、ワイヤレス充電の伝送側コイルを中央領域に内蔵する底面部と、前記底面部の外縁領域に周設され、受電側コイルを備えた端末装置の装置外縁部を支持可能な立壁部と、を備える。そして、前記立壁部は、当該立壁部の外縁側から前記底面部の中央に向かって下り傾斜する傾斜面を有し、当該傾斜面は、前記伝送側コイルと前記受電側コイルとを対面させた状態で前記端末装置と前記底面部との間に隙間を形成するように前記端末装置を支持する。
【0007】
この構成によれば、端末装置は、傾斜面に装置外縁部が支持されている。そのため、例えば、伝送側コイルに対して受電側コイルがずれる方向に、底面部に対して端末装置が移動したり、傾いたりした場合でも、端末装置は、例えば小さな振動等が付与されることにより、下りの傾斜面を滑り降りて底面部の中央に向かって移動(位置復帰)して充電を継続させることができる。また、端末装置は、下りの傾斜面に装置外縁部が支持されることにより、伝送側コイルと受電側コイルとを対面させた状態で端末装置と底面部との間に隙間を形成することができる。その隙間により端末装置側への熱伝導を軽減するとともに、端末装置側で発生し得る熱の放熱をしやすくする構造が容易に実現できる。その結果、端末装置を充電に適した状態に維持可能となり、良好な充電を継続させることができる。
【0008】
また、本発明に係るワイヤレス充電装置の前記傾斜面は、例えば、前記立壁部の外縁側の第1の下り傾斜度が前記底面部の中央側の第2の下り傾斜度より大きくなるようにしてもよい。
【0009】
この構成によれば、例えば、端末装置が外縁方向にずれた場合、底面部の中央(伝送側コイル)から遠ざかった側となる端末装置の装置外縁部は、第1の下り傾斜度の傾斜面に位置し、底面部の中央に近づいた側となる端末装置の逆側の装置外縁部は、第1の下り傾斜度より傾斜度の小さい第2の下り傾斜面に位置することになる。その結果、下り傾斜度の大きい側に移動した装置外縁部は、第1の下り傾斜度の斜面を滑り降りやすく底面部の中央に戻り易くなる。一方、下り傾斜度が第1の下り傾斜度より小さな第2の下り傾斜度の斜面に位置する装置外縁部は、第2の下り傾斜度の斜面を登り易く底面部の外縁側に戻り易くなる。つまり、端末装置が底面部の中央に戻り、伝送側コイルと受電側コイルとの対面姿勢および放熱に適した隙間状態に容易に復帰できる。
【0010】
また、本発明に係るワイヤレス充電装置の前記立壁部は、例えば、前記傾斜面の一部を切り欠く、前記隙間を前記端末装置の周囲の空間と連通させる切欠き部を有するようにしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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