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公開番号
2025099745
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023216647
出願日
2023-12-22
発明の名称
サーマルプリントヘッドおよびサーマルプリントヘッドの製造方法
出願人
ローム株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
B41J
2/335 20060101AFI20250626BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】耐久性が向上したサーマルプリントヘッドを提供する。
【解決手段】サーマルプリントヘッド100は、発熱部5を有する。サーマルプリントヘッド100は、第1保護膜4aと、第2保護膜4bと、を備える。第1保護膜4aは、発熱部5を覆う。第2保護膜4bは、第1保護膜4a上に形成されている。第1保護膜4aの平面視において、第2保護膜4bは発熱部5に重なっている。第2保護膜4bは、ダイヤモンド、窒化ホウ素、アルミナ、炭化珪素、タングステンカーバイド、およびチタンアルミナイドの少なくともいずれかを含む金属保護膜である。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
発熱部を有するサーマルプリントヘッドであって、
前記発熱部を覆う第1保護膜と、
前記第1保護膜上に形成された第2保護膜とを備え、
前記第1保護膜の平面視において、前記第2保護膜は前記発熱部に重なっており、
前記第2保護膜は、ダイヤモンド、窒化ホウ素、アルミナ、炭化珪素、タングステンカーバイド、およびチタンアルミナイドの少なくともいずれかを含む金属保護膜である、サーマルプリントヘッド。
続きを表示(約 920 文字)
【請求項2】
前記金属保護膜を構成する材料は、銀、金、パラジウム、ニッケル、銅、およびアルミニウムのいずれかを含む、請求項1に記載のサーマルプリントヘッド。
【請求項3】
前記第2保護膜におけるビッカース硬さは500HV以上である、請求項1または請求項2に記載のサーマルプリントヘッド。
【請求項4】
前記第2保護膜におけるビッカース硬さは1000HV以上である、請求項3に記載のサーマルプリントヘッド。
【請求項5】
前記第2保護膜は前記第1保護膜に直接的に接続されている、請求項1または請求項2に記載のサーマルプリントヘッド。
【請求項6】
発熱部を有するサーマルプリントヘッドの製造方法であって、
第1保護膜を形成する工程と、
第2保護膜を形成する工程とを備え、
前記第2保護膜を形成する工程において、
前記第2保護膜は、前記第1保護膜の平面視において前記発熱部に重なるように前記第1保護膜上に形成され、
前記第2保護膜はダイヤモンド、窒化ホウ素、アルミナ、炭化珪素、タングステンカーバイド、およびチタンアルミナイドの少なくともいずれかを含む金属保護膜である、サーマルプリントヘッドの製造方法。
【請求項7】
前記第2保護膜を形成する工程は、
前記第1保護膜の上に混合ペーストを塗布する工程と、
前記混合ペーストを焼成する工程とを含む、請求項6に記載のサーマルプリントヘッドの製造方法。
【請求項8】
前記混合ペーストは、銀、金、パラジウム、ニッケル、銅、およびアルミニウムのいずれかを含む金属ペーストと、ダイヤモンド、窒化ホウ素、アルミナ、炭化珪素、タングステンカーバイド、およびチタンアルミナイドの少なくともいずれかである高硬度フィラーとを含む、請求項7に記載のサーマルプリントヘッドの製造方法。
【請求項9】
前記混合ペーストは、アルミニウムを含む金属ペーストと、ダイヤモンドを含む高硬度ペーストとを含む、請求項7に記載のサーマルプリントヘッドの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、サーマルプリントヘッドおよびサーマルプリントヘッドの製造方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特開2022-78589号公報(特許文献1)は、発熱抵抗体を覆う保護層を有するサーマルプリントヘッドを開示している。保護層を構成する材料は、ガラスである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-78589号公報[概要] しかし、ガラスを材料とした保護層における耐久性は低く、サーマルプリントヘッドにおける耐久性は改善の余地がある。
【0004】
本開示の一態様によるサーマルプリントヘッドは、発熱部を有する。サーマルプリントヘッドは、第1保護膜と、第2保護膜と、を備える。第1保護膜は、発熱部を覆う。第2保護膜は、第1保護膜上に形成されている。第1保護膜の平面視において、第2保護膜は発熱部に重なっている。第2保護膜は、ダイヤモンド、窒化ホウ素、アルミナ、炭化珪素、タングステンカーバイド、およびチタンアルミナイドの少なくともいずれかを含む金属保護膜である。
【0005】
本開示の一態様によるサーマルプリントヘッドの製造方法は、第1保護膜を形成する工程と、第2保護膜を形成する工程とを備える。サーマルプリントヘッドは発熱部を有する。第2保護膜を形成する工程において、第2保護膜は、第1保護膜の平面視において発熱部に重なるように第1保護膜上に形成される。第2保護膜はダイヤモンド、窒化ホウ素、アルミナ、炭化珪素、タングステンカーバイド、およびチタンアルミナイドの少なくともいずれかを含む金属保護膜である。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、実施の形態1のサーマルプリントヘッドの概略平面図である。
図2は、図1の線分II-IIにおけるサーマルプリントヘッドの概略部分断面図である。
図3は、実施の形態1のサーマルプリントヘッドの製造方法におけるフローチャートである。
図4は、実施の形態1のサーマルプリントヘッドの製造方法における一工程を示す概略部分断面図である。
図5は、実施の形態1のサーマルプリントヘッドの製造方法における図4に示される工程の次工程を示す概略部分断面図である。
図6は、実施の形態1のサーマルプリントヘッドの製造方法における図5に示される工程の次工程を示す概略部分断面図である。
図7は、実施の形態1のサーマルプリントヘッドの製造方法における図6に示される工程の次工程を示す概略部分断面図である。
図8は、実施の形態1のサーマルプリントヘッドの製造方法における図7に示される工程の次工程を示す概略部分断面図である。
図9は、実施の形態1のサーマルプリントヘッドの製造方法における図8に示される工程の次工程を示す概略部分断面図である。[詳細な説明] 図面に基づいて本開示の実施の形態の詳細について説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰返さない。以下に記載する実施の形態の少なくとも一部の構成を任意に組み合わせてもよい。
【0007】
実施の形態1.
(サーマルプリントヘッドの構成)
図1は、実施の形態1のサーマルプリントヘッド100の概略平面図である。図2は、図1の線分II-IIにおけるサーマルプリントヘッド100の概略部分断面図である。なお、図1において、第1保護膜4aおよび第2保護膜4bの図示は省略してある。
【0008】
図1および図2に示されたサーマルプリントヘッド100は、絶縁基板1と、グレーズ層20と、配線層30と、発熱部5と、第1保護膜4aと、第2保護膜4bとを備えている。
【0009】
図2に示されているように、絶縁基板1は、第1面10aと、第2面10bとを有している。第1面10aおよび第2面10bは、絶縁基板1の厚さ方向における端面である。第2面10bは、第1面10aの反対側の面である。第1面10aの平面視における絶縁基板1の形状は、例えば矩形状である。第1面10aに対して垂直な方向をz方向とする。z方向に対して垂直な方向をx方向とする。x方向およびz方向に対して垂直な方向をy方向とする。平面視とは、第1面10aのz方向に沿って第1面10a側から見た場合を言う。x方向は、平面視における絶縁基板1の長手方向に対応している。後述するように、x方向は、発熱部5が延在する方向である。y方向は、平面視における絶縁基板1の短手方向に対応している。
【0010】
絶縁基板1は、第1側面10cと、第2側面10dとを有している。第1側面10cおよび第2側面10dの各々は、第1面10aと第2面10bとを接続する面である。第2側面10dは、第1側面10cの反対側における面である。
(【0011】以降は省略されています)
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