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公開番号2025120005
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-15
出願番号2024015189
出願日2024-02-02
発明の名称ステータ
出願人株式会社デンソー
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類H02K 3/46 20060101AFI20250807BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】浮遊容量を低減することができるステータを提供する。
【解決手段】ステータ(10)は、放射状に延びる複数のティース部(20)を有するステータコア(24)と、ステータコアに装着された樹脂製のインシュレータ(16)と、複数のティース部にインシュレータを介して巻回された巻線巻回部(18)と、を備え、インシュレータは、ステータコアの装着面(20A、22A)に装着された装着部(30、32)を有し、装着部には、装着面側に開口する溝(34、36)が形成されており、ステータコアと巻線巻回部との間には、溝によって気体層(38、40)が形成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
放射状に延びる複数のティース部(20)を有するステータコア(24)と、
前記ステータコアに装着された樹脂製のインシュレータ(16)と、
前記複数のティース部に前記インシュレータを介して巻回された巻線巻回部(18)と、
を備え、
前記インシュレータは、前記ステータコアの装着面(20A、22A)に装着された装着部(30、32)を有し、
前記装着部には、前記装着面側に開口する溝(34、36)が形成されており、
前記ステータコアと前記巻線巻回部との間には、前記溝によって気体層(38、40)が形成されている、
ステータ(10)。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記ステータコアは、前記ステータコアの外周部を形成するコアバック部(22)を有し、
前記ティース部は、前記コアバック部から前記ステータコアの径方向内側に向けて延伸しており、
前記装着面は、前記ティース部の側面(20A)と、前記コアバック部の内面(22A)とを有し、
前記装着部は、前記ティース部の側面に装着された第1装着部(30)と、前記コアバック部の内面に装着された第2装着部(32)とを有し、
前記溝は、前記第1装着部に形成され、前記ティース部の側面側に開口する第1溝(34)と、前記第2装着部に形成され、前記コアバック部の内面側に開口する第2溝(36)とを有し、
前記気体層は、前記ティース部と前記巻線巻回部との間に形成された第1気体層(38)と、前記コアバック部と前記巻線巻回部との間に形成された第2気体層(40)とを有する、
請求項1に記載のステータ。
【請求項3】
前記第1装着部は、前記第1溝と隣接して形成され、前記ティース部の側面に当接している当接部(42)を有し、
前記当接部は、前記ティース部の延伸方向における前記第1装着部の一端部に形成された第1当接部(46)と、前記ティース部の延伸方向における前記第1装着部の他端部に形成された第2当接部(48)とを有する。
請求項2に記載のステータ。
【請求項4】
前記当接部は、前記ティース部の延伸方向における前記第1装着部の中央部に形成された第3当接部(50)を有する、
請求項3に記載のステータ。
【請求項5】
前記巻線巻回部のうち前記第1装着部側に位置する第1巻き目の複数の巻線部(52)は、前記ティース部の延伸方向に整列されており、
前記複数の巻線部は、前記第1溝と前記当接部との境界線を前記ティース部の側面の法線方向に延長した延長線(L)上に位置する延長線上巻線部(52A)を有し、
前記延長線上巻線部の前記第1装着部側の頂部(52A1)は、前記延長線上に位置する、
請求項3に記載のステータ。
【請求項6】
前記巻線巻回部は、前記ティース部よりも前記ステータコアの軸方向一方側に配線されたコイルエンド部(66)を有し、
前記インシュレータは、前記ティース部と前記コイルエンド部との間に配置されたコイルエンド絶縁部(70)を有し、
前記コイルエンド絶縁部は、前記ステータコアの軸方向に開口する開口部(74)を有する、
請求項1に記載のステータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示の技術は、ステータに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、放射状に延びる複数のティース部を有するステータコアと、ステータコアに装着された絶縁フィルムと、複数のティース部に絶縁フィルムを介して巻回された巻線巻回部とを備えるステータがある(例えば、特許文献1参照)。このステータによれば、組立性及び絶縁信頼性を高めることができるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-198515号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述の従来技術では、絶縁フィルムを用いることにより、ティース部と巻線巻回部との間の距離が短くなるため、ステータコアと巻線巻回部との間の電位差で生じる容量成分である浮遊容量を低減することができない。
【0005】
本開示の技術は、上記課題に鑑みてなされたものであって、浮遊容量を低減することができるステータを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するために、本開示の技術に係るステータ(10)は、放射状に延びる複数のティース部(20)を有するステータコア(24)と、前記ステータコアに装着された樹脂製のインシュレータ(16)と、前記複数のティース部に前記インシュレータを介して巻回された巻線巻回部(18)と、を備え、前記インシュレータは、前記ステータコアの装着面(20A、22A)に装着された装着部(30、32)を有し、前記装着部には、前記装着面側に開口する溝(34、36)が形成されており、前記ステータコアと前記巻線巻回部との間には、前記溝によって気体層(38、40)が形成されている。
【0007】
本開示の技術に係るステータによれば、浮遊容量を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の技術の一実施形態に係るステータの平面図である。
ステータ構成部材の平面図である。
図2のA部を拡大した拡大図である。
図2のA部をさらに拡大した拡大図である。
ステータ構成部材の斜視図である。
第1インシュレータの斜視図である。
第1インシュレータの二面図である。
浮遊容量を説明する説明図である。
第1変形例に係るステータ構成部材の要部を拡大した拡大図である。
第1変形例に係る第1インシュレータの縦断面図である。
第2変形例に係るステータ構成部材の要部を拡大した拡大図である。
第3変形例に係るステータ構成部材の要部を拡大した拡大図である。
第4変形例に係るステータ構成部材の斜視図である。
第5変形例に係るステータ構成部材の斜視図である。
第6変形例に係る第1インシュレータの斜視図である。
第6変形例に係る第1インシュレータの平面図である。
第7変形例に係る第1インシュレータの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら、本開示の技術の一実施形態について説明する。
【0010】
図1に示すように、本実施形態に係るステータ10は、複数のステータ構成部材12を備える。複数のステータ構成部材12が環状に組み合わされることにより、ステータ10が構成される。図1には、ステータ10の半分の構成が示されている。ステータ10は、ブラシレスモータに適用される。ブラシレスモータは、どのような用途に使用されてもよい。ブラシレスモータとしては、例えば、ファンモータ、ポンプ駆動用モータ、及びコンプレッサ用モータ等が挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)

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