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公開番号
2025097647
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-01
出願番号
2023213963
出願日
2023-12-19
発明の名称
蓄電モジュールの製造方法及び蓄電モジュールの製造装置
出願人
株式会社豊田自動織機
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01M
10/04 20060101AFI20250624BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】積層体の側面を確実に封止することができる蓄電モジュールの製造方法及び蓄電モジュールの製造装置を提供する。
【解決手段】蓄電モジュール1の製造方法は、積層体10Aに対して荷重を付与する拘束工程S4と、積層体10Aの側面を封止する封止工程S5と、を備える。拘束工程S4では、シール部材412のうち検出線60と重ならない非重畳領域R2に対応する第1拘束板71と第2拘束板72との間の距離が、シール部材412のうち検出線60と重なる重畳領域R1に対応する第1拘束板71と第2拘束板72との間の距離よりも小さい状態で積層体10Aが第1拘束板71及び第2拘束板72によって拘束される。封止工程S5では、拘束工程S4の拘束状態が維持されたまま、各シール部材412、各シール部材411及び各スペーサ421の外周部分が溶融するように加熱される。
【選択図】図11
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の電極を積層方向に沿って積層することで積層体を形成する積層工程と、
前記積層方向における前記積層体の一方側に配置された第1拘束板及び前記積層方向における前記積層体の他方側に配置された第2拘束板によって前記積層体に荷重を付与する拘束工程と、
前記積層体の側面を封止する封止工程と、を備え、
前記複数の電極のそれぞれは、集電体と、前記集電体の表面に設けられた活物質層と、前記積層方向から見た場合に前記活物質層を囲むように前記集電体の前記表面に設けられたシール部材と、前記集電体の前記表面に電気的に接続された検出線と、を有し、
前記複数の電極の前記検出線は、前記積層方向から見た場合に前記シール部材と重なるように第1方向に沿って前記シール部材の外縁よりも外側へ延在し且つ前記第1方向に交差する第2方向に沿って並んでおり、
前記複数の電極の前記シール部材は、前記積層方向から見た場合に前記検出線と重なる重畳領域と、前記積層方向から見た場合に互いに隣接する前記重畳領域の間に位置する非重畳領域と、を含み、
前記拘束工程では、前記非重畳領域に対応する前記第1拘束板と前記第2拘束板との間の距離が前記重畳領域に対応する前記第1拘束板と前記第2拘束板との間の距離よりも小さい状態で前記積層体が前記第1拘束板及び前記第2拘束板によって拘束され、
前記封止工程では、前記拘束工程の拘束状態が維持されたまま前記複数の電極の前記シール部材が溶融するように前記シール部材が加熱される、蓄電モジュールの製造方法。
続きを表示(約 950 文字)
【請求項2】
前記第1拘束板のうち前記積層体に対向する第1拘束面は、前記重畳領域に対向する第1領域と、前記非重畳領域に対向する第2領域と、を含み、
前記拘束工程では、前記第2領域が前記積層体に接触し且つ前記第1領域が前記積層体から離れた状態で前記積層体が前記第1拘束板及び前記第2拘束板によって拘束される、請求項1に記載の蓄電モジュールの製造方法。
【請求項3】
前記封止工程では、非接触型の加熱器によって前記複数の電極の前記シール部材が加熱される、請求項1又は2に記載の蓄電モジュールの製造方法。
【請求項4】
積層方向に沿って積層された複数の電極を有する積層体に対して前記積層方向の一方側に配置され且つ前記積層体に荷重を付与するための第1拘束板と、
前記積層体に対して前記積層方向の他方側に配置され且つ前記積層体に荷重を付与するための第2拘束板と、
前記積層体の側面を加熱するための非接触型の加熱器と、を備え、
前記複数の電極のそれぞれは、集電体と、前記集電体の表面に設けられた活物質層と、前記積層方向から見た場合に前記活物質層を囲むように前記表面に設けられたシール部材と、前記集電体の前記表面に電気的に接続された検出線と、を有し、
前記複数の電極の前記検出線は、前記積層方向から見た場合に前記シール部材と重なるように第1方向に沿って前記シール部材の外縁よりも外側へ延在し且つ前記第1方向に交差する第2方向に沿って並んでおり、
前記複数の電極の前記シール部材は、前記積層方向から見た場合に前記検出線と重なる重畳領域と、前記積層方向から見た場合に互いに隣接する前記重畳領域の間に位置する非重畳領域と、を含み、
前記第1拘束板のうち前記積層体に対向する第1拘束面は、前記重畳領域に対向する第1領域と、前記非重畳領域に対向する第2領域と、を含み、
前記第2領域と前記第2拘束板との間の距離は、前記第1領域と前記第2拘束板との間の距離よりも小さい、蓄電モジュールの製造装置。
【請求項5】
前記第2領域は、前記第1領域よりも突出している、請求項4に記載の蓄電モジュールの製造装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、蓄電モジュールの製造方法及び蓄電モジュールの製造装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
複数の電極を有する蓄電モジュールが知られている(例えば、特許文献1参照)。電極は、集電体、集電体の表面に形成された活物質層、及び活物質層を囲むように集電体の表面に設けられたシール部材を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-35665号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した蓄電モジュールの製造の際に、複数の電極の積層によって積層体が形成された後、積層体に対して積層方向における両側に配置された一対の拘束部材によって積層体が拘束された状態で複数の電極のシール部材が溶融されることで、積層体の側面が封止される場合がある。しかしながら、集電体の表面に例えば検出線等が設けられている場合には、積層体のうち検出線が設けられた領域の厚さと積層体のうち検出線が設けられていない領域の厚さとが異なるため、積層体のうち検出線に近い領域には一対の拘束部材からの荷重が付与されにくくなる。その結果、積層体の側面の封止の質が低下してしまうおそれがある。
【0005】
本発明は、積層体の側面を確実に封止することができる蓄電モジュールの製造方法及び蓄電モジュールの製造装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の蓄電モジュールの製造方法は、複数の電極を積層方向に沿って積層することで積層体を形成する積層工程と、積層方向における積層体の一方側に配置された第1拘束板及び積層方向における積層体の他方側に配置された第2拘束板によって積層体に荷重を付与する拘束工程と、積層体の側面を封止する封止工程と、を備え、複数の電極のそれぞれは、集電体と、集電体の表面に設けられた活物質層と、積層方向から見た場合に活物質層を囲むように集電体の表面に設けられたシール部材と、集電体の表面に電気的に接続された検出線と、を有し、複数の電極の検出線は、積層方向から見た場合にシール部材と重なるように第1方向に沿ってシール部材の外縁よりも外側へ延在し且つ第1方向に交差する第2方向に沿って並んでおり、複数の電極のシール部材は、積層方向から見た場合に検出線と重なる重畳領域と、積層方向から見た場合に互いに隣接する重畳領域の間に位置する非重畳領域と、を含み、拘束工程では、非重畳領域に対応する第1拘束板と第2拘束板との間の距離が重畳領域に対応する第1拘束板と第2拘束板との間の距離よりも小さい状態で積層体が第1拘束板及び第2拘束板によって拘束され、封止工程では、拘束工程の拘束状態が維持されたまま複数の電極のシール部材が溶融するようにシール部材が加熱される。
【0007】
この蓄電モジュールの製造方法の拘束工程では、非重畳領域に対応する第1拘束板と第2拘束板との間の距離が重畳領域に対応する第1拘束板と第2拘束板との間の距離よりも小さい状態で積層体が第1拘束板及び第2拘束板によって拘束される。これにより、積層体のうち検出線に近い領域(すなわち積層体の非重畳領域に対応する領域)にも荷重が付与されるため、互いに隣接する部材同士が接触する。しかも、封止工程では、拘束工程の拘束状態が維持されたまま複数の電極のシール部材が溶融するようにシール部材が加熱される。これにより、上記接触の状態が維持されたままでシール部材が溶融するため、積層体の側面の封止の質が向上する。よって、この蓄電モジュールの製造方法によれば、積層体の側面を確実に封止することができる。
【0008】
第1拘束板のうち積層体に対向する第1拘束面は、重畳領域に対向する第1領域と、非重畳領域に対向する第2領域と、を含み、拘束工程では、第2領域が積層体に接触し且つ第1領域が積層体から離れた状態で積層体が第1拘束板及び第2拘束板によって拘束されてもよい。
【0009】
封止工程では、非接触型の加熱器によって複数の電極のシール部材が加熱されてもよい。
【0010】
本発明の蓄電モジュールの製造装置は、積層方向に沿って積層された複数の電極を有する積層体に対して積層方向の一方側に配置され且つ積層体に荷重を付与するための第1拘束板と、積層体に対して積層方向の他方側に配置され且つ積層体に荷重を付与するための第2拘束板と、積層体の側面を加熱するための非接触型の加熱器と、を備え、複数の電極のそれぞれは、集電体と、集電体の表面に設けられた活物質層と、積層方向から見た場合に活物質層を囲むように表面に設けられたシール部材と、集電体の表面に電気的に接続された検出線と、を有し、複数の電極の検出線は、積層方向から見た場合にシール部材と重なるように第1方向に沿ってシール部材の外縁よりも外側へ延在し且つ第1方向に交差する第2方向に沿って並んでおり、複数の電極のシール部材は、積層方向から見た場合に検出線と重なる重畳領域と、積層方向から見た場合に互いに隣接する重畳領域の間に位置する非重畳領域と、を含み、第1拘束板のうち積層体に対向する第1拘束面は、重畳領域に対向する第1領域と、非重畳領域に対向する第2領域と、を含み、第2領域と第2拘束板との間の距離は、第1領域と第2拘束板との間の距離よりも小さい。
(【0011】以降は省略されています)
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