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公開番号
2025099307
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023215868
出願日
2023-12-21
発明の名称
保持具及び電力ケーブルの接続方法
出願人
古河電気工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H02G
1/14 20060101AFI20250626BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】電力ケーブルの接続作業の負担低減を図る。
【解決手段】電力ケーブル90,90の導体接続部91に収縮状態で被覆装着される絶縁筒80の中心孔81に予め挿入され、当該中心孔81を拡径保持する拡径保持用筒体70の除去作業において、当該拡径保持用筒体70を保持する保持部材20を有する保持具10であって、保持部材20は、拡径保持用筒体70の軸方向の端部の軸方向の移動を抑える端部保持部22と、端部保持部22の軸方向の移動を抑制するために支える支承部40とを有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
電力ケーブルの導体接続部に収縮状態で被覆装着される絶縁筒の中心孔に予め挿入され、当該中心孔を拡径保持する拡径保持用筒体の除去作業において、当該拡径保持用筒体を保持する保持部材を有する保持具であって、
前記保持部材は、
前記拡径保持用筒体の軸方向の端部の軸方向の移動を抑える端部保持部と、
前記端部保持部の軸方向の移動を抑制するために支える支承部と、
を有することを特徴とする保持具。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
前記端部保持部は、前記拡径保持用筒体の軸方向の端部の周方向における半分以上の範囲を保持することを特徴とする請求項1に記載の保持具。
【請求項3】
前記端部保持部は、前記拡径保持用筒体の軸方向の端部の周方向における半分以上の範囲が挿入可能な凹溝を有する構造であることを特徴とする請求項2に記載の保持具。
【請求項4】
前記端部保持部は、前記拡径保持用筒体の軸方向の端部を前記拡径保持用筒体の径方向から挟持する構造であることを特徴とする請求項1に記載の保持具。
【請求項5】
前記絶縁筒を配置する受け台を有し、
前記保持部材は、前記受け台に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の保持具。
【請求項6】
前記支承部は、前記保持部材を手で支える把手であることを特徴とする請求項1に記載の保持具。
【請求項7】
前記把手は、前記端部保持部から前記拡径保持用筒体の径方向外側に延出されていることを特徴とする請求項6に記載の保持具。
【請求項8】
一方の電力ケーブルの接続端部を前記絶縁筒の中心孔に挿入された前記拡径保持用筒体に通した状態で、もう一方の電力ケーブルの接続端部と接続して導体接続部を形成し、
請求項1に記載の保持具によって、前記拡径保持用筒体の軸方向の端部を当該軸方向の移動を抑えるために保持し、
前記拡径保持用筒体の除去作業を行うことを特徴とする電力ケーブルの接続方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電力ケーブルの導体接続部に被覆装着される絶縁筒の中心孔に挿入された拡径保持用筒体の保持具及び電力ケーブルの接続方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、電力ケーブル同士の接続の際には、それぞれの電力ケーブルの接続端部の絶縁層を除去して導体を露出させると共に、導体同士を突き合せた状態で電気的に接続し、導体接続部を中心孔に挿入した状態で絶縁材料からなる絶縁筒で被覆していた。
絶縁筒は、高い収縮性を有する常温収縮チューブが使用され、その収縮力によって中心孔の内側の導体接続部に隙間なく密着させることが可能であった。
【0003】
上記収縮式の絶縁筒は、電力ケーブルの導体同士を接続する前に、予め、一方の電力ケーブルを通しておき、導体同士の接続後、導体接続部を被覆可能な位置に移動させる必要があった。
このため、作業性の向上を図るために、電力ケーブルの外径よりも内径が大きなスパイラルコアを絶縁筒の中心孔に予め挿入して当該中心孔を拡径保持していた。スパイラルコアは、紐状体を螺旋に巻いて筒状に一体化した筒状体であり、導体接続部を被覆可能な位置に絶縁筒を配置してから、スパイラルコアの紐状体を一端部から解きながら除去することにより、絶縁筒を一端から収縮させていた(例えば、特許文献1,2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-61416号公報
特開2002-27627号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、高圧の電力ケーブル同士の接続部にもスパイラルコアが挿入された常温収縮チューブからなる絶縁筒が利用されている。
高圧の電力ケーブルは、その外径が大きく、高い絶縁性を要求されることから、絶縁筒も外径が大きなものが使用される。
しかしながら、外径が大きな絶縁筒は、その収縮力が非常に大きくなることから、スパイラルコアを除去する作業において、その残り長さが短くなると、絶縁筒の端部から勢いよく飛び出してしまう場合があった。
このため、絶縁筒や電力ケーブル、スパイラルコアを、作業者が手でしっかり押さえて作業を行う必要があり、作業負担が大きくなっていた。
【0006】
本発明は、電力ケーブルの接続作業の負担低減を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の問題を解決するために、本発明は、
電力ケーブルの導体接続部に収縮状態で被覆装着される絶縁筒の中心孔に予め挿入され、当該中心孔を拡径保持する拡径保持用筒体の除去作業において、当該拡径保持用筒体を保持する保持部材を有する保持具であって、
前記保持部材は、
前記拡径保持用筒体の軸方向の端部の軸方向の移動を抑える端部保持部と、
前記端部保持部の軸方向の移動を抑制するために支える支承部と、
を有することを特徴とする。
【0008】
上記の問題を解決するために、他の本発明は、電力ケーブルの接続方法であって、
一方の電力ケーブルの接続端部を前記絶縁筒の中心孔に挿入された前記拡径保持用筒体に通した状態で、もう一方の電力ケーブルの接続端部と接続して導体接続部を形成し、
上記記載の保持具によって、前記拡径保持用筒体の軸方向の端部を当該軸方向の移動を抑えるために保持し、
前記拡径保持用筒体の除去作業を行うことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、電力ケーブルの接続作業の負担低減を図ることができ、絶縁筒の端部からのスパイラルコアの飛び出しを抑制して、作業の安全性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
電力ケーブルの導体接続部を被覆するために絶縁筒を配置した状態を示した断面図である。
保持具を使用しないで常温収縮チューブを電力ケーブルの導体接続部に取り付ける作業を順番に示した説明図であって、図2(A)は常温収縮チューブの位置を導体接続部に合わせた状態、図2(B)は拡径保持用筒体の解体を開始した状態、図2(C)は拡径保持用筒体の除去が完了した状態を示す。
第1実施形態の保持具によって絶縁筒及びスパイラルコアが保持された状態を示す側面図である。
受け台を軸方向の一方である保持部材側から見た正面図である。
図4におけるV-V線に沿った受け台の断面図である。
保持部材の正面図である。
図6のW-W線に沿った保持部材の断面図である。
保持具を使用した電力ケーブルの接続方法を示すフローチャートである。
第2実施形態の保持部材の正面図である。
保持部材の側面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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