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公開番号2025109260
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-25
出願番号2024002979
出願日2024-01-12
発明の名称駆動装置
出願人株式会社デンソー
代理人弁理士法人服部国際特許事務所
主分類H02K 5/00 20060101AFI20250717BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】耐腐食性の向上、軽量化及び振動の抑制を図る駆動装置を提供する。
【解決手段】モータ部50とECU60とが一体に構成された駆動装置101において、モータケース201は、非金属の成形材料で形成され、モータ部50の軸方向に延びる筒部22、及び、モータ部50のフロント側でシャフト55を支持するフロントベアリング56を保持するフロント底部23が一体に形成されている。リヤフレーム40は、モータケース201とは別部品であり、モータ部50のリヤ側でシャフト55を支持するリヤベアリング57を保持する。ECUカバー70は、樹脂材料でECU60の基板65を覆う容器状に形成され、側板72の端部がモータケース201の筒部22の端部に接合されている。ステータ53は、非金属の成形材料でモールドされている。ステータ53をモールドしているステータモールド部25は、モータケース201の筒部22と一体に成形されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
環状のステータ(53)の径方向内側に配置されたロータ(54)がシャフト(55)と一体に回転するモータ部(50)と、前記モータ部の軸方向の一方に設けられ、前記モータ部の駆動を制御するECU(60)とが一体に構成された駆動装置であって、
前記モータ部に対し前記ECUとは反対側をフロント側とし、前記モータ部に対し前記ECU側をリヤ側とすると、
非金属の成形材料で形成され、前記モータ部の軸方向に延びる筒部(22)、及び、前記モータ部のフロント側で前記シャフトを支持するフロントベアリング(56)を保持するフロント底部(23)が一体に形成されたモータケース(201)と、
前記モータケースとは別部品であり、前記モータ部のリヤ側で前記シャフトを支持するリヤベアリング(57)を保持するリヤフレーム(40)と、
樹脂材料で前記ECUの基板(65)を覆う容器状に形成され、側板(72)の端部が前記モータケースの前記筒部の端部に接合されているECUカバー(70、704)と、
を備え、
前記ステータは、非金属の成形材料でモールドされており、且つ、
前記ステータをモールドしているステータモールド部(25)は、前記モータケースの前記筒部と一体に成形されている駆動装置。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
環状のステータ(53)の径方向内側に配置されたロータ(54)がシャフト(55)と一体に回転するモータ部(50)と、前記モータ部の軸方向の一方に設けられ、前記モータ部の駆動を制御するECU(60)とが一体に構成された駆動装置であって、
前記モータ部に対し前記ECUとは反対側をフロント側とし、前記モータ部に対し前記ECU側をリヤ側とすると、
非金属の成形材料で形成され、前記モータ部の軸方向に延びる筒部(22)、及び、前記モータ部のリヤ側で前記シャフトを支持するリヤベアリング(57)を保持するリヤ底部(24)が一体に形成されたモータケース(202)と、
前記モータケースとは別部品であり、前記モータ部のフロント側で前記シャフトを支持するフロントベアリング(56)を保持するフロントフレーム(30)と、
樹脂材料で前記ECUの基板(65)を覆う容器状に形成され、側板(72)の端部が前記モータケースの前記筒部の端部に接合されているECUカバー(70、704)と、
を備え、
前記ステータは、非金属の成形材料でモールドされており、且つ、
前記ステータをモールドしているステータモールド部(25)は、前記モータケースの前記筒部と一体に成形されている駆動装置。
【請求項3】
前記ECUの基板と前記モータケースの前記リヤ底部との間に設けられ、前記基板に実装された電子素子(66)の発熱が放散される金属プレート(64)をさらに備える請求項2に記載の駆動装置。
【請求項4】
前記モータケースは、炭素繊維複合材料、又は、ガラス繊維の配合率が35%以上の樹脂材料で形成されており、
前記ECUカバーは、前記モータケースの材料とは異なる樹脂材料で形成されている請求項1~3のいずれか一項に記載の駆動装置。
【請求項5】
前記ステータモールド部は、前記モータケースと同じ材料で、前記モータケースの前記筒部と一体に成形されている請求項4に記載の駆動装置。
【請求項6】
前記ステータモールド部は、前記モータケースと異なる材料で、前記モータケースの前記筒部と一体に成形されている請求項4に記載の駆動装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、駆動装置に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、モータ部の軸方向の一端にECU(制御ユニット)が一体に設けられた駆動装置が知られている。
【0003】
例えば特許文献1に開示された駆動装置では、金属製のモータケースの筒部の内側にステータが固定されている。モータケースの筒部と樹脂製のECUカバーとの間は接着剤でシールされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-072996号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の駆動装置ではモータケースが金属で形成されているため、露出した金属が空気中の湿気や塩水を含む雨水に接触して腐食し、モータケースとECUカバーとの接着部のシール性が劣化するおそれがある。また、モータケースが金属であると、モータ部の重量が重くなる。さらに、モータケースに固定されたステータがモータの振動を受けやすいという問題がある。
【0006】
本発明は上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、耐腐食性の向上、軽量化及び振動の抑制を図る駆動装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の駆動装置は、環状のステータ(53)の径方向内側に配置されたロータ(54)がシャフト(55)と一体に回転するモータ部(50)と、モータ部の軸方向の一方に設けられ、モータ部の駆動を制御するECU(60)とが一体に構成されている。
【0008】
モータ部に対しECUとは反対側をフロント側とし、モータ部に対しECU側をリヤ側とする。第一の態様の駆動装置は、モータケース(201)と、リヤフレーム(40)と、ECUカバー(70、704)とを備える。第二の態様の駆動装置は、モータケース(202)と、フロントフレーム(30)と、ECUカバーとを備える。
【0009】
モータケースは、非金属の成形材料で形成されている。好ましくは、モータケースは、炭素繊維複合材料(CFRP)、又は、ガラス繊維(GF)の配合率が35%以上の樹脂材料で形成されている。
【0010】
第一の態様におけるモータケースは、モータ部の軸方向に延びる筒部(22)、及び、モータ部のフロント側でシャフトを支持するフロントベアリング(56)を保持するフロント底部(23)が一体に形成されている。第二の態様におけるモータケースは、モータ部の軸方向に延びる筒部(22)、及び、モータ部のリヤ側でシャフトを支持するリヤベアリング(57)を保持するリヤ底部(24)が一体に形成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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