TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025100870
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2025071459,2022541426
出願日2025-04-23,2021-07-20
発明の名称半導体装置
出願人ローム株式会社
代理人個人,個人
主分類H01L 25/07 20060101AFI20250626BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】 より大きな電流に対応しつつ、装置の製造効率の向上を図ることが可能な半導体装置を提供する。
【解決手段】 半導体装置A20は、第1導電板11、第2導電板12、複数の半導体素子20および導電部材(第1導電部材31)を備える。前記導電部材は、本体部311、複数の第1接合部312、第2接合部314、第1連結部313および第2連結部315を有する。複数の第1接合部312の各々は、厚さ方向に視て複数の半導体素子20のいずれかの電極(第2電極212)に重なる重複領域を含む。複数の半導体素子20は、第2方向yに沿って配列されている。本体部311は、第2方向yに沿って延びている。第1連結部313は、第2方向yにおいて互いに離れた複数の連結領域313Aを含む。複数の連結領域313Aは、複数の第1接合部312に対して個別につながっている。
【選択図】 図25
特許請求の範囲【請求項1】
厚さ方向を向く第1主面を有する第1導電板と、
前記厚さ方向において前記第1主面と同じ側を向く第2主面を有するとともに、前記厚さ方向に対して直交する第1方向において前記第1導電板から離れた第2導電板と、
各々が前記厚さ方向において前記第1主面が向く側に設けられた電極を有するとともに、前記第1主面に接合された複数の半導体素子と、
前記複数の半導体素子の前記電極と、前記第2主面と、の各々に電気的に接合された導電部材と、を備え、
前記導電部材は、本体部と、前記複数の半導体素子の各々の前記電極に対して個別かつ電気的に接合された複数の第1接合部と、前記第2主面に電気的に接合された第2接合部と、前記本体部、および前記複数の第1接合部をつなぐ第1連結部と、前記本体部および前記第2接合部をつなぐ第2連結部と、を有し、
前記複数の第1接合部の各々は、前記厚さ方向に視て前記複数の半導体素子のいずれかの前記電極に重なる重複領域を含み、
前記複数の半導体素子は、前記厚さ方向および前記第1方向の各々に対して直交する第2方向に沿って配列されており、
前記本体部は、前記第2方向に沿って延びており、
前記第1連結部は、前記第2方向において互いに離れた複数の連結領域を含み、
前記複数の連結領域は、前記複数の第1接合部に対して個別につながっている、半導体装置。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
前記厚さ方向に視て、前記重複領域の面積は、前記複数の半導体素子の各々の前記電極の面積の70%以上である、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記厚さ方向に視て、前記本体部の少なくとも一部が前記第1主面に重なっている、請求項1または2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記第2方向に視て、前記複数の連結領域の各々は、前記複数の第1接合部のいずれかから前記本体部に向かうほど、前記第1主面から離れる向きに傾斜している、請求項1ないし3のいずれかに記載の半導体装置。
【請求項5】
前記第2方向に視て、前記複数の第1接合部の各々に対して当該第1接合部につながる複数の連結領域のいずれかがなす鋭角の大きさは、30°以上60°以下である、請求項1ないし4のいずれかに記載の半導体装置。
【請求項6】
導電性を有するとともに、前記複数の第1接合部と、前記複数の半導体素子の各々の前記電極と、を個別かつ電気的に接合する複数の第1接合層をさらに備え、
前記厚さ方向に視て、前記複数の第1接合層の各々は、前記複数の第1接合部のいずれかの前記重複領域よりも外方にはみ出した部分を含む、請求項1ないし5のいずれかに記載の半導体装置。
【請求項7】
前記複数の第1接合層の各々は、錫を含有する、請求項6に記載の半導体装置。
【請求項8】
前記複数の第1接合部の各々の厚さは、当該第1接合部に接する前記複数の第1接合層のいずれかの最大厚さの2倍以下である、請求項6または7に記載の半導体装置。
【請求項9】
前記複数の第1接合層の各々の最大厚さは、100μm以上である、請求項8に記載の半導体装置。
【請求項10】
導電性を有するとともに、前記第2接合部と前記第2主面とを電気的に接合する第2接合層をさらに備え、
前記第2接合層は、前記複数の第1接合層と同一の材料からなる、請求項6ないし9のいずれかに記載の半導体装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、スイッチング素子などの複数の半導体素子が搭載された半導体装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
電気信号に基づき電流を変換するという、複数のスイッチング素子が搭載された半導体装置が広く知られている。このような半導体装置は、たとえばインバータといった電力変換回路に使用されている。特許文献1には、複数のスイッチング素子が搭載された半導体装置の一例が開示されている。当該半導体装置は、第1金属パターンに接合された複数のスイッチング素子(半導体チップ)を備える。複数のスイッチング素子の各々は、下面電極および上面電極を有する。下面電極は、第1金属パターンに電気的に接合されている。上面電極には、複数のワイヤの各々の一端が電気的に接合されている。当該複数のワイヤの各々の他端は、第1金属パターンの隣に位置する第2金属パターンに電気的に接合されている。
【0003】
特許文献1に開示されている半導体装置は、複数のスイッチング素子と、第2金属パターンとの導通が複数のワイヤでなされている。このため、当該半導体装置は、より大きな電流を流すことに不向きな構成である。さらに、複数のワイヤの各々は、複数のスイッチング素子の上面電極と、第2金属パターンとに対して個別に接合される。このため、複数のワイヤの接合に時間を要するため、当該半導体装置の製造効率の低下を招く要因となっている。したがって、これらについての改善が望まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-72421号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は上記事情に鑑み、より大きな電流に対応しつつ、装置の製造効率の向上を図ることが可能な半導体装置を提供することをその一の課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示によって提供される半導体装置は、厚さ方向を向く第1主面を有する第1導電板と、前記厚さ方向において前記第1主面と同じ側を向く第2主面を有するとともに、前記厚さ方向に対して直交する第1方向において前記第1導電板から離れた第2導電板と、各々が前記厚さ方向において前記第1主面が向く側に設けられた電極を有するとともに、前記第1主面に接合された複数の半導体素子と、前記複数の半導体素子の前記電極と、前記第2主面と、の各々に電気的に接合された導電部材とを備える。前記導電部材は、本体部と、前記複数の半導体素子の各々の前記電極に対して個別かつ電気的に接合された複数の第1接合部と、前記第2主面に電気的に接合された第2接合部と、前記本体部、および前記複数の第1接合部をつなぐ第1連結部と、前記本体部および前記第2接合部をつなぐ第2連結部とを有する。前記複数の第1接合部の各々は、前記厚さ方向に視て前記複数の半導体素子のいずれかの前記電極に重なる重複領域を含む。前記複数の半導体素子は、前記厚さ方向および前記第1方向の各々に対して直交する第2方向に沿って配列されている。前記本体部は、前記第2方向に沿って延びている。前記第1連結部は、前記第2方向において互いに離れた複数の連結領域を含む。前記複数の連結領域は、前記複数の第1接合部に対して個別につながっている。
【発明の効果】
【0007】
本開示にかかる半導体装置によれば、より大きな電流に対応しつつ、当該装置の製造効率の向上を図ることが可能となる。
【0008】
本開示のその他の特徴および利点は、添付図面に基づき以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の第1実施形態にかかる半導体装置の斜視図である。
図1に示す半導体装置の平面図である。
図2に対応する平面図であり、封止樹脂を透過している。
図1に示す半導体装置の底面図である。
図1に示す半導体装置の正面図である。
図1に示す半導体装置の右側面図である。
図3のVII-VII線に沿う断面図である。
図3のVIII-VIII線に沿う断面図である。
図3のIX-IX線に沿う断面図である。
図3のX-X線に沿う断面図である。
図3のXI-XI線に沿う断面図である。
図1に示す半導体装置の第1導電部材の平面図である。
図1に示す半導体装置の第2導電部材の平面図である。
図3の部分拡大図である。
図7の部分拡大図である。
図3の部分拡大図である。
図8の部分拡大図である。
図7の部分拡大図である。
本開示の第2実施形態にかかる半導体装置の斜視図である。
図19に対応する斜視図であり、封止樹脂の図示を省略している。
図19に対応する斜視図であり、封止樹脂および第2導電部材の図示を省略している。
図19に示す半導体装置の平面図である。
図22に対応する平面図であり、封止樹脂を透過している。
図23の部分拡大図である。
図22に対応する平面図であり、封止樹脂および第2導電部材の図示を省略している。
図25の部分拡大図である。
図19に示す半導体装置の右側面図である。
図19に示す半導体装置の底面図である。
図19に示す半導体装置の背面図である。
図19に示す半導体装置の正面図である。
図23のXXXI-XXXI線に沿う断面図である。
図23のXXXII-XXXII線に沿う断面図である。
図32の部分拡大図である。
図23のXXXIV-XXXIV線に沿う断面図である。
図23のXXXV-XXXV線に沿う断面図である。
図23のXXXVI-XXXVI線に沿う断面図である。
図19に示す半導体装置の回路図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示を実施するための形態について、添付図面に基づいて説明する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

ローム株式会社
半導体装置
2日前
ローム株式会社
半導体装置
2日前
ローム株式会社
半導体発光装置
2日前
ローム株式会社
半導体スイッチ
9日前
ローム株式会社
半導体スイッチ
9日前
ローム株式会社
半導体発光装置
2日前
ローム株式会社
ワイヤレス送信機
3日前
ローム株式会社
半導体集積回路装置
3日前
ローム株式会社
アンプ及びモータ装置
9日前
ローム株式会社
スイッチング電源装置
3日前
ローム株式会社
半導体装置および車両
3日前
ローム株式会社
半導体素子および光学センサ
9日前
ローム株式会社
半導体装置及びその製造方法
3日前
ローム株式会社
半導体装置および表示システム
2日前
ローム株式会社
半導体装置および表示システム
2日前
ローム株式会社
容量性素子およびその製造方法
9日前
ローム株式会社
半導体装置、および通信システム
3日前
ローム株式会社
センサ装置の製造方法及びセンサ装置
2日前
ローム株式会社
遅延回路、制御装置及び駆動システム
9日前
ローム株式会社
半導体装置および半導体装置の製造方法
3日前
ローム株式会社
異常度生成装置、プログラム、および異常度生成方法
2日前
ローム株式会社
窒化物半導体装置および窒化物半導体装置の製造方法
10日前
ローム株式会社
差動増幅器、デジタルアナログ変換回路及び表示ドライバ
2日前
ローム株式会社
検知回路、半導体集積回路装置、検知システム、及び車両
9日前
ローム株式会社
半導体装置
9日前
ローム株式会社
半導体装置
9日前
ローム株式会社
半導体装置
9日前
ローム株式会社
半導体装置
1日前
ローム株式会社
半導体装置
2日前
ローム株式会社
半導体装置
2日前
ローム株式会社
半導体装置
2日前
ローム株式会社
半導体装置
2日前
ローム株式会社
SiC半導体装置
4日前
ローム株式会社
シミュレーション装置、プログラム、およびシミュレーション方法
2日前
ローム株式会社
サーマルプリントヘッドおよびサーマルプリントヘッドの製造方法
2日前
ローム株式会社
シミュレーション装置、プログラム、およびシミュレーション方法
2日前
続きを見る