TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025097826
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-01
出願番号2023214259
出願日2023-12-19
発明の名称拘束構造及び電池構造体
出願人トヨタ自動車株式会社,株式会社豊田自動織機
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類H01M 50/242 20210101AFI20250624BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】外部からの衝撃(外力)を吸収して電池性能を保持し、安全性に優れた拘束構造及び電池構造体を提供する。
【解決手段】複数の蓄電セルが第1方向に積層された蓄電モジュールを第1方向から挟持する一対の挟持部材と、前記挟持部材に備えられ、第1方向と交差する方向から加わる外力を吸収する外力吸収部材と、を備えた拘束構造及び電池構造体である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の蓄電セルが第1方向に積層された蓄電モジュールを第1方向から挟持する一対の挟持部材と、
前記挟持部材に備えられ、第1方向と交差する方向から加わる外力を吸収する外力吸収部材と、
を備えた拘束構造。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
前記外力吸収部材は、第1方向と直交する第2方向において前記挟持部材の端面から内部へ延在し、かつ、第2方向に沿った断面が、前記端面から内部に向かって連続的又は階段状に細くなる形状である請求項1に記載の拘束構造。
【請求項3】
前記外力吸収部材は、第2方向に直交する断面の形状が、円形又は楕円形である請求項2に記載の拘束構造。
【請求項4】
前記挟持部材は、少なくとも第2方向において中空部と仕切り壁とを交互に有し、
前記仕切り壁は、前記中空部間を貫通し、かつ、前記外力吸収部材が挿入する孔を有する請求項1に記載の拘束構造。
【請求項5】
第1方向に積層された複数の蓄電セルを含む蓄電モジュールと、
請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の拘束構造と、
を備えた電池構造体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、拘束構造及び電池構造体に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
複数の蓄電セルを電気的に接続してなる蓄電モジュールは、高出力電源として広く利用されるに至っている。蓄電モジュールでは、電池の性能及び寿命等を安定的に発現させるため、蓄電セルに対して拘束荷重を加える場合がある。
【0003】
拘束荷重を加える技術として、電池の積層方向に押圧するための加圧機構を設けることにより、蓄電セルの厚みが変化しても安定して拘束荷重を印加し、電池の性能等を発現できる蓄電モジュールが開示されている。また、拘束部材により蓄電モジュールを拘束された蓄電装置が開示されている(例えば、特許文献1~2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-82407号公報
特開2023-132776号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1~2では、蓄電セルでの体積変化に伴う拘束荷重の変動解消、蓄電モジュールの固定化には有効であるが、例えば、蓄電モジュール自体の落下、飛来物等の衝突などによって外力を受けた場合において電池性能を良好に保持する点では改善の余地がある。
【0006】
本開示は、上記に鑑みてなされたものである。本開示の一実施形態が解決しようとする課題は、外部からの衝撃(外力)を吸収して電池性能を保持する拘束構造及び電池構造体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
課題を解決するための具体的手段には、以下の態様が含まれる。
<1> 複数の蓄電セルが第1方向に積層された蓄電モジュールを第1方向から挟持する一対の挟持部材と、前記挟持部材に備えられ、第1方向と交差する方向から加わる外力を吸収する外力吸収部材と、を備えた拘束構造。
<2> 前記外力吸収部材は、第1方向と直交する第2方向において前記挟持部材の端面から内部へ延在し、かつ、第2方向に沿った断面が、前記端面から内部に向かって連続的又は階段状に細くなる形状である<1>に記載の拘束構造。
<3> 前記外力吸収部材は、第2方向に直交する断面の形状が、円形又は楕円形である<1>又は<2>に記載の拘束構造。
<4> 前記挟持部材は、少なくとも第2方向において中空部と仕切り壁とを交互に有し、前記仕切り壁は、前記中空部間を貫通し、かつ、前記外力吸収部材が挿入する孔を有する<1>~<3>のいずれか1つに記載の拘束構造。
<5> 第1方向に積層された複数の蓄電セルを含む蓄電モジュールと、<1>~<4>のいずれか1つに記載の拘束構造と、を備えた電池構造体。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一実施形態によれば、外部からの衝撃(外力)を吸収して電池性能を保持する拘束構造及び電池構造体が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本開示の電池構造体の一例を示す概略斜視図である。
図2は、図1のC-C線概略断面図である。
図3は、図2に示す電池構造体を平面視した際の外観を模式的に示す概略平面図である。
図4は、図2のA-A線概略断面図である。
図5は、図3のB-B線概略断面図である。
図6は、蓄電モジュールが台上から落下した際に外力吸収部材が機能しているところを説明するための概略説明図である。
図7は、図4のD-D線断面図であり、外力を孔の径方向に分散する様子を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本開示の電池構造体について説明し、該説明を通じて拘束構造についても詳細に説明することとする。なお、図面は、模式的に示したものであり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために適宜誇張している。
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

APB株式会社
二次電池
24日前
日東精工株式会社
端子部品
18日前
レナタ・アーゲー
電池
13日前
個人
鉄心用材料とその製造方法
3日前
株式会社クオルテック
空気電池
10日前
株式会社電知
組電池の製造方法
1か月前
株式会社メルビル
ステージ
5日前
株式会社コロナ
タッチ式操作装置
1か月前
ローム株式会社
半導体装置
25日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
3日前
太陽誘電株式会社
コイル部品
25日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
3日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
3日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
3日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
3日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1か月前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
19日前
豊田鉄工株式会社
コイル部品
12日前
三菱電機株式会社
漏電遮断器
17日前
三洲電線株式会社
撚線
17日前
中国電力株式会社
移動用変圧器
12日前
株式会社高田製作所
電源切替器
25日前
株式会社村田製作所
電池
25日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
26日前
住友電装株式会社
コネクタ
3日前
株式会社GSユアサ
極板積層装置
19日前
株式会社ダイヘン
ヒューズ
1か月前
エドワーズ株式会社
冷却システム
3日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
20日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
18日前
株式会社不二越
ソレノイド
1か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
26日前
住友電装株式会社
コネクタ
3日前
三菱電機株式会社
半導体装置
13日前
三菱電機株式会社
半導体装置
11日前
株式会社ニフコ
構造体
24日前
続きを見る