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公開番号2025107925
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-22
出願番号2024001487
出願日2024-01-09
発明の名称継電ユニット
出願人株式会社デンソー
代理人個人,個人,個人
主分類H02G 3/16 20060101AFI20250714BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】外力によるバスバー変形で電気短絡する懸念の低減を図った、継電ユニットの提供。
【解決手段】継電ユニットである高電圧JB2は、正極バスバー20pと、負極バスバー20nと、電気部品と、JBケース10とを備える。電気部品は、正極SMR30p、負極SMR30n、正極充電リレー40p、負極充電リレー40n、プリチャージリレー50、パイロヒューズ80、プリチャージ抵抗60、及び電流センサ70の少なくとも1つである。上記各リレーは、バッテリからの出力電流の通電と遮断を切り替える電磁継電器である。パイロヒューズ80は、バッテリからの出力電流を遮断するヒューズである。プリチャージ抵抗60は、バッテリからの出力電流の電気抵抗となる抵抗器である。電流センサ70は、バッテリからの出力電流の大きさを検出する。そして、正極バスバー20pと負極バスバー20nの間に、電気部品の少なくとも一部が介在している。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
バッテリ(3)の正極側とインバータ(4)との間の電流経路を形成する正極バスバー(20p)と、
前記バッテリの負極側と前記インバータとの間の電流経路を形成する負極バスバー(20n)と、
前記バッテリからの出力電流の通電と遮断を切り替える電磁継電器であるリレー(30p,30n,40p,40n,50)、前記出力電流を遮断するヒューズ(80)、前記出力電流の電気抵抗となる抵抗器(60)、および前記出力電流の大きさを検出する電流センサ(70)の少なくとも1つである電気部品と、
前記正極バスバー、前記負極バスバー、及び前記電気部品を内部に収容するケース(10)と、を備え、
前記正極バスバーと前記負極バスバーの間に、前記電気部品の少なくとも一部が介在している継電ユニット。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
前記電気部品には前記リレーが含まれており、
前記リレーには、前記正極バスバーに接続される一対の正極端子(31pH,31pL)を有した正極リレー(30p)と、前記負極バスバーに接続される一対の負極端子(31nH,31nL)を有した負極リレー(30n)と、が含まれており、
前記正極リレーおよび前記負極リレーの両方が、前記正極バスバーと前記負極バスバーの間に介在している請求項1に記載の継電ユニット。
【請求項3】
前記正極リレーおよび前記負極リレーは、前記正極端子と前記負極端子が互いに反対側を向くように配置されている請求項2に記載の継電ユニット。
【請求項4】
前記正極リレーは、前記一対の正極端子の間に配置される電気絶縁性の部材である正極絶縁板(35p)を有し、
前記負極リレーは、前記一対の負極端子の間に配置される電気絶縁性の部材である負極絶縁板(35n)を有する請求項2または3に記載の継電ユニット。
【請求項5】
前記電気部品には、前記バッテリと充電インレット(5)との間を流れる充電電流の通電と遮断を切り替える充電リレー(40p,40n)が含まれており、
前記充電リレーには、前記正極バスバーに接続される一対の正極充電端子(41pH,41pL)を有した正極充電リレー(40p)と、前記負極バスバーに接続される一対の負極充電端子(41nH,41nL)を有した負極充電リレー(40n)と、が含まれており、
前記正極充電リレーおよび前記負極充電リレーの両方が、前記正極バスバーと前記負極バスバーの間に介在している請求項1~3のいずれか1つに記載の継電ユニット。
【請求項6】
前記正極充電リレーおよび前記負極充電リレーは、前記正極充電端子と前記負極充電端子が互いに反対側を向くように配置されている請求項5に記載の継電ユニット。
【請求項7】
前記電気部品には、前記バッテリと充電インレット(5)との間を流れる充電電流の通電と遮断を切り替える充電リレー(40p,40n)が含まれており、
前記充電リレーには、前記正極バスバーに接続される一対の正極充電端子(41pH,41pL)を有した正極充電リレー(40p)と、前記負極バスバーに接続される一対の負極充電端子(41nH,41nL)を有した負極充電リレー(40n)と、が含まれており、
前記正極充電リレーおよび前記負極充電リレーは、前記正極充電端子と前記負極充電端子が互いに反対側を向くように配置され、
前記正極バスバーには、前記インバータと前記正極リレーとの間の電流経路を形成する正極インバータバスバー(21p)と、前記充電インレットと前記正極充電リレーとの間の電流経路を形成する正極充電バスバー(22p)と、前記バッテリと前記正極リレーとの間の電流経路を形成する正極バッテリバスバー(23p)と、が含まれており、
前記負極バスバーには、前記インバータと前記負極リレーとの間の電流経路を形成する負極インバータバスバー(21n)と、前記充電インレットと前記負極充電リレーとの間の電流経路を形成する負極充電バスバー(22n)と、前記バッテリと前記負極リレーとの間の電流経路を形成する負極バッテリバスバー(23n)と、が含まれており、
前記正極リレーと前記正極充電リレーは、所定の第1方向に並ぶように配置され、
前記負極リレーと前記負極充電リレーは、所定の第2方向に並ぶように配置され、
前記一対の正極端子のうち高電圧側の端子と、前記一対の正極充電端子のうち高電圧側の端子とは、前記第1方向に並ぶように配置され、
前記一対の正極端子のうち低電圧側の端子と、前記一対の正極充電端子のうち低電圧側の端子とは、前記第1方向に並ぶように配置され、
前記一対の負極端子のうち高電圧側の端子と、前記一対の負極充電端子のうち高電圧側の端子とは、前記第2方向に並ぶように配置され、
前記一対の負極端子のうち低電圧側の端子と、前記一対の負極充電端子のうち低電圧側の端子とは、前記第2方向に並ぶように配置されている請求項3に記載の継電ユニット。
【請求項8】
前記正極バスバーは、前記ケースの壁面に対向する部分である正極壁面対向部(p1、p2、p3、p4、p5、p6)を有し、
前記負極バスバーは、前記ケースの壁面に対向する部分である負極壁面対向部(n1、n2、n3、n4、n5、n6、n7)を有し、
少なくとも前記正極壁面対向部と前記負極壁面対向部の間に前記電気部品が介在している請求項1、2、3、7のいずれか1つに記載の継電ユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この明細書による開示は、継電ユニットに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、バッテリとインバータとの間に電気接続され継電ユニットが開示されている。この継電ユニットは、電磁継電器である複数のリレー、複数のバスバー、および複数の接続端子を有する。
【0003】
接続端子には、バッテリの正極側および負極側の各々に接続されるバッテリ端子と、インバータの正極側および負極側の各々に接続されるインバータ端子とが含まれる。バスバーには、バッテリ端子とインバータ端子との間の電流経路を形成する正極バスバーおよび負極バスバーが含まれる。リレーには、正極バスバーによる電流経路に設けられた正極リレーと、負極バスバーによる電流経路に設けられた負極リレーとが含まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
米国特許出願公開第2022/0200324号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1では、正極バスバーおよび負極バスバーが、バッテリ端子とインバータ端子とを最短経路で接続する形状に形成されている。その結果、正極バスバーおよび負極バスバーは、互いに隣り合いながら延びる形状となっている。
【0006】
ここで、衝突などの外力が継電ユニットに加わった場合、バスバーが変形することが想定される。しかしながら、上述の如く両極のバスバーが互いに隣り合いながら延びる形状であると、両極のバスバーが互いに接触して電気短絡を招く懸念が生じる。
【0007】
本開示は、外力によるバスバー変形で電気短絡する懸念の低減を図った、継電ユニットの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、開示された一つの態様は、
バッテリ(3)の正極側とインバータ(4)との間の電流経路を形成する正極バスバー(20p)と、
バッテリの負極側とインバータとの間の電流経路を形成する負極バスバー(20n)と、
バッテリからの出力電流の通電と遮断を切り替える電磁継電器であるリレー(30p,30n,40p,40n,50)、出力電流を遮断するヒューズ(80)、出力電流の電気抵抗となる抵抗器(60)、および出力電流の大きさを検出する電流センサ(70)の少なくとも1つである電気部品と、
正極バスバー、負極バスバー、及び電気部品を内部に収容するケース(10)と、を備え、
正極バスバーと負極バスバーの間に、電気部品の少なくとも一部が介在している継電ユニットとされる。
【0009】
この態様では、正極バスバーと負極バスバーの間に電気部品の少なくとも一部が介在している。そのため、両バスバーの少なくとも一方が衝撃等によって変形した場合であっても、電気部品が両バスバー間の緩衝材として機能することになる。よって、両バスバーが接触して短絡するおそれを低減できる。また、両バスバーの間に電気部品が介在しているということは、電気部品の搭載スペースの分だけ、両バスバー間の距離が長くなることを意味する。よって、両バスバーが接触して短絡するおそれを低減できる。
【0010】
なお、上記及び特許請求の範囲等における括弧内の参照番号は、後述する実施形態における具体的な構成との対応関係の一例を示すものにすぎず、技術的範囲を何ら制限するものではない。また、特に組み合わせに支障が生じなければ、特許請求の範囲において明示していない請求項同士の組み合せも可能である。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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