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公開番号
2025098268
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-01
出願番号
2025061331,2023207826
出願日
2025-04-02,2018-08-10
発明の名称
SiC半導体装置
出願人
ローム株式会社
代理人
弁理士法人あい特許事務所
主分類
H10D
8/60 20250101AFI20250624BHJP()
要約
【課題】粗面領域を有する側面を含むSiC半導体層において、導電接合材の濡れ拡がりを抑制できるSiC半導体装置を提供する。
【解決手段】SiC半導体装置1は、SiC半導体基板6(SiC基板)およびSiCエピタキシャル層7を含む積層構造を有し、SiCエピタキシャル層7側の第1主面3、SiC半導体基板6の第2主面4および側面5A~5Dを含むSiC半導体層2(SiCチップ)と、側面5A~5DのうちSiC半導体基板6からなる部分に形成された第1粗面領域20A~20Dと、側面5A~5DのうちSiCエピタキシャル層7からなる部分に形成された第2粗面領域20A~20Dと、側面5A~5DのうちSiC半導体基板6からなる部分に形成された滑面領域21A~21Dと、を含む。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
SiC基板およびSiCエピタキシャル層を含む積層構造を有し、前記SiCエピタキシャル層側の第1主面、前記SiC基板側の第2主面および側面を含むSiCチップと、
前記側面のうち前記SiC基板からなる部分に形成された第1粗面領域と、
前記側面のうち前記SiCエピタキシャル層からなる部分に形成された第2粗面領域と、
前記側面のうち前記SiC基板からなる部分に形成された滑面領域と、を含む、SiC半導体装置。
続きを表示(約 650 文字)
【請求項2】
前記第1主面は、SiC単結晶のシリコン面によって形成されている、請求項1に記載のSiC半導体装置。
【請求項3】
前記第1主面は、SiC単結晶のa軸方向に傾斜したオフ角を有している、請求項1または2に記載のSiC半導体装置。
【請求項4】
前記SiCエピタキシャル層は、前記SiC基板の不純物濃度とは異なる不純物濃度を有している、請求項1~3のいずれか一項に記載のSiC半導体装置。
【請求項5】
前記SiCエピタキシャル層は、前記SiC基板の厚さ未満の厚さを有している、請求項1~4のいずれか一項に記載のSiC半導体装置。
【請求項6】
前記第1主面を被覆する絶縁層をさらに含む、請求項1~5のいずれか一項に記載のSiC半導体装置。
【請求項7】
前記第1主面の上に配置された第1電極をさらに含む、請求項1~6のいずれか一項に記載のSiC半導体装置。
【請求項8】
前記第1電極は、前記側面から間隔を空けて前記第1主面の上に配置されている、請求項7に記載のSiC半導体装置。
【請求項9】
前記第1主面を被覆する樹脂層をさらに含む、請求項1~8のいずれか一項に記載のSiC半導体装置。
【請求項10】
前記樹脂層は、前記側面から間隔を空けて前記第1主面の上に配置されている、請求項9に記載のSiC半導体装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、SiC半導体装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、ステルスダイシング法と称されるSiC半導体ウエハの加工方法が注目されている。ステルスダイシング法では、SiC半導体ウエハにレーザ光が選択的に照射された後、レーザ光が照射された部分に沿ってSiC半導体ウエハが切断される。この方法によれば、ダイシングブレード等の切断部材を用いずに、比較的高い硬度を有するSiC半導体ウエハを切断できるので、製造時間を短縮できる。
【0003】
特許文献1は、ステルスダイシング法を利用したSiC半導体装置の製造方法を開示している。特許文献1の製造方法では、SiC半導体ウエハから切り出されたSiC半導体層の各側面の全域に、レーザ照射によって形成された複数列のレーザ照射痕からなる粗面領域が形成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-146878号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
SiC半導体装置は、半田等の導電接合材を介して接続対象物に実装される。リードフレーム、回路基板、電子部品等が、接続対象物として例示される。側面に粗面領域を有するSiC半導体層では、粗面領域で生じる毛細管現象によって導電接合材がSiC半導体層の側面に濡れ拡がる。
【0006】
SiC半導体層の側面の全域に粗面領域が形成された構造では、SiC半導体層の大部分が導電接合材によって被覆される虞がある。この場合、SiC半導体層において、ならびに/または、SiC半導体層および接続対象物の間において短絡が生じる虞がある。
【0007】
一実施形態は、粗面領域を有する側面を含むSiC半導体層において、導電接合材の濡れ拡がりを抑制できるSiC半導体装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
一実施形態は、SiC単結晶を含み、実装面、前記実装面の反対側の非実装面、ならびに、前記実装面および前記非実装面を接続し、粗面領域および前記粗面領域とは異なる領域に形成された滑面領域を含む側面を有するSiC半導体層を含む、SiC半導体装置を提供する。
【0009】
このSiC半導体装置によれば、粗面領域で生じる毛細管現象を滑面領域によって抑制できる。よって、SiC半導体層の側面において導電接合材の濡れ拡がりを抑制できる。
【0010】
一実施形態は、SiC半導体基板およびSiCエピタキシャル層を含む積層構造を有し、前記SiCエピタキシャル層からなる素子形成面を有するSiC半導体層と、前記SiC半導体層の側面において前記SiC半導体基板からなる部分に形成された第1粗面領域と、前記SiC半導体層の側面において前記SiC半導体基板からなる部分に形成された滑面領域と、を含む、SiC半導体装置を提供する。前記粗面領域が、前記側面のうち前記SiCエピタキシャル層からなる部分に形成された第2粗面領域をさらに含んでいてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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