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公開番号2025099922
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023216916
出願日2023-12-22
発明の名称運行管理システム、運行管理装置、運行管理方法および運行管理プログラム
出願人三菱電機株式会社
代理人個人
主分類B61L 27/16 20220101AFI20250626BHJP(鉄道)
要約【課題】省エネルギー化を図ることができる運行管理システムを得ること。
【解決手段】運行管理システム101は、列車100の運行情報データが記憶される運行情報記憶部11を有する運行情報サーバ1と、運行情報記憶部11に記憶された運行情報データに基づいて、列車100が消費する電力量をシミュレーションする消費電力予測部2と、消費電力予測部2のシミュレーション結果と、運行情報記憶部11に記憶された運行情報データとに基づいて、列車100の走行指示を生成する走行指示部3と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
列車の運行情報データが記憶される運行情報記憶部を有する運行情報サーバと、
前記運行情報記憶部に記憶された前記運行情報データに基づいて、前記列車が消費する電力量をシミュレーションする消費電力予測部と、
前記消費電力予測部のシミュレーション結果と、前記運行情報記憶部に記憶された運行情報データとに基づいて、前記列車の走行指示を生成する走行指示部と、を備える、
ことを特徴とする運行管理システム。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
前記消費電力予測部は、前記走行指示部が生成した走行指示によって前記列車が消費する電力量をシミュレーションし、
前記走行指示部は、前記消費電力予測部のシミュレーション結果が規定の消費電力量を超える場合に、前記消費電力予測部のシミュレーション結果と、前記運行情報データとに基づいて、前記走行指示を修正し、
前記消費電力予測部は、前記走行指示部が修正した走行指示に基づいて前記列車が消費する電力量をシミュレーションする、
ことを特徴とする請求項1に記載の運行管理システム。
【請求項3】
前記走行指示部によって修正された走行指示を受けた列車の消費電力量が規定の消費電力量を超える場合に、前記運行情報記憶部に記憶された運行情報データに基づいて、予め設定された前記列車の実施実行ダイヤを調整するダイヤ調整部を、更に備え、
前記走行指示部は、前記ダイヤ調整部が調整した実施実行ダイヤに基づいて、前記走行指示を修正し、
前記消費電力予測部は、前記走行指示部が前記実施実行ダイヤを基に修正した走行指示に基づいて前記列車が消費する電力量を再度シミュレーションする、
ことを特徴とする請求項2に記載の運行管理システム。
【請求項4】
列車の運行情報データが記憶される運行情報記憶部を有する運行情報サーバと、
前記運行情報記憶部に記憶された前記運行情報データに基づいて、前記列車が消費する電力量をシミュレーションする消費電力予測部と、
前記消費電力予測部のシミュレーション結果と、前記運行情報記憶部に記憶された運行情報データとに基づいて、前記列車の走行指示を生成する走行指示部と、
列車、変電所及び外部設備がき電線で接続されたき電ネットワークに、電力供給の指示を行うき電サーバと、を備える、
ことを特徴とする運行管理システム。
【請求項5】
前記消費電力予測部は、前記走行指示部が生成した走行指示によって前記列車が消費する電力量をシミュレーションし、
前記走行指示部は、前記消費電力予測部のシミュレーション結果が規定の消費電力量を超える場合に、前記消費電力予測部のシミュレーション結果と、前記運行情報データとに基づいて、前記走行指示を修正し、
前記消費電力予測部は、前記走行指示部が修正した走行指示に基づいて前記列車が消費する電力量をシミュレーションする、
ことを特徴とする請求項4に記載の運行管理システム。
【請求項6】
前記消費電力予測部は、前記走行指示部によって修正された走行指示を受けた列車の消費電力量が規定の消費電力量を超える場合に、前記外部設備の余剰電力を使用した場合の前記走行指示における消費電力量をシミュレーションし、
前記き電サーバは、前記消費電力予測部のシミュレーション結果に基づき、前記外部設備に対し、電力が不足している変電所へ余剰電力を供給するように指示する、
ことを特徴とする請求項5に記載の運行管理システム。
【請求項7】
前記消費電力予測部が前記外部設備の余剰電力を使用した場合の消費電力量をシミュレーションした結果、前記走行指示部が生成した前記走行指示において、前記列車の消費電力量が規定の消費電力量を超える場合、前記運行情報記憶部に記憶された運行情報データに基づいて、予め設定された前記列車の実施実行ダイヤを調整するダイヤ調整部を、更に備え、
前記走行指示部は、前記ダイヤ調整部が調整した実施実行ダイヤに基づいて、前記走行指示を修正し、
前記消費電力予測部は、前記走行指示部が前記実施実行ダイヤを基に修正した走行指示に基づいて前記列車が消費する電力量をシミュレーションする、
ことを特徴とする請求項6に記載の運行管理システム。
【請求項8】
前記走行指示部は、回生ブレーキのタイミングを示し、合わせて該回生ブレーキによって発生した回生電力を前記外部設備に供給する走行指示を生成する、
ことを特徴とする請求項4から7のいずれか一項に記載の運行管理システム。
【請求項9】
前記走行指示部は、複数の列車からなるグループを抽出し、グループ内の列車のうちいずれかの列車には加速のタイミングを示す走行指示を生成し、その他の列車には回生ブレーキのタイミングを示し、合わせて該回生ブレーキによって発生した回生電力を加速させる列車に供給するための走行指示を生成する、
ことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の運行管理システム。
【請求項10】
前記走行指示部は、線路上で停車している列車と同じ進路を走行する1つ後続の列車に減速のタイミングを示す走行指示を生成する、
ことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の運行管理システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、鉄道における列車の運行を管理する運行管理システム、運行管理装置、運行管理方法および運行管理プログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、鉄道における列車の消費電力量を低減させて、省エネルギー化を図ることを目的とした運行管理システムが知られている。例えば特許文献1に開示された運行管理装置は、各車両の駅停車時間及び出発間隔のうち少なくとも一方を調整値として設定し、シミュレーションを行って調整値の最適値を求めることで、最適な運行ダイヤを得る構成である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-156232号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示された運行管理装置は、予め設定した最適な運行ダイヤにしたがって列車を運行させる構成なので、実際に運行した列車が設定した運行ダイヤに従って運行できないと、省エネルギーの効果が十分でない可能性がある。
【0005】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、省エネルギー化を図ることができる運行管理システムを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示にかかる運行管理システムは、列車の運行情報データが記憶される運行情報記憶部を有する運行情報サーバと、運行情報記憶部に記憶された運行情報データに基づいて、列車が消費する電力量をシミュレーションする消費電力予測部と、消費電力予測部のシミュレーション結果と、運行情報記憶部に記憶された運行情報データとに基づいて、列車の走行指示を生成する走行指示部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示にかかる運行管理システムによれば、省エネルギー化を図ることができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1にかかる運行管理システムを示す構成図
実施の形態1にかかる運行管理システムの処理手順を示すフローチャート
実施の形態1にかかる運行管理システムが有する走行指示部において、加速させる列車と減速させる列車とを組み合わせた複数の列車からなるグループを抽出する処理手順を示すフローチャート
実施の形態1にかかる運行管理システムが有する走行指示部において、次駅を延発させる列車を抽出する処理手順を示すフローチャート
実施の形態1にかかる運行管理システムが有する消費電力予測部の処理手順を示すフローチャート
実施の形態2にかかる運行管理システムの処理手順を示すフローチャート
実施の形態2にかかる運行管理システムが有する消費電力予測部の処理手順を示すフローチャート
実施の形態3にかかる運行管理システムを示す構成図
実施の形態3にかかる運行管理システムの処理手順を示すフローチャート
実施の形態3にかかる運行管理システムが有するダイヤ調整部の処理手順を示すフローチャート
実施の形態4にかかる運行管理システムの処理手順を示すフローチャート
実施の形態にかかる運行管理システムを実現するコンピュータシステムの構成例を示す説明図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施の形態にかかる運行管理システム、運行管理装置、運行管理方法および運行管理プログラムを図面に基づいて詳細に説明する。
【0010】
実施の形態1.
図1は、実施の形態1にかかる運行管理システムを示す構成図である。本実施の形態1にかかる運行管理システム101は、鉄道における複数の列車100の運行を管理する。図1に示すように、本実施の形態1にかかる運行管理システム101は、運行情報サーバ1と、消費電力予測部2と、走行指示部3と、き電サーバ4と、を備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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